基本情報
- 所属
- 自治医科大学 分子病態治療研究センター 領域融合治療研究部 准教授
- 学位
- 医学博士(自治医科大学)
- J-GLOBAL ID
- 201401084114006952
- researchmap会員ID
- B000237863
- 外部リンク
研究キーワード
5研究分野
1経歴
6-
2014年5月 - 現在
-
2011年10月 - 現在
-
2007年10月
-
2005年9月
-
2002年10月
委員歴
4-
2021年5月
-
2020年5月
-
2018年
-
2017年10月
受賞
19論文
90-
PLOS ONE 19(9) e0309533-e0309533 2024年9月30日Adult T-cell leukemia/lymphoma (ATL) develops from the infection of T cells with human T lymphotropic virus type 1 (HTLV-1). There are an estimated 5–20 million HTLV-1 carriers worldwide and the patients are frequently observed in subtropical Africa, the Caribbean, Middle East, South America, and South West Japan. The prognosis of ATL remains dismal due to rapid acquired resistance to treatment with cytotoxic chemotherapeutic agents. In particular, the development of novel therapies for relapsed or refractory (R/R) ATL is an unmet need. Previous clinical trials revealed that bendamustine (BDM) was effective as the first-line treatment for indolent lymphoma and R/R cases of diffuse large B-cell lymphoma. Its major advantage is that it has few side effects such as hair loss and peripheral neuropathy, and does not impair the quality of life. However, its efficacy has not been verified for ATL in pre-clinical or clinical studies. In this study, we have shown the cytotoxicity of BDM alone and in combination with novel agents including the histone deacetylase (HDAC) inhibitor tucidinostat, the enhancer of zeste homolog 1/2 (EZH1/2) dual inhibitor valemetostat, and the Bcl2 family inhibitor ABT-737. The combined in vitro effects of BDM and tucidinostat were reproduced in a murine model without any obvious hematological toxicity. Our present results suggest that the combination of tucidinostat and BDM could additively prolong the survival of patients with R/R progressive ATL. The efficacy and safety of this combination are thus worthy of investigation in clinical settings.
-
Haematologica 2024年6月13日Not available.
MISC
49-
臨床血液 61(7) 832-841 2020年7月多発性骨髄腫の薬剤耐性獲得における骨髄微小環境の役割と機序の解明は重要な課題である。筆者らはストローマ細胞との接着時,転写抑制に働くヒストン修飾であるヒストンH3の27番目のリジンのトリメチル化抑制が耐性獲得の鍵となることを明らかにした。メチル化抑制はメチル化酵素EZH2のリン酸化を介した活性抑制によるものであった。下流ではアポトーシス抑制分子に加えて,細菌由来のリポ多糖(LPS)を認識するToll様受容体CD180の発現亢進が見られた。LPSはストローマ細胞との接着かつ低酸素下におけるCD180発現亢進に応じて増殖促進に働いた。また,CD180遺伝子が転写因子Ikarosにより転写活性化されること,lenalidomideがCD180発現抑制を介してLPSによる増殖を抑制することを明らかにした。LenalidomideにはCD180発現抑制により感染をきっかけとした病態悪化の予防を介した生存期間延長効果が示唆される。(著者抄録)
-
カレントテラピー 38(6) 514-521 2020年6月多発性骨髄腫はB細胞系列の最終分化段階にあるpost-germinal center B-cellを発生母地とし、14q転座ないし染色体高二倍体化をドライバー変異として発症する。これらの変異によって発生した骨髄腫幹細胞が骨髄微小環境とのクロストークによって多様なサブクローンを産生し、初期段階から複雑な階層構造を取る。骨髄腫細胞、特に幹細胞画分はニッチとの相互作用によってdormancyや抗がん剤抵抗性を獲得している。VLA-4を介する細胞接着によって活性化されたPI3K-AKTがヒストンメチル化酵素EZH2を不活化し、Bcl-2・IGF-1・HIF-1αなどを脱抑制して薬剤耐性を賦与する。またEZH2の下流にはIKZF1があり、未分化骨髄腫細胞のIMiDs高感受性を良く説明する。さらにIKZF1はCD38やSLAMF7の発現も制御しており、治療戦略を立てる際の重要なファクターとなる。(著者抄録)
講演・口頭発表等
45-
Multiple Myeloma Expert Conference (ヤンセンファーマ招待講演) 2022年11月8日 招待有り
共同研究・競争的資金等の研究課題
34-
中外創薬科学財団 特別研究助成金 2022年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2023年3月
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日本医療研究開発機構(AMED) 橋渡し研究戦略的推進プログラムシーズ A 2021年7月 - 2023年3月
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日本学術振興会 科学研究費補助金基盤研究C 2017年4月 - 2020年3月
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テルモ生命科学振興財団 研究開発助成金 2020年
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高松宮妃癌研究基金 研究助成金 2020年
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武田科学振興財団 ビジョナリーリサーチ 研究助成 2020年
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日本医療研究開発機構(AMED) 橋渡し研究戦略的推進プログラムシーズ A 2018年
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骨髄腫患者の会 骨髄腫患者の会研究助成 2018年
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がんの子どもを守る会 研究助成 2018年
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がんの子どもを守る会 研究助成 2017年
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文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 2014年 - 2016年
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理化学研究所 創薬・医療技術基盤プログラム 2016年
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ノバルティスファーマ 研究助成 2016年
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先進医薬研究振興財団 血液医学研究助成 2016年
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母子健康協会 小児医学研究助成 2016年
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日本白血病研究基金 一般研究賞 2016年
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2011年4月 - 2015年3月
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三井生命厚生事業団 医学研究助成特別助成 2014年
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文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 2011年 - 2013年
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武田科学振興財団 医学系研究奨励継続助成 2013年
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安田記念医学財団 癌研究助成 2013年
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科学技術振興機構 研究成果最適展開支援プログラムA-STEP探索タイプ 2013年
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三井生命厚生事業団 医学研究助成 2012年
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大阪癌研究会 研究助成 2012年
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科学技術振興機構 研究成果最適展開支援プログラムA-STEP探索タイプ 2012年
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武田科学振興財団 医学系研究奨励 2011年
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加納基金 研究助成 2011年
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文部科学省 科学研究費補助金(萌芽研究, 挑戦的萌芽研究) 2008年 - 2010年
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日本白血病研究基金 クレディセゾン賞 2010年
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金原一郎記念医学医療 振興財団 研究助成 2008年
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2006年 - 2007年
-
黒住医学研究振興財団 研究助成金 2007年
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自治医科大学 医学部 研究奨励金 2006年