医学部 眼科学講座

蕪城 俊克

カブラキ トシカツ  (Toshikatsu Kaburaki)

基本情報

所属
自治医科大学 医学部総合医学第2講座 /眼科学 教授
学位
医学博士(東京大学大学院医学系研究科)

J-GLOBAL ID
200901008552020749
researchmap会員ID
5000090388

学歴

 3

受賞

 1

論文

 152
  • 鈴木 佳代, 南場 研一, 金子 優, 大黒 伸行, 竹内 正樹, 伊東 崇子, 永田 健児, 臼井 嘉彦, 蕪城 俊克, 田中 理恵, 柳井 亮二, 楠原 仙太郎, 慶野 博, 丸山 和一, 竹内 大, 若年性慢性虹彩毛様体炎研究グループ
    日本眼科学会雑誌 128(臨増) 208-208 2024年3月  
  • Yoshiaki Tanaka, Rina Takagi, Shingen Mitou, Machiko Shimmura, Tetsuya Hasegawa, Jota Amarume, Masami Shinohara, Yasushi Kageyama, Tomohiko Sasase, Takeshi Ohta, Shin-Ichi Muramatsu, Akihiro Kakehashi, Toshikatsu Kaburaki
    Biological & pharmaceutical bulletin 2024年3月1日  
    Diabetic retinopathy (DR) can cause visual impairment and blindness, and the increasing global prevalence of diabetes underscores the need for effective therapies to prevent and treat DR. Therefore, this study aimed to evaluate the protective effect of pemafibrate treatment against DR, using a Spontaneously Diabetic Torii (SDT) fatty rat model of obese type 2 diabetes. SDT fatty rats were fed either a diet supplemented with pemafibrate (0.3 mg/kg/day) for 16 weeks, starting at 8 weeks of age (Pf SDT fatty: study group), or normal chow (SDT fatty: controls). Normal chow was provided to Sprague-Dawley (SD) rats (SD: normal controls). Electroretinography (ERG) was performed at 8 and 24 weeks of age to evaluate the retinal neural function. After sacrifice, retinal thickness, number of retinal folds, and choroidal thickness were evaluated, and immunostaining was performed for aquaporin-4 (AQP4). No significant differences were noted in food consumption, body weight, or blood glucose level after pemafibrate administration. Triglyceride levels were reduced, and high-density lipoprotein cholesterol levels were increased. Extension of oscillatory potential (OP)1 and OP3 waves on ERG was suppressed in the Pf SDT fatty group. Retinal thickness at 1,500 microns from the optic disc improved in the Pf SDT fatty group. No significant improvements were noted in choroidal thickness or number of retinal folds. Quantitative analyses showed that AQP4-positive regions in the retinas were significantly larger in the Pf SDT fatty group than in the SDT fatty group. The findings suggest that pemafibrate treatment can exert protective effects against DR.
  • 田岡 和城, 唐川 綾子, 志村 有香, 田中 理恵, 本田 晃, 正本 庸介, 蕪城 俊克, 相原 一, 黒川 峰夫
    日本血液学会学術集会 85回 676-676 2023年10月  
  • Hirotsugu Soga, Tatsuya Inoue, Yoshihiro Urade, Takashi Ueta, Hidetoshi Kawashima, Toshikatsu Kaburaki, Makoto Aihara
    Translational Vision Science & Technology 12(5) 5-5 2023年5月3日  
  • 林 健太郎, 田中 理恵, 竹渓 友佳子, 伊沢 英知, 南 貴紘, 小前 恵子, 中原 久恵, 冲永 貴美子, 高本 光子, 蕪城 俊克
    臨床眼科 77(4) 463-470 2023年4月  
    <文献概要>目的:東京大学医学部附属病院(以下,当院)における2019~2021年のぶどう膜炎初診患者の統計調査。対象と方法:上記期間に当院を初診したぶどう膜炎患者520例を対象とした。診療録をもとに,年齢,性別,罹患眼,解剖学的病変部位,診断名などについて検討を行った。過去の当院の統計結果,全国疫学調査の結果と比較した。結果:初診時平均年齢54.1±20.0歳,男性223例(42.9%),女性297例(57.1%)であった。両眼性307例(59.0%),片眼性213例(41.0%)であった。前部ぶどう膜炎206例(39.6%),中間部ぶどう膜炎16例(3.1%),後部ぶどう膜炎74例(14.2%),汎ぶどう膜炎224例(43.1%)であった。診断がついた症例は353例(67.9%)であり,サルコイドーシス51例(9.8%),ヘルペス性虹彩炎37例(7.1%),急性前部ぶどう膜炎36例(6.9%),眼内悪性リンパ腫34例(6.5%),Vogt-小柳-原田病24例(4.6%),ベーチェット病23例(4.4%),の順であった。抗腫瘍薬関連の薬剤性ぶどう膜炎を8例(1.5%)に認めた。結論:2016~2018年の当院の統計結果と比較し,原因疾患の傾向はほぼ同じであった。全国疫学調査と比較し,当院では眼内悪性リンパ腫が多い結果であった。抗腫瘍薬関連の薬剤性ぶどう膜炎症例が増加しており,今後も増加が予想される。

MISC

 173
  • 平沼 優悟, 齊間 至成, 田中 克明, 御任 真言, 高木 理那, 榛村 真智子, 高野 博子, 梯 彰弘, 蕪城 俊克
    臨床眼科 76(7) 915-919 2022年7月  
    <文献概要>目的:潰瘍性大腸炎に対して免疫抑制薬で加療中に発症した,両眼性のListeria眼内炎の1例について報告する。症例:84歳,男性。潰瘍性大腸炎に対して免疫抑制薬を使用中,ペースメーカー挿入術後に両眼の霧視と眼痛を自覚した。前医で両眼虹彩炎と硝子体混濁を認めたためステロイドの点眼および内服を開始され,発症1週間後に当科へ紹介となった。初診時,両眼とも光覚弁であった。前房蓄膿,硝子体混濁で眼底透見不能,全眼球炎の状態であった。同日全身麻酔下で両眼白内障・硝子体同時手術(シリコーンオイル充填)を施行した。右眼球優位に両眼の周辺網膜の白色化,フィブリン膜形成,網膜全周の白鞘化血管を認めた。硝子体液培養からListeria菌を検出した。術後徐々に炎症は鎮静化したが,全身状態不良により伏臥位姿勢が取れず,術後4週目に右網膜剥離を発症した。強膜バックリング術+硝子体手術を2回行ったが,網膜剥離が再発した。全身状態を考慮し,以降の手術は行わなかった。左眼には網膜剥離を認めず,術半年後時点での視力は,右指数弁,左(0.15)である。結論:免疫抑制状態や高齢者などハイリスク患者の内因性眼内炎の起炎菌としてListeria菌も念頭に置く必要がある。
  • 蕪城 俊克
    OCULISTA (111) 37-42 2022年6月  
    ぶどう膜炎の治療には局所治療と全身治療があり、可能な限り局所治療で治療するのが原則である。ステロイドはぶどう膜炎の全身治療の基本となる薬剤で、Vogt-小柳-原田病や不可逆的視力障害を残す可能性のある難治性のぶどう膜炎で用いられる。使用に際しては血糖上昇、骨粗鬆症、感染症等の副作用に注意する必要があり、導入前にスクリーニング検査を行う。投与は体重あたり0.5〜1mg/kg/日で開始し、眼内の消炎を確認しながら漸減する。Vogt-小柳-原田病や壊死性強膜炎等の重症例ではステロイドパルス療法等による大量のステロイド剤の点滴治療が行われる。ステロイド内服量が高用量ならば消炎するが、減量すると再燃を繰り返す症例もしばしばみられる。そのような症例では、ステロイド長期内服による副作用を回避するために、免疫抑制剤やTNF阻害薬を併用してステロイド内服を減量することが行われる。(著者抄録)
  • 田口 諒, 武島 聡史, 御任 真言, 齊間 至成, 空 大将, 竹内 大, 梯 彰弘, 蕪城 俊克
    あたらしい眼科 39(5) 655-659 2022年5月  
    目的:間質性腎炎ぶどう膜炎症候群(TINU)は若年女性に多い疾患である。今回、非典型的な特徴がみられたTINU症候群の2例を経験したので報告する。症例:症例1は38歳、男性。10日前から右眼視力低下。矯正視力右眼0.3。右眼前房内細胞4+、微塵様角膜後面沈着物、視神経乳頭発赤を認め、血清クレアチニン5.6mg/dl、尿中β2MG 45,000μg/lと高値、腎生検で尿細管間質性腎炎と診断された。ステロイド内服によりぶどう膜炎、腎障害は改善した。症例2は15歳、女性。8年前に両眼ぶどう膜炎を発症。尿中β2MG400μg/l高値からTINU症候群と診断され、ステロイド点眼を継続していた。自治医科大学附属さいたま医療センター初診時の矯正視力両眼1.2。両眼前房内細胞1+、白色小型角膜後面沈着物、蛍光眼底造影で両眼炎症に伴う網膜新生血管がみられた。両眼トリアムシノロンTenon嚢下注射を行い、炎症所見は消失し、新生血管の軽減がみられた。結論:症例1は男性で壮年発症である点、症例2は網膜新生血管を認めた点がTINU症候群としては非典型的である。(著者抄録)
  • 蕪城 俊克
    眼科臨床紀要 15(3) 229-229 2022年3月  

共同研究・競争的資金等の研究課題

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