研究者業績

野口 忠秀

ノグチ タダヒデ  (Tadahide Noguchi)

基本情報

所属
自治医科大学 医学部 歯科口腔外科学講座 教授
学位
医学(博士)(自治医科大学(JMU))

J-GLOBAL ID
200901073218538890
researchmap会員ID
1000209606

研究キーワード

 1

学歴

 1

論文

 178
  • 岡田 成生, 七條 なつ子, 相澤 恵美, 尾田 誠一郎, 山下 雅子, 野口 忠秀, 長濱 浩平, 榎本 勤, 森 良之
    日本顎変形症学会雑誌 32(2) 153-153 2022年5月  
  • 上野 泰宏, 神部 芳則, 早坂 純一, 柏崎 朋子, 野口 忠秀, 森 良之
    日本口腔診断学会雑誌 35(1) 113-113 2022年2月  
  • Natsuko Hichijo, Tadahide Noguchi, Kenichi Sasaguri, Yoshiyuki Mori
    Applied Sciences 11(23) 11541-11541 2021年12月6日  
    Background: Melanotic neuroectodermal tumor of infancy (MNTI) is a very rare tumor, and case reports of orthodontic treatment for patients with MNTI may be previously unreported. This article describes the orthodontic treatment for a 7-year-old girl with MNTI in the mandible. Case: Her chief complaint was anterior crossbite. Although she had an MNTI diagnosis at the age of 8 months, it remained subclinical. Therefore, she has been regularly followed-up by computed tomography (CT) and magnetic resonance (MR) imaging without aggressive treatment. We had worried about the stimulation of MNTI on the mandible by changing her occlusal position with orthodontic treatment. Therefore, we sufficiently explained to her and her family that orthodontic treatment was at risk for worsening MNTI. However, they desired treatment that consisted of maxillary protraction and slow expansion to correct anterior crossbite and encourage the permanent tooth eruption. After 19 months of active orthodontic treatment, the anterior crossbite was improved, and the eruption of permanent teeth made good progress. No evidence of progression and exacerbation of MNTI has been found by both CT and MR imaging. As the observation period is still short, we need a careful and long-term follow-up of her occlusion and MNTI. Furthermore, when we encounter rare cases without previous experience and reports, informed consent was of particular importance.
  • 上野 泰宏, 神部 芳則, 早坂 純一, 柏崎 朋子, 野口 忠秀, 森 良之
    日本口腔内科学会雑誌 27(2) 113-113 2021年12月  
  • 七條 なつ子, 加持 秀明, 笹栗 健一, 野口 忠秀, 森 良之
    日本矯正歯科学会大会プログラム・抄録集 80回 220-220 2021年11月  

MISC

 144
  • 篠崎泰久, 神部芳則, 伊藤弘人, 野口忠秀, 草間幹夫, 飯村彰, 高橋常男
    歯科放射線 50(1/4) 8-9 2011年3月31日  
  • 伊藤 弘人, 上野 泰宏, 若林 宣江, 井上 千恵子, 本多 ムツ子, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫
    自治医科大学紀要 33 129-134 2011年3月1日  
    当科では2000年4月から小児摂食・嚥下外来を開設した。今回われわれは2000年4月から2009年2月までの約9年間に当科小児摂食・嚥下外来を受診した患者134名の実態を把握し,今後よりよい外来診療をすることを目的に,治療内容も含めて検討したので報告する。 対象患者の内訳は男児71名(53%),女児63名(47%),基礎疾患の内訳は神経系の疾患が124症例と最も多く,次いで先天奇形,変形および染色体異常108症例の順であった。摂食・嚥下機能障害の内訳は経口摂取準備機能不全が73症例と最も多く,以下押しつぶし機能獲得期機能不全,すりつぶし機能獲得期機能不全の順であった。訓練内容は直接訓練から開始できたものが69名(51.5%),間接訓練は46名(34.3%)の順であった。初診時の経管栄養は63名(47%)で行われていた。そのうち経管栄養を離脱できたものは16名(25.4%)であった。 当科における摂食嚥下外来の実態調査を行った結果,重度の障害を有し,その結果重度の摂食・嚥下障害患者の占める割合が高かった。今回の結果から今後の課題は,診療期間の適正化,他職種間の連携強化および転院先医療機関との病診連携の確立が必要と考えられた。
  • 篠崎 泰久, 神部 芳則, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 草間 幹夫, 小林 馨
    歯科放射線 51(1) 5-7 2011年  
  • 篠崎 泰久, 神部 芳則, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 草間 幹夫, 小林 馨
    歯科放射線 51(1) 8-9 2011年  
  • 篠崎 泰久, 神部 芳則, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 草間 幹夫, 小林 馨
    歯科放射線 51(3) 27-28 2011年  
  • 去川俊二, 須永中, 宇田宏一, 野口忠秀, 西野宏, 草間幹夫, 菅原康志
    日本形成外科学会総会・学術集会プログラム・抄録集 54th 231 2011年  
  • 杉山 知子, 神部 芳則, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 草間 幹夫, 窪田 展久, 槻木 恵一
    日本口腔科学会雑誌 60(1) 125-126 2011年1月  
  • 伊藤弘人, 池田薫, 鹿志村圭, 折居大輔, 河瑠珠, 大谷津幸生, 中山竜司, 野口忠秀, 小佐野仁志, 神部芳則, 草間幹夫
    日本口腔腫瘍学会誌 21(4) 218-224 2009年12月15日  
    今回われわれは,術後の口腔癌患者のうち,再建手術を要した舌癌患者の栄養状態について,血液生化学検査を中心に調査を行い,治療前後の栄養状態,また,当科における栄養管理について検討したので,その問題点を含めて報告する。対象は2000年から2008年までの9年間に当科で入院加療した舌癌患者35名。これらの患者を術前治療の有無,何らかの皮弁再建の有無にそれぞれ分類し,体重,総タンパク,アルブミンから栄養状態を評価した。また,近年当科では胃瘻造設を積極的に取り入れており,その有用性についても評価した。結果は体重,血液生化学検査ともに再建施行例においては入院時から比較すると著しく低栄養状態に陥る傾向がみられた。また,胃瘻造設による栄養管理は,特に術後の管理が容易であった。
  • N. Ryuji, H. Itoh, A. Ymazaki, T. Noguchi, Y. Jinbu, M. Kusama
    ORAL ONCOLOGY 163-163 2009年7月  
  • 三田村 治郎, 神部 芳則, 野口 忠秀, 槻木 恵一, 内藤 浩美, 大橋 一之, 草間 幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 15(1) 9-14 2009年6月  
    口腔扁平苔癬(OLP)15例の生検材料を用いてuPA、uPAR、MMPs(MMP-2、MMP-3、MMP-9)発現細胞の局在を免疫組織化学的に検討した。その結果、uPAは主にOLP上皮組織の有棘細胞層から基底層にかけて発現が認められた。また、uPARはマクロファージ、有棘細胞層から基底層にかけての細胞膜上の一部に発現が認められ、MMP-2、MMP-3の発現部位はuPAとほぼ一致した。更にMMP-9は炎症性変化が強く、基底膜や上皮組織のみられる部位に特に強く発現がみられた。以上、これらのことからuPA、uPAR、MMPsの相互作用により、OLPの病態形成に関与することが考えられた。
  • 去川俊二, 野口忠秀, 西野宏, 草間幹夫, 石川和宏, 伊藤弘人, 須永中, 宇田宏一, 菅原康志
    頭けい部癌 35(2) 109 2009年5月20日  
  • 宮城 徳人, 野口 忠秀, 伊藤 弘人, 松本 浩一, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 = Japanese journal of oral diagnosis/oral medicine 22(1) 96-99 2009年3月30日  
  • 野口忠秀, 土屋欣之, 伊藤弘人, 松本浩一, 小佐野仁志, 神部芳則, 草間幹夫
    日本口腔腫瘍学会誌 21(1) 45-50 2009年3月15日  
    われわれは,下顎骨切除後の再建において,下顎骨再建プレートと軟組織再建を用いた下顎再建例における合併症の頻度と内容について検討した。対象は,下顎骨切除後に再建プレートと遊離組織皮弁あるいは有茎皮弁により再建を行った22例を対象とした。内訳は,男性14例,女性8例,年齢は35歳から81歳(平均:68.0歳)であった。原疾患は,下顎歯肉扁平上皮癌が最も多く17例,次いで舌下腺腺様嚢胞癌,下顎エナメル上皮腫がそれぞれ2例,下顎軟骨肉腫が1例であった。術前治療を行ったものが13例で内訳は化学療法(C)+放射線治療(RT)が5例,Cのみが4例,RTのみが4例であった。術後治療は7例で,内訳はRTのみが6例,C+RTが1例であった。再建プレートの合併症は6例(27.2%)で,スクリューの緩みが3例,破折,感染,露出がそれぞれ1例ずつであった。スクリューの緩み,破折と感染はいずれも近位端で発現していた。また再建プレートの合併症の発現は,有歯顎で十分に咬合負荷が可能な症例であった。下顎切除後のプレート再建を行う際は,術後合併症を避ける方策をとるべきと考える。
  • 篠崎 泰久, 早坂 純一, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫
    歯科放射線 49(3) 48-49 2009年  
  • Naruo Okada, Kenichi Sasaguri, Takero Otsuka, Akifumi Fujita, Hiroto Ito, Tadahide Noguchi, Yoshinori Jinbu, Mikio Kusama, Minoru Onozuka
    NEUROSCIENCE RESEARCH 65 S131-S131 2009年  
  • 去川俊二, 野口忠秀, 西野宏, 草間幹夫, 菅原康志
    日本口腔腫瘍学会総会・学術大会プログラム・抄録集 27th 85 2009年  
  • 去川俊二, 野口忠秀, 西野宏, 草間幹夫, 石川和宏, 伊藤弘人, 須永中, 宇田宏一, 菅原康志
    日本頭蓋顎顔面外科学会学術集会プログラム・抄録集 27th 133 2009年  
  • 小尾 友梨, 神部 芳則, 池田 薫, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 槻木 恵一, 草間 幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 13(2) 94-94 2007年12月  
  • 池田 薫, 野口 忠秀, 内藤 浩美, 上野 泰宏, 大橋 一之, 神部 芳則, 草間 幹夫
    障害者歯科 = JOURNAL OF THE JAPANESE SOIETY FOR DISABILITY AND ORAL HEALTH 28(3) 312-312 2007年9月20日  
  • 野口忠秀, 土屋欣之, 松村俊男, 伊藤弘人, 神部芳則, 草間幹夫
    日本口腔外科学会雑誌 53(5) 37-40 2007年5月20日  
    A case of gingival squamous cell carcinoma producing G-CSF is reported.A 78-year-old man presented with a granulated mass in the right upper gingiva. Pathological examination of a biopsy specimen revealed a welldifferentiated squamous cell carcinoma. Laboratory ndings on admission showed marked leukocytosis (12.3×10<SUP>3</SUP>/μl).<BR>We had planned a partial resection of the maxilla under general anesthesia. However, the operation was canceled on the originally scheduled day, because of fever and leukocytosis (13.6×10<SUP>3</SUP>/μl).<BR>After 10 days, tumor resection was performed under general anesthesia, despite fever and leukocytosis (18.3×10<SUP>3</SUP>/μl). Postoperatively, the patient's white blood cell count soon decreased, and the fever disappeared.<BR>Immunohistochemically staining with monoclonal anti-G-CSF antibody was positive. The serum G-CSF concentration reached an abnormally high level preoperatively, which soon decreased to the normal range postoperatively.<BR>We diagnosed the disease as gingival squamous cell carcinoma producing G-CSF.
  • 小尾 友梨, 神部 芳則, 仙名 智弘, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 松本 浩一, 三田村 治郎, 槻木 恵一, 草間 幹夫
    日本口腔科学会雑誌 56(1) 123-123 2007年1月  
  • 土屋欣之, 小佐野仁志, 野口忠秀, 福島聡, 神部芳則, 草間幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 12(2) 76-79 2006年12月30日  
  • 松村 俊男, 神部 芳則, 福島 聡, 平塚 正樹, 槻木 恵一, 野口 忠秀, 草間 幹夫
    日本口腔外科学会雑誌 52(12) 781-782 2006年12月  
  • 小尾 友梨, 神部 芳則, 松本 浩一, 野口 忠秀, 槻木 恵一, 草間 幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 12(2) 110-110 2006年12月  
  • 福島 聡, 土屋 欣之, 小佐野 仁志, 野口 忠秀, 宮城 徳人, 伊藤 弘人, 草間 幹夫
    日赤医学 58(1) 363-363 2006年10月  
  • 仙名智弘, 神部芳則, 土屋欣之, 野口忠秀, 草間幹夫, 小林馨
    歯科放射線 46(2) 62-63 2006年6月30日  
  • Oral Medicine & Pathology 11(2) 41-44 2006年  
    Survivin is a new and structurally unique member of the inhibitor of apoptosis family, expressed in all of the most common human cancers. We performed immunohistochemical staining of survivin and analyzed the relation with the clinicopathologic characteristics in human oral cancers. Oral biopsy specimens of 19 cases (12 men and 7 women) of oral cancer were used. The overall survivin positivity was 58%. The percentage of survivin-positive specimens in the T1+T2 group was significantly higher than that in the T3+T4 group (P=0.024) and the percentage of survivin-positive specimens in the N0 group was also significantly higher than that in the N+group (P=0.027). A slightly higher percentage of survivin-positive specimens was observed in the gingival cancer group compared with the tongue cancer group (P=0.059) and the percentage of survivin-positive specimens in the CR+PR group was also slightly higher than that in the NC group (P=0.06). Survivin was preferentially expressed in non-advanced, non-metastatic, and chemotherapy-sensitive oral squamous cell carcinoma.
  • 野口 忠秀, 神部 芳則, 三田村 治郎, 槻木 恵一, 草間 幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 11(2) 48-53 2005年12月  
    口腔扁平苔癬(OLP)におけるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の局在について検討し,OLPの臨床病理学的所見との関連についても比較検討した.20症例を対象にした結果,OLP病変部では正常粘膜に比べてSODの発現の増強を認めた.特にlichenoid dysplasia(LD)を示していた2症例では,SODのマンガン型酵素(Mn-S0D),銅亜鉛型酵素(Cu/Zn-S0D)の発現の増強を認め,2年以内に扁平上皮癌が発生した.臨床型は網状型,糜爛型,白板型の3タイプを認め,網状型でMn-S0Dの発現が強い傾向にあった.他のタイプは臨床型とS0Dの発現に明らかな関連は認めなかった.病理組織学的にはSODと明らかな相関は認めなかった.以上により,OLPの病態形成には細胞性免疫機構の他に種々の修飾因子が関与し,フリーラジカルや抗酸化酵素などのスカベンジャーもこの一因と考え,スーパーオキシドは上皮の異形成変化や発癌へのプロモーター作用もあることが推察された
  • 三田村 治郎, 内藤 浩美, 大橋 一之, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫, 槻木 恵一, 渡辺 是久
    日本口腔粘膜学会雑誌 11(2) 92-92 2005年12月  
  • 野口 忠秀, 神部 芳則, 三田村 治郎, 槻木 恵一, 草間 幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 11(2) 92-92 2005年12月  
  • 三田村 治郎, 内藤 浩美, 大橋 一之, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫, 槻木 恵一, 渡辺 是久
    日本口腔科学会雑誌 54(4) 518-518 2005年9月  
  • 野口 忠秀, 神部 芳則, 笹栗 健一, 槻木 恵一, 小林 馨, 草間 幹夫
    日本口腔外科学会雑誌 51(Suppl.) 145-145 2005年9月  
  • 小尾 友梨, 松本 浩一, 野口 忠秀, 池田 敦, 星 健太郎, 土屋 欣之, 小佐野 仁志, 大森 正規, 藤村 昭夫, 柴山 千秋, 仲澤 聖則, 草間 幹夫
    日本口腔科学会雑誌 54(1) 125-125 2005年1月  
  • 神部芳則, 大多和薫, 野口忠秀, 草間幹夫, 小林馨
    歯科放射線 44(4) 240-241 2004年12月30日  
  • 松本 浩一, 篠崎 泰久, 土屋 欣之, 星 健太郎, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 若林 宣江, 鈴木 祐子, 本多 ムツ子, 草間 幹夫
    自治医科大学医学部紀要 27 183-197 2004年12月1日  
    口腔癌術後患者は口腔機能障害が出現することが多く,そのため口腔機能を正確に把握するための口腔機能評価が必要となる。また,それに基づく機能回復のための再建手術やリハビリテーションが重要である。当科で行っている口腔機能の評価法を紹介する。嚥下機能については,反復唾液嚥下テスト,水飲みテスト,VF検査を施行。長期的な総合評価は,摂食・嚥下能力のgrade表を用いる。咀嚼機能については,デンタルプレスケール,山本咬度表にて検査している。構音機能は,田口の5段階尺度,発語明瞭度検査を施行している。また,器官運動能力として口唇,舌,頬粘膜,頸部,肩の運動を評価している。その他,触覚,味覚を含めた知覚検査も行う。術後のリハビリテーションは,嚥下機能訓練については,器官運動能力評価を行い,頚部と腕のストレッチなどの間接訓練から開始する。反復唾液嚥下テスト,水飲みテスト,頚部聴診法,さらにVF検査にて誤嚥の有無を確認した上で,直接訓練を開始する。嚥下練習食より開始,徐々に食事形態を上昇させていく。
  • 青木 実紀, 神部 芳則, 大多和 薫, 松村 俊男, 松本 浩一, 野口 忠秀, 草間 幹夫
    日本口腔粘膜学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Oral Mucous Membrane 10(1) 1-5 2004年6月30日  
    アルゴンプラズマ凝固療法 (APC) は, 新しい非接触凝固型高周波凝固法である。口腔扁平苔癬のびらん性病変に対する上皮化と除痛を目的とした対症療法としてのAPCの効果を検討するため, 口腔扁平苔癬患者6例の難治性のびらん性病変に対してAPCを施行した。その結果5例でびらんは消失し, 1例で著明な縮小を認めた。また, 強い接触痛は全ての症例で消失した。したがってAPCは, 難治性口腔扁平苔癬のびらん性病変に対する有効な治療法であると考えられた。
  • 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫, 安彦 善裕, 賀来 亨
    日本口腔粘膜学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Oral Mucous Membrane 10(1) 6-10 2004年6月30日  
    hBD-2は上皮細胞に発現する抗細菌性のペプチドで, 口腔上皮でもその発現は認められている。しかし, hBD-2の発現に関する報告は少ない。今回われわれは口腔扁平苔癬におけるhBD-2の発現様式と臨床ならびに病理組織学的所見との関連について比較検討した。対象は, 病理組織学的に口腔扁平苔癬と診断された30症例で, 43% (30例中13例) は基底細胞から有棘細胞層に強く発現した WS type で, 残り57% (17例) は角化層から顆粒細胞層に限局して発現した LS type であった。臨床病理学的所見との関連では, WS type は LS type に比ベビラン型の占める割合が多く, また粘膜下のリンパ球浸潤では WS type の方が LS type に比ベリンパ球の浸潤の程度が強い結果であった。これらの結果より, hBD-2は口腔扁平苔癬が関連した炎症によって強く誘導され, 口腔扁平苔癬病変部での細菌感染の予防に重要な役割を果たしていることが示唆された。
  • N Umemoto, T Demitsu, S Toda, T Noguchi, SI Suzuki, M Kakurai, T Yamada, M Suzuki, H Nakagawa, A Komai, T Hashimoto
    BRITISH JOURNAL OF DERMATOLOGY 148(5) 1058-1060 2003年5月  
  • 田野辺 健, 野口 忠秀, 松本 浩一, 伊藤 弘人, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 = Japanese journal of oral diagnosis/oral medicine 16(1) 78-82 2003年3月20日  
  • 松村 俊男, 松本 浩一, 伊藤 弘人, 堀 由紀, 野口 忠秀, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 = Japanese journal of oral diagnosis/oral medicine 16(1) 72-77 2003年3月20日  
  • 伊藤 弘人, 手塚 太加光, 松本 浩一, 野口 忠秀, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 = Japanese journal of oral diagnosis/oral medicine 16(1) 9-14 2003年3月20日  
  • 松村 俊男, 伊藤 弘人, 松本 浩一, 野口 忠秀, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 = Japanese journal of oral diagnosis/oral medicine 16(1) 64-71 2003年3月20日  
  • 長谷部逸人, 神部芳則, 野口忠秀, 草間幹夫, 小林馨
    歯科放射線 42(3) 234-235 2002年9月30日  
  • 椿 恵樹, 石井 甲介, 太田 康, 山本 昌範, 阿部 弘一, 野口 忠秀
    口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology 15(1) 105-105 2002年8月10日  
  • 椿 恵樹, 石井 甲介, 阿部 弘一, 山本 昌範, 芳賀 雅士, 野口 忠秀
    日本耳鼻咽喉科臨床学会雑誌 95(10) 1059-1063 2002年  
  • 赤坂庸子, 神部芳則, 野口忠秀, 伊藤弘人, 松本浩一, 沼尾明弘
    日本口腔外科学会雑誌 47(9) 559-562 2001年9月20日  
    Eight tumors metastasizing to the oral cavity were clinically investigated. The frequency of metastatic oral tumors was 2.6% among all oral malignant tumors (307 cases) treated at our department from 1977 to 1998. Of the 8 patients, 2 were male and 6 were female. At presentation 3 patients had a medical history of treatment for cancer arising in other organs. Four patients had metastasis to the mandible, 3 had gingival metastasis, and 1 had metastasis to the tip of the tongue. Common symptoms of bone metastasis were swelling of the gingiva and alveolar mucosa and pain of the mandible. Gingival and lingual metastasis was associated with a nodular formation resembling epulis. Panoramic radiographs showed infiltrative bony destruction with ill-defined margins or a moth-eaten appearance in 4 cases of mandibular metastasis, and irregular destruction of the alveolar process was observed in 3 cases of gingival metastasis. Three cases were clinically diagnosed as oral cancer, 3 as metastatic tumor, 1 as epulis, and 1 as mandibular osteomyelitis or trigeminal neuralgia. The pathological diagnosis of biopsy specimens or removed tissues was adenocarcinoma in 3 cases, renal cell carcinoma in 1, hepatocellular carcinoma in 1, acinic cell carcinoma in 1, adeno-squamous cell carcinoma in 1, and adenocarcinoma or small cell carcinoma in 1. On the basis of pathological findings and systemic examinations, the primary site was the stomach in 3 cases, the lung in 2, the kidney in 2, and the liver in 1. Surgical removal was performed in 3 cases with gingival or lingual nodular formation, radiotherapy in 3 with mandibular metastasis, and chemotherapy in 1 with mandibular metastasis. One case was not treated after biopsy because the patient and his family refused. The outcome of the patients was very poor, with a mean survival time of 6 months. When treating metastatic oral tumors, the patient's quality of the life must be adequately considered.
  • 大多和薫, 野口忠秀, 伊藤弘人, 松本浩一, 大橋一之, 内藤浩美, 神部芳則, 赤坂庸子, 草間幹夫
    日本小児口腔外科学会雑誌 11(2) 62-70 2001年  
    Clinicostatistical observations were performed on 661 pediatric patients under 15 years of age with oral and maxillofacial injuries at the Department of Dentistry, Oral and Maxillofacial Surgery, Jichi medical school hospital during the last 15 years (1st, January 1984 to 31st December 1998).<BR>1. The ratio of male to female was 1.6: 1.<BR>2. By age distribution, aged 1 group showed a higher incidence than other groups.<BR>3. The common causes of oral and maxillofacial injuries were falls (51%), crash (15%) and play (12%).<BR>4. Of 661 pediatric patients with injuries, 67 had mandibular fractures, 58 had alveolar bone fractures, 438 had soft tissue injuries, 345 had deciduous teeth injuries, 362 had permanent teeth injuries.<BR>5. The most common site of soft tissue injuries was upper and lower lip.<BR>6. On the site of mandibular fractures cases were mandibuler body only, 18 cases were condyle only, 9 cases were mandibular body and condyle.<BR>7. Open reduction for mandibuler fractures was performed on 8 cases, and conservative treatment was performed on 59 cases.<BR>8. The most common treatment for the alveolar bone fracture was intramaxillary fixation (51%).<BR>9. Teeth fixation was performed on 358 teeth for the treatment of teeth injuries.
  • 日本口腔診断学会雑誌 14(2) 460-463 2001年  
  • 日本口腔診断学会雑誌 14(2) 455-459 2001年  
  • 赤坂 庸子, 鈴木 英正, 山口 和郎, 長谷部 逸人, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 神部 芳則
    日本口腔粘膜学会 7(1) 20-25 2001年  
    口腔粘膜は膿原性肉芽腫の好発部位の1つである。われわれは口腔に生じた膿原性肉芽腫の20例について臨床的, 病理組織学的に検討した。20例中7例が男性, 13例が女性であった。年齢は2歳から73歳にわたり平均年齢は35歳であった。発生部位は口唇 (30%), 舌 (25%), 歯肉 (20%) が多かった。臨床症状としては弾性軟, 暗赤色の腫瘤が特徴的であった。6例で外傷の既往があり, 2例は妊娠中であった。全例に外科的切除が行われ再発は認めていない。病理組織学的には毛細血管の増殖と炎症性細胞浸潤を伴う肉芽腫の所見を示した。舌に生じた病変では毛細血管性血管腫に類似した毛細血管の小葉状増殖を認めた。しかしながら舌以外の病変では小葉状構造は明らかでなかった。

共同研究・競争的資金等の研究課題

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