吉池 理恵, 谷田 和代, 高橋 秀子, 陣在 佳子, 河崎 雄司, 原田 智也, 武田 賢一, 山崎 章, 清水 英治, 阿江 竜介, 廣谷 茜, 小佐見 光樹, 松岡 学
月刊地域保健 44(3) 50-56 2013年3月 査読有り
定期外来通院中の高齢者の抑うつ傾向に関連する要因を明らかにすることを目的に、65歳以上の当該患者72名(男性39名、女性33名)へ老年期うつ病評価尺度であるGDS-15(Geriatric Depression Scale 15)、およびソーシャルネットワークの尺度であるLSNS-6(Lubben Social Network Scale-6)を用いたアンケート調査を行った。その結果、抑うつ傾向を有する患者は男性10名(25.6%)、女性12名(36.3%)で、女性ではLSNS-6値が12未満のソーシャルネットワークが小さい者、男性では1日の歩数が少ない者に抑うつとの有意な関連が認められた。