小熊 慶子, 小田 彩, 堤 智美, 矢部 寛樹, 櫻井 正, 寺井 千尋, 神田 善伸
関東リウマチ (47) 316-323 2014年4月
症例は32歳女性で、レイノー現象、手指の皮膚硬化を認め、手指のこわばり、皮膚硬化が進行したため受診し、瀰漫性皮膚硬化型強皮症(deSSc)と診断された。抗Scl-70抗体陽性、食道拡張、間質性肺炎を認めた。プレドニゾロン(PSL)、IVCYを投与されタクロリムス(TAC)を併用し、TAC増量、PSL減量とした。さらにTACをシクロホスファミド(CY)内服に変更した。胸部CTで診断時に比べ明らかに間質性肺炎の進行を認めた。TAC、CYにも治療抵抗性で自己末梢血幹細胞移植を選択した。予防的抗菌薬としてフルコナゾール、アシクロビル、レボフロキサシンを投与していたが、幹細胞輸注前に発熱したため、レボフロキサシンをセフェピムに変更した。合併症なく11日後に血球は回復した。