研究者業績

矢野 智則

ヤノ トモノリ  (tomonori Yano)

基本情報

所属
自治医科大学 附属病院 光学医療センター内視鏡部 学内教授
学位
医学博士(自治医科大学)

J-GLOBAL ID
201401032946041839
researchmap会員ID
B000238024

外部リンク

学歴

 1

受賞

 3

論文

 486
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 山本 博徳, 矢野 智則, 大宮 直木, 田中 周, 田中 信治, 遠藤 豊, 松田 知己, 松井 敏幸, 飯田 三雄, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月  
    背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 山本 博徳, 矢野 智則, 大宮 直木, 田中 周, 田中 信治, 遠藤 豊, 松田 知己, 松井 敏幸, 飯田 三雄, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月  
    背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 山本 博徳, 矢野 智則, 大宮 直木, 田中 周, 田中 信治, 遠藤 豊, 松田 知己, 松井 敏幸, 飯田 三雄, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月  
    背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 山本 博徳, 矢野 智則, 大宮 直木, 田中 周, 田中 信治, 遠藤 豊, 松田 知己, 松井 敏幸, 飯田 三雄, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月  
    背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 山本 博徳, 矢野 智則, 大宮 直木, 田中 周, 田中 信治, 遠藤 豊, 松田 知己, 松井 敏幸, 飯田 三雄, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月  
    背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • Tomonori Yano, Daiki Nemoto, Kohei Ono, Yasushi Miyata, Norikatsu Numao, Chihiro Iwashita, Manabu Nagayama, Haruo Takahashi, Alan K. Lefor, Hironori Yamamoto
    GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 83(4) 809-811 2016年4月  査読有り
    Background and Aims: It is difficult to secure the visual field during endoscopy for GI bleeding or colonoscopy without preparation because the injected water is rapidly mixed with fresh blood or stool. We developed a novel method to secure the visual field in these situations. Methods: Clear gel with the appropriate viscosity to prevent rapid mixing is injected through the accessory channel, instead of water. A vinyl tube was used as an in vitro GI bleeding model. After filling the lumen with indigo carmine dye, air insufflation and water injection are not effective for securing the visual field. However, after gel injection, the bleeding source is observed clearly in the space occupied by the gel. The efficacy of this method was evaluated subjectively in clinical use. From February 2014 until June 2015, gel immersion was used in 17 consecutive patients when the visual field could not be secured with routine insufflation. Results: Of these 17 patients, gel injection was very effective in 10, effective in 5, slightly effective in 1, and not effective in 1. There were no adverse events associated with this method. Conclusion: Gel immersion endoscopy is safe and effective for securing the visual field, creating a space for endoscopic visualization and treatment in otherwise difficult situations.
  • 小柳 亮太, 矢野 智則, 山本 博徳
    Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月  
    カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
  • 高橋 治夫, 竹澤 敬人, 井野 祐治, 坂本 博次, 三浦 義正, 林 芳和, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月  
    近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
  • 山本 博徳, 矢野 智則, 大宮 直木, 田中 周, 田中 信治, 遠藤 豊, 松田 知己, 松井 敏幸, 飯田 三雄, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月  
    背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  
  • 永山 学, 矢野 智則, 林 芳和
    日本消化器病学会雑誌 113(臨増総会) A57 2016年3月  

MISC

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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