基本情報
- 所属
- 自治医科大学 附属病院 光学医療センター内視鏡部 学内教授
- 学位
- 医学博士(自治医科大学)
- J-GLOBAL ID
- 201401032946041839
- researchmap会員ID
- B000238024
- 外部リンク
研究分野
1経歴
4-
2022年 - 現在
-
2018年7月 - 2022年3月
-
2012年4月 - 2018年6月
-
2010年1月 - 2012年3月
学歴
1-
1990年4月 - 1996年3月
受賞
3論文
486-
Intestine 20(3) 307 2016年5月小腸の消化管ポリポーシスに対する内視鏡的治療は,おもに(1)発癌の予防,(2)腸重積や出血など,ポリープ増大による症状を予防する,という二つの観点から行われる.Peutz-Jeghers症候群の小腸ポリポーシスはポリープ増大による腸重積や出血などの症状が問題になるため,これらの合併症や開腹手術の予防のために小腸内視鏡による内視鏡的治療が行われている.家族性大腸腺腫症では大腸だけでなく,十二指腸・小腸にも腺腫を認めることがあり,症例によっては多発する.十二指腸・小腸腺腫に対し,発癌リスク軽減を期待して内視鏡的治療が試みられている.(著者抄録)
-
Intestine 20(3) 307 2016年5月小腸の消化管ポリポーシスに対する内視鏡的治療は,おもに(1)発癌の予防,(2)腸重積や出血など,ポリープ増大による症状を予防する,という二つの観点から行われる.Peutz-Jeghers症候群の小腸ポリポーシスはポリープ増大による腸重積や出血などの症状が問題になるため,これらの合併症や開腹手術の予防のために小腸内視鏡による内視鏡的治療が行われている.家族性大腸腺腫症では大腸だけでなく,十二指腸・小腸にも腺腫を認めることがあり,症例によっては多発する.十二指腸・小腸腺腫に対し,発癌リスク軽減を期待して内視鏡的治療が試みられている.(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.1) 554 2016年4月
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Geriatric Medicine 54(4) 357 2016年4月カプセル内視鏡、バルーン内視鏡の登場により小腸疾患の診療は飛躍的な進歩を遂げた。実臨床で高齢者の小腸疾患を診療するに当たり、どのデバイスを選択するかを考える必要がある。カプセル内視鏡はスクリーニングには向いているが、治療介入できない点が欠点であり、見落しがあることにも注意が必要である。バルーン内視鏡は、粘膜の詳細観察や様々な治療介入ができる点が利点ではあるが、やや侵襲が高い点や、術者の技量が問われる点が欠点ではある。また、膵炎などの偶発症も認めるため注意が必要である。両者は競合するものではなくお互いに補完し合うものであり、両者の検査特性を理解し、各症例への適応を選択していくことが重要である。(著者抄録)
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消化器内視鏡 28(4) 632 2016年4月近年、大腸内視鏡による大腸癌スクリーニングの重要性が増すなか、挿入困難例の対応について問題となることも多い。ダブルバルーン大腸内視鏡(DBC)は腹部手術・放射線治療・過去の炎症などによって生じた癒着のため、または腸管過伸展となるために挿入困難となっている症例に対して有効であることが多く、当科ではそのような症例に対しては、基本的にDBCでの挿入を行っている。オーバーチューブの働きによりループの進展を防ぎ、スコープ先端に力が加わりやすくなるために、挿入がスムーズになる。ループが解除できなくても、無理にループや屈曲を解除せずに挿入を進めることがコツである。DBCは比較的経験の浅い内視鏡医でも、一定の研修を行えば習得することが可能であり、安全性も高い。小腸の観察・治療のみならず、大腸内視鏡においてもダブルバルーン内視鏡が活躍する場面がさらに増えてくるものと思われる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(4) 1010-1017 2016年4月背景及び目的:ダブルバルーン内視鏡(double-balloon endoscopy:DBE)は処置能を備え、全小腸における直接的な精密検査を可能にした。その有用性は認識されているものの、その効果と安全性を前向き多施設研究として大規模には評価されていない。DBEが熟練及び非熟練内視鏡医によって施行された場合の効果と安全性を評価するために、前向き多施設共同研究が日本の5つの大学病院とひとつの一般病院において実施された。方法:179件のDBEが施行された合計120人の患者がこの研究に登録された。このうち129件を熟練者が、50件を非熟練者が施行した。主要および副次的評価項目は安全性評価、検査目的の達成率(新たな病変の同定、治療方針決定に寄与する詳細な観察、もしくは全小腸内視鏡観察による有意な病変の除外)、全小腸観察率とした。結果:検査目的達成率は全体で82.5%(99/120)だった。全小腸観
MISC
383-
Progress of Digestive Endoscopy 96(Suppl.) s75-s75 2019年12月
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Progress of Digestive Endoscopy 95(Suppl.) s114-s114 2019年6月
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臨床消化器内科 34(6) 640-646 2019年5月<文献概要>Peutz-Jeghers症候群は,食道を除く消化管の過誤腫性ポリポーシス,口唇・口腔粘膜・指尖部を中心とする皮膚・粘膜の色素斑,常染色体優性遺伝を3主徴とする疾患である.原因遺伝子は癌抑制遺伝子のLKB1/STK11である.ポリープは粘膜上皮の過形成と粘膜筋板からの平滑筋線維束の樹枝状増生が特徴であり,小腸で増大したポリープにより腸重積をきたし,開腹手術が余儀なくされることが多い.近年ではバルーン内視鏡下でポリープに対する内視鏡的治療を定期的に行うことで手術を回避できるようになっているため,8歳までに消化管のサーベイランスを行うことが望ましい.消化器癌,乳癌,卵巣癌,子宮癌(最小偏倚腺癌),セルトリ細胞腫,肺癌等の悪性腫瘍合併発症リスクが高く,サーベイランスも重要である.
共同研究・競争的資金等の研究課題
4-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2028年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2023年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2009年 - 2011年