研究者業績

岡田 剛史

Tsuyoshi Okada

基本情報

所属
自治医科大学 医学部精神医学講座 講師
学位
医学博士(2021年3月 自治医科大学)

J-GLOBAL ID
201501005352809699
researchmap会員ID
B000244889

医師、医学博士、公認心理師

精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
日本精神神経学会 認知症診療医
日本総合病院精神医学会 一般病院連携精神医学専門医
日本認知症学会専門医・指導医
日本老年精神医学会専門医


論文

 59
  • 岡田 剛史
    総合病院精神医学 28(4) 340-344 2016年10月  査読有り
    生体臓器移植ドナーには、臓器提供後に様々な精神・心理的問題が生じる。<br /> レシピエントとの「退行的共生関係」により、押しつけ、恩着せ、生み直し幻想、レシピエントの反動的突き放しなどが生じ、「ドナー選定をめぐる葛藤」からは家族内での孤立、周囲への隠された被害感、取り残され感などが生じる。さらに、身体的・経済的・社会的不安や、レシピエントへの贖罪感・罪責感から抑うつ状態を呈することもある。また、身体症状が精神・心理的問題に由来する心気症状である可能性も考える必要がある。いずれの問題も臓器提供前後で連続して生じるものであり、臓器提供前にドナー心理を語らせることは予防的に働く。一方で、臓器提供後に精神・心理的問題を生じるドナーにおいては、移植前後を連続して診る身体科医師の視点は非常に重要であり、身体科医師とコンサルテーション・リエゾン担当精神科医師の適切な連携が重要である。
  • 岡田 剛史, 塩田 勝利, 小林 聡幸, 西多 昌規, 須田 史朗, 加藤 敏
    精神神経学雑誌 118(8) 570-583 2016年8月  査読有り
  • 岡田 剛史, 小林 聡幸, 水田 耕一, 安田 学, 須田 史朗, 加藤 敏
    総合病院精神医学 28(1) 35-41 2016年1月  
    2003年6月から2013年6月にかけて、自治医科大学附属病院移植外科において187件の小児生体肝移植(LDLT)が施行された。このうち、2014年11月において調査可能であった169例のドナーに対して、電話で研究についての説明を行い、同意が得られた167例に対して調査用紙を郵送し、回収した。研究内容は、ドナーの生活の質(QOL)を横断的に評価するものであった。122例から返送があり、有効回答は117例であった。移植からの経過期間は平均65.0ヵ月であった。ドナーのレシピエントとの関係は、母59例、父54例で、両親が回答の96.6%を占めた。ドナーの術後QOLは国民標準を大きく上回っていた。母または父といったレシピエントの転帰が不良であったことがドナーのQOLに影響している結果が見られ、生体肝移植ドナーの術後QOLにレシピエントの転帰が影響する可能性が示唆された。レシピエントの転帰が不良であったドナーには、より積極的な対応が必要だと考えられた。
  • 岡田 剛史, 小林 聡幸, 水田 耕一, 安田 学, 須田 史朗, 加藤 敏
    総合病院精神医学 28(1) 35-41 2016年1月  査読有り
    【背景】生体移植のドナーにはさまざまな精神・身体的問題が生じるが、レシピエントの経過とドナーの精神・身体状態の関係は明らかになっていない。【方法】小児生体肝移植で移植肝提供をおこなった167人のドナーを対象にQOL評価尺度であるShort Form 36(SF-36)の調査をおこない、レシピエントの経過が良好な群(F群:90例)、重篤な合併症もしくは後遺症を有した群(C群:23例)、死亡した群(D群:4例)に分類し、3群間でSF-36の8つの下位尺度を比較した。【結果】117人より有効回答を得られ、レシピエントに対する続柄は両親が96.6%を占めた。SF-36の下位尺度はいずれも国民標準値を上回ったが、F群と比較して「心の健康」はD群で、「全体的健康感」はC群で有意に低かった。【結論】レシピエントの経過が不良な例ではドナーの精神・身体的QOLが低く、レシピエントの介護の重荷や、ドナー・レシピエント間の退行的な共生関係が影響していると考えられた。
  • 岡田 剛史, 稲川 優多, 井上 弘寿, 小林 聡幸, 加藤 敏
    精神医学 57(12) 997-1003 2015年12月  査読有り
  • 岡田 剛史, 齋藤 慎之介, 小林 聡幸, 加藤 敏
    精神科治療学 30(9) 1253-1257 2015年9月  
  • 岡田 剛史, 齋藤 慎之介, 小林 聡幸, 加藤 敏
    精神科治療学 30(4) 547-552 2015年9月  査読有り
    30代で外傷性てんかんを発症し、10年以上phenytoin(PHT)投与がなされていた60代女性にみられたPHT中毒の症例を報告した。食欲低下と活動性低下を主訴に前医入院となり、うつ病の診断で抗うつ薬による加療が開始され軽快した。PHT血中濃度が6.6μg/mlと低値であったため、250mgから300mgへの増量がなされたのち、食欲低下と活動性低下が再度出現したためうつ病の再燃が疑われ当科転院となったが、PHTの血中濃度が42.2μg/mlと著明高値であり、PHT中毒と診断した。PHTの血中濃度の予測は困難なことが多く、症状は非特異的であるため、典型的な中毒症状を呈さない場合であっても、PHT使用者においては血中濃度測定や身体診察が欠かせないと考えられた。
  • 岡田 剛史, 菊地 千一郎, 須田 史朗, 加藤 敏
    東京精神医学会誌 30 12-16 2015年9月  査読有り
  • 岡田 剛史, 小練 研司, 藤本 大裕, 澤井 利次, 森川 充洋, 村上 真, 廣野 靖夫, 五井 孝憲, 飯田 敦, 片山 寛次, 山口 明夫
    腹部救急医学会雑誌 34(6) 1089-1094 2014年9月  査読有り
    当院で経験したS状結腸軸捻転症20例を後ろ向きに検討し,臨床的特徴や治療方針について考察した。初診時に腸管壊死を疑った2例で緊急手術を施行,18例で内視鏡的整復を先行した。18例中,6例は整復不成功のため緊急手術を行った。他の2例では整復成功後早期に再捻転し緊急手術を行ったものの2例とも死亡した。また3例は複数回の整復既往や高度な結腸の拡張を認め,再発を危惧し待機的にS状結腸切除術を施行した。腸管壊死群8例と非壊死群12例を比較すると,壊死群でCRP値が高く,造影CTで腹水ならびに腸管血流低下を認める割合が有意に高かった。現状では非壊死と診断した場合は内視鏡的整復が第一選択とされているが,自験例では内視鏡的整復を先行した18例中,11例で最終的に手術が必要であり,内視鏡的治療で治癒しない症例が相応の割合で存在することを念頭においた患者マネジメントが重要と考えられた。

MISC

 4

講演・口頭発表等

 51

担当経験のある科目(授業)

 2

共同研究・競争的資金等の研究課題

 5