基本情報
- 所属
- 自治医科大学 医学部総合医学第2講座 /眼科学 教授
- 学位
- 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
- J-GLOBAL ID
- 200901008552020749
- researchmap会員ID
- 5000090388
研究分野
1経歴
8-
2024年4月 - 現在
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2019年8月 - 2024年3月
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2016年11月 - 2019年7月
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2007年6月 - 2016年10月
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2001年4月 - 2007年5月
学歴
3-
1997年4月 - 2001年3月
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1986年4月 - 1998年3月
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1988年4月 - 1992年3月
受賞
1-
2019年4月
論文
152-
Biological & pharmaceutical bulletin 2024年3月1日Diabetic retinopathy (DR) can cause visual impairment and blindness, and the increasing global prevalence of diabetes underscores the need for effective therapies to prevent and treat DR. Therefore, this study aimed to evaluate the protective effect of pemafibrate treatment against DR, using a Spontaneously Diabetic Torii (SDT) fatty rat model of obese type 2 diabetes. SDT fatty rats were fed either a diet supplemented with pemafibrate (0.3 mg/kg/day) for 16 weeks, starting at 8 weeks of age (Pf SDT fatty: study group), or normal chow (SDT fatty: controls). Normal chow was provided to Sprague-Dawley (SD) rats (SD: normal controls). Electroretinography (ERG) was performed at 8 and 24 weeks of age to evaluate the retinal neural function. After sacrifice, retinal thickness, number of retinal folds, and choroidal thickness were evaluated, and immunostaining was performed for aquaporin-4 (AQP4). No significant differences were noted in food consumption, body weight, or blood glucose level after pemafibrate administration. Triglyceride levels were reduced, and high-density lipoprotein cholesterol levels were increased. Extension of oscillatory potential (OP)1 and OP3 waves on ERG was suppressed in the Pf SDT fatty group. Retinal thickness at 1,500 microns from the optic disc improved in the Pf SDT fatty group. No significant improvements were noted in choroidal thickness or number of retinal folds. Quantitative analyses showed that AQP4-positive regions in the retinas were significantly larger in the Pf SDT fatty group than in the SDT fatty group. The findings suggest that pemafibrate treatment can exert protective effects against DR.
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Attenuation of Laser-Induced Choroidal Neovascularization by Blockade of Prostaglandin D2 Receptor 2Translational Vision Science & Technology 12(5) 5-5 2023年5月3日
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臨床眼科 77(4) 463-470 2023年4月<文献概要>目的:東京大学医学部附属病院(以下,当院)における2019~2021年のぶどう膜炎初診患者の統計調査。対象と方法:上記期間に当院を初診したぶどう膜炎患者520例を対象とした。診療録をもとに,年齢,性別,罹患眼,解剖学的病変部位,診断名などについて検討を行った。過去の当院の統計結果,全国疫学調査の結果と比較した。結果:初診時平均年齢54.1±20.0歳,男性223例(42.9%),女性297例(57.1%)であった。両眼性307例(59.0%),片眼性213例(41.0%)であった。前部ぶどう膜炎206例(39.6%),中間部ぶどう膜炎16例(3.1%),後部ぶどう膜炎74例(14.2%),汎ぶどう膜炎224例(43.1%)であった。診断がついた症例は353例(67.9%)であり,サルコイドーシス51例(9.8%),ヘルペス性虹彩炎37例(7.1%),急性前部ぶどう膜炎36例(6.9%),眼内悪性リンパ腫34例(6.5%),Vogt-小柳-原田病24例(4.6%),ベーチェット病23例(4.4%),の順であった。抗腫瘍薬関連の薬剤性ぶどう膜炎を8例(1.5%)に認めた。結論:2016~2018年の当院の統計結果と比較し,原因疾患の傾向はほぼ同じであった。全国疫学調査と比較し,当院では眼内悪性リンパ腫が多い結果であった。抗腫瘍薬関連の薬剤性ぶどう膜炎症例が増加しており,今後も増加が予想される。
MISC
173-
臨床眼科 66(11) 149-152 2012年10月<Point>1.角膜内皮に炎症の主座がある病態で,角膜実質,上皮浮腫の部位に一致した白色小型の角膜後面沈着物を特徴とする。2.単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルス,サイトメガロウイルスなどの感染が原因と考えられており,角膜内皮細胞障害が起きる。3.診断は眼所見に加え,PCR検査による前房水中のウイルスDNAの検出による。4.抗ウイルス薬の全身投与あるいは局所投与に加えて,ステロイドの局所点眼が基本的な治療法である。(著者抄録)
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眼科手術 25(2) 211-216 2012年4月ぶどう膜炎ではさまざまな機序により眼圧上昇が起こりうるため、患者ごとに眼圧上昇機序を推測して治療に当たる必要がある。治療は消炎剤および眼圧下降剤による薬物治療を優先するが、眼圧下降が得られない場合に緑内障手術を検討する。術式の選択は、隅角の状態から閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障に分けて考えるのが一般的である。前者ではレーザー虹彩切開術(または周辺虹彩切除術)、隅角癒着解離術、線維柱帯切除術が、後者では線維柱帯切開術、非穿孔性線維柱帯切除術、線維柱帯切除術がおもな適応となる。ぶどう膜炎症例に対する線維柱帯切除術の成績は、原発開放隅角緑内障(POAG)に比べ不良との報告が多いため、マイトマイシンC(MMC)併用を基本とし、術後の消炎や低眼圧に注意する。(著者抄録)
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British journal of haematology 157(2) 252-4 2012年4月 査読有り
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日本の眼科 82(9) 1188-1192 2011年9月日本の眼科の医療レベルを日本眼科学会からの視点から、主な眼科のSubspeciality分野(緑内障、斜視・弱視、神経眼科、ブドウ膜炎、網膜/硝子体、糖尿病網膜症、角膜、白内障)別に、実際の臨床と基礎・臨床研究の両面から国際的なレベルと比較をしつつ俯瞰を行った。又それら分野に関連して本邦で催された国際的学会についてもその主なものを簡単にまとめてみた。(著者抄録)
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臨床眼科 64(9) 1587-1592 2010年9月目的:非結核性抗酸菌の治療薬リファブチンの内服中に発症したぶどう膜炎2症例の報告。症例:いずれも女性で,64歳と81歳である。1例は25年前に多発性骨髄腫があり,5年前に非結核性抗酸菌による肺炎が発症し,肺アスペルギルス症が続発し,2ヵ月前からリファブチンなどの投与を受けていた。他の1例は60年前に結核に罹患した。4年前にMycobacteriumによる呼吸器感染があり,3ヵ月前からの再発に対しリファブチンなどで加療中であった。所見:両症例とも,前房蓄膿を伴うぶどう膜炎が右眼にあった。リファブチンの投与を中止し,1例には硝子体手術を行った。それぞれ2日後と10日後に眼内炎は鎮静化した。結論:これら2症例での汎ぶどう膜炎はリファブチン内服が原因であったと推定され,投薬中止で治癒が得られた。(著者抄録)
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臨床眼科 64(6) 991-996 2010年6月目的:非壊死性前部強膜炎に対するトリアムシノロンアセトニド結膜下注射の効果の報告。対象と方法:前部強膜炎9例11眼を対象とした。全例がステロイド薬の内服または点眼で改善しなかった。関節リウマチが2例2眼,再発性骨軟化症が1例2眼にあった。全例にトリアムシノロンアセトニド2〜4mgの結膜下注射を行い,2〜4週間後に改善しない症例には追加注射を行った。注射後4ヵ月までの経過を追跡した。結果:11眼すべてで強膜炎が鎮静化した。2眼では追加注射を必要とした。鎮静化までのトリアムシノロンアセトニドの総量は平均5.3±2.2mgであった。3眼で強膜炎が再発したが,同様な治療で鎮静化した。4眼で強膜が菲薄化した。眼圧上昇と明らかな白内障の進行はなかった。結論:非壊死性前部強膜炎にトリアムシノロンアセトニドの結膜下注射が奏効した。長期的な副作用についてはさらに検討を要する。(著者抄録)
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日本の眼科 80(1) 21-24 2009年1月眼科治療の近未来に関して、白内障、緑内障およびぶどう膜炎について簡単に述べた。今年の話題としては、白内障は多焦点眼内レンズ、緑内障は新しいプロスタグランジン関連点眼薬、ぶどう膜炎では、特にベーチェット病に対する抗TNFαモノクローナル抗体製剤が、その中心となると考えられる。(著者抄録)
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帝京医学雑誌 31(6) 331-334 2008年11月背景:眼トキカラ症はToxocara canisの眼内への幼虫移行症で、若年者に多いとされている。診断は典型的な眼底所見(硝子体混濁、網膜前膜、限局性の網脈絡膜滲出斑、網膜肉芽腫様病変)に加えて血清や眼内液中の抗体価測定が用いられる。今回、血清抗体価検査は陰性であるにもかかわらず、硝子体液中の抗体価高値により診断された眼トキソカラ症の一症例を経験したので報告する。症例:29歳女性。右眼の飛蚊症と羞明を主訴に来院。初診時右眼の視神経乳頭の鼻上側に白色滲出斑と網膜前膜を認めた。犬の飼育歴から眼トキソカラ症を疑い、血清抗体価検査を行ったが陰性であった。硝子体混濁の増加傾向が見られたため硝子体手術を行い、硝子体液中の抗トキソカラ抗体価を測定したところ、高値であったため眼トキソカラ症と診断した。駆虫療法を6週間行い、白色滲出斑は瘢痕化した。結論:眼トキソカラ症では、血清学的検査が陰性であっても、眼内液の抗体価は高値を示すことがある。眼トキソカラ症のスクリーニング検査として血清抗体価検査が広く行われているが、本症例のような血清学的検査が陰性である症例があることに注意する必要がある。(著者抄録)
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JAPANESE JOURNAL OF OPHTHALMOLOGY 51(3) 239-240 2007年5月
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臨床眼科 59(10) 1691-1694 2005年10月コルヒチン投与にて血清クレアチンホスキナーゼ(CK)値の上昇を認めたベーチェット病6例について検討した.性別は男性5例,女性1例,年齢は28〜64歳(平均44歳)で,ベーチェット病の内訳は完全型4例,不全型2例であった.全例がコルヒチン 1mgを内服中で,5例がシクロスポリンを併用し,2例に抗TNFα抗体の使用歴があった.自覚症状は筋力低下3例,上下肢の痛み2例,全身倦怠感,易疲労感,体重減少,動悸息切れが各1例で,症状の出現と同時期に血清CK値は639〜2835と著明な上昇を認めた.コルヒチンの減量または中止後数週間で自覚症状は改善し,血清CK値も正常化した
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臨床眼科 59(9) 1521-1525 2005年9月最近3年間に経験した内眼炎患者311例(男136例・女175例,平均49.5歳)について報告した.原因疾患はベーチェット病29例,サルコイドーシス25例,Vogt-小柳-原田病(VKH)19例,Posner-Schlossman症候群(PS)16例,ヘルペス性虹彩毛様体炎10例,HLA-B27陽性ぶどう膜炎(HB)10例,糖尿病虹彩炎5例,Fuchs虹彩異色性虹彩毛様体炎4例などで,同定不能が157例であった.解剖学的炎症部位による分類では前部内眼炎153例,汎内眼炎118例,後部内眼炎35例,中間部内眼炎5例で,前部内眼炎の疾患内訳はPS 16例,ヘルペス性虹彩毛様体炎10例,HB 10例,サルコイドーシス9例,ベーチェット病,糖尿病性虹彩炎各5例であった.汎内眼炎はベーチェット病22例,VHK,サルコイドーシス各16例,後部内眼炎はVKH,サイトメガロウイルス網膜炎各3例,中間部内眼炎はいずれも同定不能であった.同定不能例は前部内眼炎48.4%,汎内眼炎33.7%,後部内眼炎14.7%,中間部内眼炎3.2%で,汎内眼炎の割合は同定不能例より確定診断例でより多かった
共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2022年3月
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厚生労働省 厚生労働省科学研究費補助金 2020年4月 - 2022年3月
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AMED AMED難治性疾患実用化研究事業 2020年4月 - 2022年3月