研究者業績

宮谷 博幸

ミヤタニ ヒロユキ  (Hiroyuki Miyatani)

基本情報

所属
自治医科大学 附属さいたま医療センター 消化器科 / 総合医学第1講座 教授
学位
博士(医学)(自治医科大学(JMU))

J-GLOBAL ID
200901044787615533
researchmap会員ID
1000356123

経歴

 5

論文

 22

MISC

 65
  • Satohiro Matsumoto, Hiroyuki Miyatani, Yukio Yoshida
    DIGESTIVE DISEASES AND SCIENCES 58(5) 1306-1312 2013年5月  
  • 山中 健一, 宮谷 博幸, 吉田 行雄
    月刊地域医学 26(11) 1054-1057 2012年11月  
  • 高松 徹, 大竹 はるか, 上原 健志, 新藤 雄司, 池谷 敬, 東海 浩一, 池田 正俊, 牛丸 信也, 浅野 岳春, 松本 吏弘, 岩城 孝明, 福西 昌徳, 鷺原 規喜, 浅部 伸一, 宮谷 博幸, 吉田 行雄
    膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society 27(5) 695-700 2012年10月25日  
    症例は50歳の女性.繰り返す膵炎と心窩部痛の精査目的に当院紹介.造影CT,USで腫瘍や膵管・胆管拡張は認めなかったが,胆道シンチグラフィにて十二指腸への胆汁排泄遅延を認めた.入院時血液検査所見(無症状時)では肝胆道系,膵酵素,IgG4値の異常は認めなかった.ERCP所見は胆管挿管困難にてprecut施行後に胆管造影・IDUS実施したが器質的閉塞は認めなかった.主乳頭からは膵管像得られず,副乳頭からの膵管造影で背側膵管のみ造影された.膵炎の原因は膵管癒合不全と診断し,副膵管口切開術を施行した.また,biliary typeの十二指腸乳頭括約筋機能不全(SOD)も合併していると診断し,乳頭括約筋切開術も同時に施行した.その後,内視鏡的乳頭バルーン拡張術の追加を要したが,以後は膵炎の再燃も認めず自覚症状も改善している.膵管癒合不全を伴ったSODの報告は稀であり若干の文献的考察を加えて報告する.<br>
  • 新藤 雄司, 宮谷 博幸, 上原 健志, 池谷 敬, 山中 健一, 池田 正俊, 東海 浩一, 牛丸 信也, 松本 吏弘, 浅野 岳晴, 高松 徹, 福西 昌徳, 岩城 孝明, 鷺原 規喜, 浅部 伸一, 吉田 行雄
    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 109(7) 1243-1249 2012年7月5日  
    症例は78歳男性.多発肝細胞癌の治療を6年間行っていた.腹痛があり,CT検査にて,肝S3より突出する肝細胞癌の穿破による胆汁瘻が疑われた.内視鏡的逆行性膵胆管造影にて肝内胆管,主膵管の途絶と造影剤の腹腔内への漏出を認め,肝細胞癌局所治療後の胆汁瘻に合併した大網脂肪織炎および膵液瘻と診断した.内視鏡的胆管および膵管ドレナージが病態の改善に極めて有効であった.
  • TAKAMATSU Toru, OOTAKE Haruka, UEHARA Takeshi, SHINDOU Yuji, IKEYA Takashi, TOUKAI Kouichi, IKEDA Masatoshi, USHIMARU Shinya, ASANO Takeharu, MATSUMOTO Satohiro, IWAKI Takaaki, FUKUNISHI Masanori, SAGIHARA Noriyoshi, ASABE Shinichi, MIYATANI Hiroyuki, YOSHIDA Yukio
    自治医科大学紀要 34 87-95 2012年3月  
    食道・胃静脈瘤の治療指針はほぼ確立されているが,異所性静脈瘤の治療法については一定の見解が得られていない。我々は,十二指腸静脈瘤破裂に対して,透視下に行った内視鏡的硬化療法が有用であった1例を経験した。症例は73歳,肝硬変の女性で十二指腸静脈瘤破裂にて当院へ紹介となった。内視鏡検査にて,十二指腸下行脚に出血点と思われるびらんを伴うF3の静脈瘤を認めた。腹部CTでは膵十二指腸静脈を供血路としRetzius静脈に排血路を伴う十二指腸静脈瘤を認めた。n-butyl-2-cyanoacrylateとlipiodolを3:1に混合し,X線透視下に確認しながら3ヶ所に計6.0ml静脈瘤内に供血路,排血路が造影されるまで局注した。6日後の造影CTでは,静脈瘤から連続する供血路と排血路の一部にlipiodolの集積を認め,静脈瘤はほぼ硬化剤により置換されていた。透視下に硬化剤の注入範囲を確認しながら内視鏡的硬化療法を行うことで合併症なく,また追加治療を必要としない十分な十二指腸静脈瘤の治療が可能であった。

書籍等出版物

 1