基本情報
- 所属
- 自治医科大学 附属さいたま医療センター 消化器科 / 総合医学第1講座 教授
- 学位
- 博士(医学)(自治医科大学(JMU))
- J-GLOBAL ID
- 200901044787615533
- researchmap会員ID
- 1000356123
経歴
5-
2013年 - 現在
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2004年 - 2013年
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2001年 - 2004年
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1996年 - 2001年
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1996年 - 2001年
学歴
2-
- 1987年
-
- 1987年
論文
22-
WORLD JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY 19(42) 7426-7432 2013年11月 査読有り
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DIGESTIVE DISEASES AND SCIENCES 58(5) 1306-1312 2013年5月 査読有り
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Journal of Japanese Society of Gastroenterology 109(7) 1243-1249 2012年7月 査読有り
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WORLD JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY 18(28) 3770-3774 2012年7月 査読有り
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Clinical Journal of Gastroenterology 5(2) 101-107 2012年4月 査読有り
MISC
65-
自治医科大学紀要 29 193-200 2006年12月1日症例 48歳男性 2004年4月に急性膵炎にて膵頭部のnecrosectomyの既往あり。術後,外来にて経過観察中に膵頭部に8cm大の膵仮性嚢胞が出現した。膵嚢胞圧迫による閉塞性黄疸および肝機能障害を生じたため,2005年4月加療目的に入院した。入院後EUS下に胃体下部後壁より膵嚢胞を通電穿刺,6F pig-tailカテーテルを経鼻的に嚢胞内に留置しドレナージを施行した。穿刺時に胃内腔側に出血を認めたが,自然止血された。2週間後,経鼻カテーテルを抜去し,ガイドワイヤー下に7F,3cm長の両端pigtail biliary stentを留置した。その後,黄疸および膵嚢胞は消失し,検査成績も正常化した。外来にて11ヶ月間観察中であるが,膵嚢胞の再発なく経過良好である。閉塞性黄疸を合併した膵仮性嚢胞症例は比較的稀であり,手術やPTBDを併用した経乳頭的治療,経皮嚢胞ドレナージなどの報告はあるが,EUS下ドレナージのみにより治療し得た症例報告は検索範囲で存在しないため,今回報告する。
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自治医科大学紀要 29 193-200 2006年12月1日症例 48歳男性 2004年4月に急性膵炎にて膵頭部のnecrosectomyの既往あり。術後,外来にて経過観察中に膵頭部に8cm大の膵仮性嚢胞が出現した。膵嚢胞圧迫による閉塞性黄疸および肝機能障害を生じたため,2005年4月加療目的に入院した。入院後EUS下に胃体下部後壁より膵嚢胞を通電穿刺,6F pig-tailカテーテルを経鼻的に嚢胞内に留置しドレナージを施行した。穿刺時に胃内腔側に出血を認めたが,自然止血された。2週間後,経鼻カテーテルを抜去し,ガイドワイヤー下に7F,3cm長の両端pigtail biliary stentを留置した。その後,黄疸および膵嚢胞は消失し,検査成績も正常化した。外来にて11ヶ月間観察中であるが,膵嚢胞の再発なく経過良好である。閉塞性黄疸を合併した膵仮性嚢胞症例は比較的稀であり,手術やPTBDを併用した経乳頭的治療,経皮嚢胞ドレナージなどの報告はあるが,EUS下ドレナージのみにより治療し得た症例報告は検索範囲で存在しないため,今回報告する。
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自治医科大学紀要 29 217-221 2006年12月1日症例は44歳男性。2日間断続的に続く下血を主訴に来院した。緊急下部消化管内視鏡検査を施行したところ,大腸全体に血液がみられたが,出血部位の同定が困難であった。しかし,繰り返し洗浄し観察したところ,虫垂口から間欠的に血液が流出する所見がみられ,虫垂内腔からの出血であると判断した。緊急虫垂切除術を施行した。摘出標本では虫垂先端に血腫が存在していたが,病理組織学的には血腫の原因となる明らかな腫瘍性病変,血管異常などは認めなかった。下部消化管出血の原因部位として虫垂が占める割合は小さいが,可能性として考慮する必要がある。また,内視鏡的に出血部位を同定するのは困難ではあるが,正確な診断をするためには,根気よく洗浄・観察を続けることが必要であり,虫垂出血と診断した場合にはすみやかに外科的治療に移行する必要があると考える。
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日本大腸肛門病学会雑誌 59(2) 101-105 2006年2月1日In this study, we attempted to clarify the rate of recurrence of ischemic colitis (IC) and the clinical features of recurrent IC. Sixty-five patients diagnosed with IC at Omiya Medical Center, Jichi Medical School, from November 1991 to October 2001 were retrospectively reviewed. We sent the patients a questionnaire to ascertain whether they had experienced recurrences in their IC in the years following their treatment at our institution. We reviewed data on 58 patients who replied to the questionnaire.<BR>Ten (17.2%) of the 58 IC patients who replied to the questionnaire had experienced recurrence. The mean age of patients with recurrence was 49.2 years, and that of patients without recurrence was 62.1 years. Eight (88.9%) of 9 patients in the recurrence group and 17 (45.9%) of the 37 patients in the non-recurrence group had experienced constipation.<BR>Many of the patients in the recurrence group were without basic disorders. Furthermore, the recurrences were recognized at almost the same location. All lesions in the recurrence group were the transient type.<BR>In this retrospective study, patients with recurrent IC were younger than patients without it (p<0.05) and tended to experience constipation (p<0.05).
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日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 101(2) 188-190 2004年2月5日
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胆道 = Journal of Japan Biliary Association 15(4) 283-287 2001年10月21日チューブステント(TS)を用いた内視鏡的胆管ステント挿入術(EBD)を行った70例につき,ステントの開存期間に影響を与えると思われる因子について,特に糖尿病の有無について検討した,また,金属ステント(EMS)についても糖尿病の有無がステント開存期間に影響を及ぼすかどうかを検討した.<BR>単変量解析では疾患の違い,糖尿病の有無でステント開存期間に有意差を認めた.多変量解析では糖尿病の有無で有意差を認め,特に細径TSによるドレナージの際,糖尿病の有無について留意することが必要であると考えられた.EMSについては糖尿病の有無で開存期間に有意差はなく,糖尿病患者で悪性胆道閉塞の内瘻化には,EMSを選択するのが望ましいと考える.
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胆道 = Journal of Japan Biliary Association 15(4) 301-305 2001年10月21日総胆管結石の73 歳, 男性. 脳梗塞後遺症, 腹部大動脈瘤術後で, EST後の完全切石が困難なため, 7Frピッグテール型チューブステントを胆管内に留置した. 検査終了3時間後より,急性膵炎を発症.腹部単純X線でステント十二指腸端が十二指腸水平脚に移動していた.ERCP施行時,ステント中央部側面が乳頭を圧迫しており,膵管口を閉塞したものと考えた.ステント交換により症状の改善がみられた.乳頭圧迫の原因としては,ステントが過長であったため腸蠕動によりステント先端が移動したことが考えられた.チューブステントによる比較的稀な合併症であると考えられたので,考察を加えて報告した.
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日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 41(1) 36-41 1999年1月20日