基本情報
- 所属
- 自治医科大学 附属病院総合周産期母子医療センター母体・胎児集中治療管理部 教授
- 学位
- 医学博士(自治医科大学)
- 研究者番号
- 10306136
- J-GLOBAL ID
- 200901062593291379
- researchmap会員ID
- 1000273353
研究キーワード
15研究分野
4経歴
4-
2015年 - 現在
-
2007年 - 2015年
-
2002年 - 2007年
-
1998年 - 2002年
学歴
2-
1981年4月 - 1987年3月
-
- 1987年
委員歴
10-
2023年4月 - 現在
-
2021年11月 - 現在
-
2013年 - 現在
-
2021年10月 - 2023年9月
受賞
4-
2012年
-
2012年
-
2010年
論文
250MISC
560-
栃木母性衛生 (36) 5-7 2010年3月30歳の初産婦、IVF-ETにより妊娠したが、妊娠27週の妊婦検診で児の臀部に腰部脊髄髄膜瘤を疑わせる嚢胞(直径3cm)を認めた。超音波検査にて右臀部に脊髄とは連続性のない嚢胞があり、嚢胞は多房性で充実性部分を含み、胎児の体内へ向かって発育していた。また、脳室拡大は認めず、MRI検査にて仙尾部奇形腫(SCT)と出生前診断された。妊娠33週には嚢胞は76×47mmまで発育したが、経過中に胎児の心不全徴候はみられず、体外突出部分が小さいことから、妊娠35週5日目に経腟分娩した。精査にて仙尾部奇形腫AltmanII型と診断され、生後1日目に腫瘍摘出術を行ったところ、病理組織診断はSacrococcygeal mature teratomaであり、SCTの最終診断を得た。
-
栃木県産婦人科医報 36 46-48 2010年3月一絨毛膜一羊膜性双胎(以下、MM双胎)は極めて稀な双胎の1形態である。2児間に隔壁がないので、臍帯の相互巻絡が起こりやすく、これによって胎児死亡などが起こる。予後不良な双胎である。今回、2症例のMM双胎を観察管理した。入院管理時期、超音波検査および胎児心拍数モニタリングの開始時期や頻度・その方法などについて、最適方策を模索した。両症例とも健常児を得ることができた。今回採用方法は今後MM双胎管理方策策定への重要な臨床データとなり得る。(著者抄録)
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栃木県産婦人科医報 36 49-52 2010年3月胎内で2度の消化管穿孔を起こしたと推定される胎便性腹膜炎の症例を経験した。胎児腹水を契機に発見され、詳細に経過観察した。超音波所見から2度目の消化管穿孔に至る過程をとらえることができた。いったん認められた腹水が消失した場合には、胎便性腹膜炎が自然治癒する可能性があることは広く認識されているが、腹水消失後に消化管再破裂がおこり得る。腹水消失後も厳重な経過観察が必要である。(著者抄録)
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栃木県産婦人科医報 36 71-73 2010年3月帝王切開後に生じた子宮動脈仮性動脈瘤を経験した。通常、仮性動脈瘤は産後出血などの症状を伴うことが多いが、本症例は無症状に経過し、退院診察時の超音波検査で偶然に発見された。超音波検査やMRIにより診断確定後、動脈塞栓術による治療が行われた。仮性動脈瘤は破裂すれば致死的な経過を辿ることもあるため、退院診察時などに積極的に超音波検査を行って仮性動脈瘤の有無を診断すべきである。(著者抄録)
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日本産科婦人科学会雑誌 62(2) 296-296 2010年2月
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日本産科婦人科学会雑誌 62(2) 493-493 2010年2月
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日本産科婦人科學會雜誌 62(9) "N-273"-"N-277" 2010年
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周産期医学 40(1) 135-140 2010年1月
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日本周産期・新生児医学会雑誌 45(4) 1432-1436 2009年12月Nuchal translucency(NT)増高例における染色体異常及び染色体異常を伴わない先天異常の発生率について検討した。対象は2001年〜2007年までに妊娠11〜14週のNT高が3.0mm以上で胎児染色体検査を行った52例で、A群(NT高3.0〜3.9mm)16例、B群(4.0〜6.9mm)27例、C群(7.0mm以上)9例に分け比較した。その結果、1)染色体異常は12例(23%)で認められ、A群2例(13%)、B群4例(15%)、C群6例(67%)で、A・B群とC群間には有意差が認められた。2)染色体異常は21トリソミーが8例(67%)、18トリソミーが2例(17%)、45Xが2例(17%)で認められた。3)染色体異常を伴わない先天異常は3例(5.8%)でみられ、右心低形成、横隔膜ヘルニアと完全大血管転位症の合併、右手指形成異常各1例であった。4)2006年〜2007年に650例でNTスクリーニングが行われ、染色体異常は2例(ともに21トリソミー)、先天異常は2例(全全脳胞症、心奇形)で確認され、すべてNT高2.0mm以下であった。尚、NT増高9例には染色体異常や先天異常は認められなかった。
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日本妊娠高血圧学会雑誌 17 37-42 2009年12月血管新生関連因子の血清レベルを正常域からの偏移をGP、GH、PEの3者間で比較し、GP7例、GH15例、p-PE14例、h-PE10例、si-PE36例を対象に、妊娠高血圧、妊娠高血圧腎症について検討した。GP、GHは血管新生関連因子の視点から正常妊婦とPEの中間の異常を呈していた。このことからGPおよびGHはPEに近い病態を示すものが相当数含まれている可能性があると思われた。p-PEはGPと比較してより血管新生関連因子の異常の程度が強かった。また、h-PEもGHと比較してより血管新生関連因子の異常の程度が強かった。しかし、p-PEもh-PEもsi-PEと比較すると血管新生関連因子のSDSは同程度であった。このことから妊娠中に出現した蛋白尿或いは高血圧の一部は血管新生関連因子の異常の程度が強くなることによってPEに変化する可能性が示唆された。
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Reproductive Immunology and Biology 24(2) 138-138 2009年11月
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栃木県産婦人科医報 35 18-19 2009年3月33歳の1経産婦。妊娠経過中に産科的、眼科的な異常を認めなかった。妊娠末期に、頭痛と視力障害が突然出現した。妊娠高血圧症候群の症状は認められず、一過性の網膜浮腫と眼科的に診断された。分娩後、視力の自然回復を期待して経過観察されていたが、改善の兆候がなく再度精査された。前眼部の炎症が認められ、Vogt-小柳-原田病と診断された。ステロイドの大量投与により、視力障害と頭痛は完治した。(著者抄録)
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栃木県産婦人科医報 35 41-42 2009年3月シェーグレン症候群に伴う胎児先天性房室ブロックの症例を経験した。妊娠30週で胎児心室レート51bpmとなり、心拡大、腹水等の胎児心不全徴候が認められた。胎児心拍増加目的で塩酸リトドリンを母体投与したところ、胎児心拍数は増加し心不全徴候が改善した。先天性房室ブロックによる胎児心不全に対してリトドリン経母体投与が有用である可能性がある。(著者抄録)
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栃木母性衛生 (35) 13-15 2009年3月2007年11月に栃木県の全産婦人科医療機関96施設にアンケートを郵送し、産科診療の実態を調べた。その結果、現在分娩を取り扱っている48施設全てから回答が得られた。経腟分娩予定の全妊婦に対するB群溶血性連鎖球菌培養検査は広く実施されていた。骨盤位経腟分娩を行う施設は極めて少なかった。また、骨盤位経腟分娩実施時の同意取得率は低かった。既帝王切開妊婦の経腟分娩は一次施設と二次施設で低く、文書による同意取得率も低かった。子宮内胎児発育遅延診断における胎児体重基準値の使用はかなり普及していた。未分化ヘパリン投与後5〜7日での血小板数チェックは一次・二次施設で50%未満であった。鉗子分娩の実施は一次施設で最も低く、多くは吸引分娩のみで対応していた。
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日本産科婦人科學會雜誌 61(2) 817-817 2009年
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ULTRASOUND IN OBSTETRICS & GYNECOLOGY 33(1) 118-120 2009年1月
書籍等出版物
13共同研究・競争的資金等の研究課題
18-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2021年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2020年4月 - 2024年3月