医学部 内科学講座

大嶺 謙

オオミネ ケン  (Ken Ohmine)

基本情報

所属
自治医科大学 医学部 内科学講座 血液学部門 准教授
学位
医学博士(自治医科大学)

J-GLOBAL ID
201401059481065111
researchmap会員ID
B000238439

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研究キーワード

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論文

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  • Mashima K, Ikeda T, Kawaguchi SI, Toda Y, Ito S, Ochi SI, Nagayama T, Umino K, Minakata D, Nakano H, Yamasaki R, Morita K, Kawasaki Y, Sugimoto M, Ishihara Y, Ashizawa M, Yamamoto C, Fujiwara SI, Hatano K, Sato K, Oh I, Ohmine K, Muroi K, Kanda Y
    Annals of hematology 98(5) 1127-1133 2019年5月  査読有り
  • Kawasaki Y, Kimura SI, Nakano H, Mashima K, Shirato Y, Kawaguchi SI, Toda Y, Ochi SI, Nagayama T, Minakata D, Yamasaki R, Morita K, Ashizawa M, Yamamoto C, Hatano K, Sato K, Oh I, Fujiwara SI, Ohmine K, Kako S, Muroi K, Kanda Y
    International journal of hematology 109(4) 470-476 2019年4月  査読有り
  • Umino K, Fujiwara SI, Ikeda T, Kawaguchi SI, Toda Y, Ito S, Ochi SI, Nagayama T, Mashima K, Minakata D, Nakano H, Yamasaki R, Morita K, Kawasaki Y, Yamamoto C, Ashizawa M, Hatano K, Sato K, Oh I, Ohmine K, Muroi K, Kanda Y
    Leukemia & lymphoma 60(8) 1-8 2019年4月  査読有り
  • Ryosuke Uchibori, Takeshi Teruya, Hiroyuki Ido, Ken Ohmine, Yoshihide Sehara, Masashi Urabe, Hiroaki Mizukami, Junichi Mineno, Keiya Ozawa
    Molecular therapy oncolytics 12 16-25 2019年3月29日  査読有り
    Adoptive transfer of T cells expressing a chimeric antigen receptor (CAR) is a promising cell-based anticancer therapy. Although clinical studies of this approach show therapeutic efficacy, additional genetic modification is necessary to enhance the efficacy and safety of CAR-T cells. For example, production of an antitumor cytokine from CAR-T cells can potentially enhance their tumor-killing activity, but there are concerns that constitutive expression of anticancer molecules will cause systemic side effects. Therefore, it is important that exogenous gene expression is confined to the tumor locality. Here, we aimed to develop an inducible promoter driven by activation signals from a CAR. Transgene expression in T cells transduced with the CD19-targeted CAR and an inducible promoter, including inducible reporter genes (CAR-T/iReporter), was only induced strongly by co-culture with CD19-positive target cells. CAR-T/iReporter cells also showed redirected cytolysis toward CD19-positive, but not CD19-negative, tumor cells. Overall, our study indicated that the inducible promoter was selectively driven by activation signals from the CAR, and transduction with the inducible promoter did not affect original effector activities including interleukin-2 and interferon-γ production and the antitumor activity of CAR-redirected cytotoxic T lymphocytes. Moreover, this inducible promoter permits visualization and quantification of the activation status in CAR-T cells.
  • Mashima K, Ikeda T, Toda Y, Ito S, Umino K, Minakata D, Nakano H, Morita K, Yamasaki R, Kawasaki Y, Sugimoto M, Ashizawa M, Yamamoto C, Fujiwara S, Hatano K, Sato K, Oh I, Ohmine K, Muroi K, Kanda Y
    Leukemia & lymphoma 60(3) 703-710 2019年3月  査読有り

MISC

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  • 佐藤 一也, 室井 一男, 岡 智子, 笹崎 美幸, 細沼 里江, 尾崎 勝俊, 藤原 慎一郎, 翁 家国, 松山 智洋, 大嶺 謙, 鈴木 隆浩, 森 政樹, 永井 正, 小澤 敬也
    自治医科大学紀要 34 149-157 2012年3月1日  
    間葉系幹細胞(MSC)は,免疫抑制効果を有し造血幹細胞移植後の重症移植片対宿主病(GVHD)を改善すると報告されている。我々は,ステロイド抵抗性GVHDに対し,ヒトMSCを投与する臨床研究を実施した。2006年1月から2010年12月にかけて10例(男性7例,女性3例),平均年齢37.9歳(23歳から65歳まで)のステロイド抵抗性GVHDを有する患者が本試験に参加した。MSCは,患者の血縁者の骨髄血から分離された。10例中3例でMSCが投与された。他の7例では,大量のメチルプレドニゾロンを含む他の免疫抑制剤の追加よってGVHD が改善した,GVHDが自然に軽快した,または早期死亡のためMSCは投与されなかった。MSCを投与された3例のうち,1例で消化管GVHDの改善を認め,他の1例では消化管GVHDの改善なく,他の1例では消化管GVHDの増悪なくプレドニゾロンの減量が可能であった。MSCの投与に関係した急性の副作用はみられなかった。今回の臨床研究は少数例での検討であるため,ステロイド抵抗性GVHDに対するMSCの有効性を評価するのは困難である。ステロイド抵抗性GVHDに対するヒトMSCの臨床効果を確立するため,更なる臨床試験が必要である。
  • 笹崎 美幸, 森 政樹, 上澤 光世, 藤原 慎一郎, 菊池 裕二, 佐藤 一也, 松山 智洋, 大嶺 謙, 上田 真寿, 鈴木 隆浩, 尾崎 勝俊, 永井 正, 室井 一男, 小澤 敬也
    自治医科大学紀要 33 23-28 2011年3月1日  
    バーキットリンパ腫/白血病(Burkitt lymphoma/leukemia;BL)はc-myc遺伝子(8q24)と免疫グロブリン(Ig)遺伝子の相互転座に起因する高悪性度B細胞腫瘍であり,急速に進行する病態を特徴とする。以前は悪性リンパ腫中でも予後不良群に分類されていたが,化学療法への感受性が高くレジメンの工夫により治癒可能であると再評価され,疾患概念が変遷してきた。当科で最近12年間に診断し治療を行った10症例について,治療別の治療成績について比較検討したところ,Hyper-CVAD/HD-MTX/Ara-C+Rituximab併用療法導入後より高い奏功率が得られるようになり,短期間ではあるが生存率も向上し治癒する可能性があることが示唆された。以前は不良であった疾患の予後が化学療法の工夫により格段に改善したため,当科での経験を報告する。
  • 多々良 礼音, 森 政樹, 藤原 慎一郎, 三好 拓児, 佐藤 一也, 山本 千鶴, 松山 智洋, 外島 正樹, 大嶺 謙, 尾崎 勝俊, 高徳 正昭, 永井 正, 小澤 敬也, 室井 一男
    自治医科大学紀要 30 81-87 2007年12月1日  
  • 岡 智子, 室井 一男, 佐藤 一也, 山本 千鶴, 上田 真寿, 小野 葉子, 松山 智洋, 外島 正樹, 大嶺 謙, 尾崎 勝俊, 高徳 正昭, 森 政樹, 永井 正, 小澤 敬也
    自治医科大学紀要 30 173-180 2007年12月1日  
    内視鏡生検検体の組織学的検査に基づき,初診時に消化管の症状を有した18人の患者がB細胞性悪性リンパ腫と診断された。病変部位は,胃が9人,小腸が7人,大腸が2人であった。組織学的診断は,びまん性大細胞型リンパ腫13人,MALTリンパ腫1人,マントル細胞リンパ腫1人,他の病型が3人であった。内視鏡生検検体のフローサイトメトリーを用いた解析で,9人中7人の内視鏡生検検体にB細胞性悪性リンパ腫に特異的な軽鎖の限定的な発現がみられた。残り7人のうち3人の内視鏡生検検体では,検体不良のため軽鎖の発現は検討されなかったが,CD19またはCD20の高発現を認めた。5人中2人の内視鏡生検検体で染色体異常を認めた。内視鏡生検検体に対して,組織学的検査とフローサイトメトリーを組み合わせることによって,消化管B細胞性リンパ腫の診断の価値が高まると思われた。
  • 山本 千鶴, 室井 一男, 和泉 透, 佐藤 一也, 上田 真寿, 松山 智洋, 大嶺 謙, 外島 正樹, 尾崎 勝俊, 高徳 正昭, 森 政樹, 永井 正, 小澤 敬也
    自治医科大学紀要 29 105-113 2006年12月1日  
    初発または再発の85人のB細胞性リンパ腫患者の骨髄を,2重染色とCD19ゲート法を用いたフローサイトメトリー検査(FCM)と骨髄穿刺または骨髄生検による病理組織学的検査(PTH)を同時行った。B細胞性リンパ腫の主な組織型は,びまん性大細胞型リンパ腫(29例)と盧胞性リンパ腫(20例)であった。最も頻回に行われた治療法はCHOP療法を基礎にした化学療法で47例の患者に行われた。平均観察期間は10.5ヶ月であった。2年の生存率は,FCM陰性PTH陰性(49例)で69±7%,FCM陽性PTH陰性(23例)で45±11%,FCM陽性PTH陽性(13例)で31±15%であった。2年の無病生存率は,FCM陰性PTH陰性で69±7%,FCM陽性PTH陰性で30±11%,FCM陽性PTH陽性で21±13%であった。PTHとともに行うFCMは,B細胞性リンパ腫の予後の指標となることが示唆された。FCMを用いて悪性リンパ腫の骨髄浸潤を評価する意義を確認するためには,前方向試験が必要である。

講演・口頭発表等

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