研究者業績

藤本 茂

Shigeru Fujimoto

基本情報

所属
自治医科大学 医学部内科学講座 神経内科学部門 教授
脳卒中センター センター長
学位
医学博士(九州大学)

研究者番号
60752607
J-GLOBAL ID
201601010910807225
researchmap会員ID
B000251076

出身 九州大学医学部 平成5年卒業 九州大学内二内科入局
職歴
平成8年5月 国立循環器病センター内科脳血管部門レジデント
平成11年5月 国立循環器病センター内科脳血管部門専門修練医
平成13年5月 国立病院九州医療センター(現独立行政法人国立病院機構九州医療セン
ター) 脳血管内科医師
平成13年8月 同 脳血管センター 超音波部門チーフ
平成17年4月 新日鐵八幡記念病院 (現製鉄記念八幡病院) 脳血管内科
平成17年6月 同医長
平成20年4月 同主任医長
平成22年4月 同部長
平成26年4月 同脳卒中・神経センター長
平成28年1月 自治医科大学付属病院脳卒中センター教授
平成28年3月 自治医科大学内科学講座神経内科学部門教授
平成28年4月 自治医科大学内科学講座神経内科学部門主任教授
所属学会
American Stroke Association Premium Professional Member
International Stroke Society
日本脳卒中学会(代議員・評議員)
日本神経学会
日本脳神経超音波学会(評議員・機関誌編集委員・ガイドライン作成委員)
日本心血管脳卒中学会(評議員)
日本脳循環代謝学会(評議員)
日本栓子検出と治療学会(評議員)
日本内科学会
日本神経治療学会
日本てんかん学会
日本頭痛学会
日本老年医学会
日本プライマリーケア連合学会
Mt. Fuji Workshop on CVD
受賞
第29回日本心臓財団草野賞(第30回日本脳卒中学会にて)
第1回日本脳神経超音波学会優秀論文賞
資格
日本内科学会認定医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本神経学会専門医
日本脳神経超音波学会認定検査士
医学博士

受賞

 2

論文

 133
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • Yuichiro Ohya, Shigeru Fujimoto, Makoto Kanazawa, Naoki Tagawa, Masato Osaki, Takanari Kitazono
    Clinical Neurology 57(1) 9-13 2017年  査読有り
    A 62-year-old woman had a prior ischemic stroke in the right temporal lobe with dysarthria and dysesthesia of the left hand. Embolic stroke of undetermined source (ESUS) was diagnosed and warfarin was administered. However, transient ischemic attack recurred upon admission to our hospital. Paroxysmal atrial fibrillation and cerebral arterial stenotic lesions were absent. Transesophageal echocardiography revealed a mobile hyperechoic structure on the aortic valve indicating papillary fibroelastoma. She was diagnosed with a brain embolism due to the intracardiac tumor which was surgically excised and pathologically confirmed as papillary fibroelastoma. This type of tumor is relatively rare but it is important as an embolic source especially in ESUS. Transesophageal echocardiography was indispensable for detecting the embolic source in this patient with ESUS.
  • 大屋 祐一郎, 藤本 茂, 金沢 信, 田川 直樹, 大崎 正登, 北園 孝成
    臨床神経学 57(1) 9 2017年1月  
    症例は62歳女性である。1年前に構音障害と左手の異常感覚で発症し、MRIで右側頭葉に脳梗塞を認めた。塞栓源不明の脳塞栓症と診断されワルファリンカリウムを開始されたが、一過性脳虚血発作を再発し入院となった。発作性心房細動や主幹動脈病変は認めなかったが、経食道心エコーで大動脈弁に高輝度の可動性付着物を認め、乳頭状線維弾性腫が疑われた。塞栓源である可能性が高いと判断し、外科的切除術が行われた。病理検査で同診断が確定し、抗凝固療法は中止した。同腫瘍は比較的稀な腫瘍であるが、塞栓源不明脳塞栓症の原因として鑑別が重要であり、診断には経食道心エコーが有用であった。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407-412 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407-412 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407-412 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407-412 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407-412 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407-412 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • Naoki Saji, Kazumi Kimura, Yohei Tateishi, Shigeru Fujimoto, Nobuyuki Kaneko, Takao Urabe, Akira Tsujino, Yasuyuki Iguchi
    JOURNAL OF THROMBOSIS AND THROMBOLYSIS 42(4) 453-462 2016年11月  査読有り
    The safety and efficacy of non-vitamin K oral anticoagulant (NOAC) compared with warfarin in treating patients with non-valvular atrial fibrillation (NVAF) who developed acute ischemic stroke or transient ischemic attack (AIS/TIA), particularly those receiving tissue-plasminogen activator (tPA) therapy, remains unclear. Between April 2012 and December 2014, we conducted a multicenter prospective cohort study to assess the current clinical practice for treating such patients. We divided the patients into two groups according to the administration of oral anticoagulants (warfarin or NOACs) and tPA therapy. The risk of any hemorrhagic or ischemic event was compared within 1 month after the onset of stroke. We analyzed 235 patients with AIS/TIA including 73 who received tPA therapy. Oral anticoagulants were initiated within 2-4 inpatient days. NOACs were administered to 49.8 % of patients, who were predominantly male, younger, had small infarcts, lower NIHSS scores, and had a lower all-cause mortality rate (0 vs. 4.2 %, P = 0.06) and a lower risk of any ischemic events (6.0 vs. 7.6 %, P = 0.797) compared with warfarin users. The prevalence of all hemorrhagic events was equivalent between the two groups. Early initiation of NOACs after tPA therapy appeared to lower the risk of hemorrhagic events, although there was no significant difference (0 vs. 5.6 %, P = 0.240). Although more clinicians are apt to prescribe NOACs in minor ischemic stroke, NOAC treatment may provide a potential benefit in such cases. Early initiation of NOACs after tPA therapy may reduce the risk of hemorrhagic events compared with warfarin.
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大崎 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 38(6) 407 2016年11月  
    症例1は77歳の女性。糖尿病の既往があり、某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し、翌日も症状が持続したため当科に入院となった。症例2は66歳男性。某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害、呂律不良を主訴に来院され入院となり、入院3日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された。両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし、MRI拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた。症例1では両側椎骨動脈狭窄を認めた。共に心房細動は伴わず、経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた。ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ、抗凝固療法を継続した。ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され、脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた。(著者抄録)
  • 藤本 茂
    Medical Science Digest 42(11) 521 2016年10月  
    非心原性脳梗塞の治療では、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小板療法が中心となる。急性期はオザグレルナトリウムやアルガトロバンなどの点滴薬を用いることがある。急性期〜亜急性期には抗血小板薬2剤併用療法(Dual Antiplatelet Therapy:DAPT)の有効性が期待されるが、長期使用は出血が増加する危険性が高く推奨されない。なるべく早期に単剤に切り替えることが望ましく、ラクナ梗塞ではシロスタゾール、冠動脈疾患合併例ではアスピリンやクロピドグレルを選択する。抗血栓治療と同時に高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスク管理も重要である。(著者抄録)
  • 藤本 茂
    Medical Science Digest 42(11) 521 2016年10月  
    非心原性脳梗塞の治療では、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小板療法が中心となる。急性期はオザグレルナトリウムやアルガトロバンなどの点滴薬を用いることがある。急性期〜亜急性期には抗血小板薬2剤併用療法(Dual Antiplatelet Therapy:DAPT)の有効性が期待されるが、長期使用は出血が増加する危険性が高く推奨されない。なるべく早期に単剤に切り替えることが望ましく、ラクナ梗塞ではシロスタゾール、冠動脈疾患合併例ではアスピリンやクロピドグレルを選択する。抗血栓治療と同時に高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスク管理も重要である。(著者抄録)
  • 藤本 茂
    Medical Science Digest 42(11) 521 2016年10月  
    非心原性脳梗塞の治療では、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小板療法が中心となる。急性期はオザグレルナトリウムやアルガトロバンなどの点滴薬を用いることがある。急性期〜亜急性期には抗血小板薬2剤併用療法(Dual Antiplatelet Therapy:DAPT)の有効性が期待されるが、長期使用は出血が増加する危険性が高く推奨されない。なるべく早期に単剤に切り替えることが望ましく、ラクナ梗塞ではシロスタゾール、冠動脈疾患合併例ではアスピリンやクロピドグレルを選択する。抗血栓治療と同時に高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスク管理も重要である。(著者抄録)
  • 藤本 茂
    Medical Science Digest 42(11) 521 2016年10月  
    非心原性脳梗塞の治療では、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小板療法が中心となる。急性期はオザグレルナトリウムやアルガトロバンなどの点滴薬を用いることがある。急性期〜亜急性期には抗血小板薬2剤併用療法(Dual Antiplatelet Therapy:DAPT)の有効性が期待されるが、長期使用は出血が増加する危険性が高く推奨されない。なるべく早期に単剤に切り替えることが望ましく、ラクナ梗塞ではシロスタゾール、冠動脈疾患合併例ではアスピリンやクロピドグレルを選択する。抗血栓治療と同時に高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスク管理も重要である。(著者抄録)
  • 藤本 茂
    Medical Science Digest 42(11) 521 2016年10月  
    非心原性脳梗塞の治療では、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小板療法が中心となる。急性期はオザグレルナトリウムやアルガトロバンなどの点滴薬を用いることがある。急性期〜亜急性期には抗血小板薬2剤併用療法(Dual Antiplatelet Therapy:DAPT)の有効性が期待されるが、長期使用は出血が増加する危険性が高く推奨されない。なるべく早期に単剤に切り替えることが望ましく、ラクナ梗塞ではシロスタゾール、冠動脈疾患合併例ではアスピリンやクロピドグレルを選択する。抗血栓治療と同時に高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスク管理も重要である。(著者抄録)
  • 藤本 茂
    Medical Science Digest 42(11) 521 2016年10月  
    非心原性脳梗塞の治療では、アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾールなどの抗血小板療法が中心となる。急性期はオザグレルナトリウムやアルガトロバンなどの点滴薬を用いることがある。急性期〜亜急性期には抗血小板薬2剤併用療法(Dual Antiplatelet Therapy:DAPT)の有効性が期待されるが、長期使用は出血が増加する危険性が高く推奨されない。なるべく早期に単剤に切り替えることが望ましく、ラクナ梗塞ではシロスタゾール、冠動脈疾患合併例ではアスピリンやクロピドグレルを選択する。抗血栓治療と同時に高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスク管理も重要である。(著者抄録)

MISC

 12
  • 藤本茂
    月刊メディカル・サイエンス・ダイジェスト 42(11) 521‐524 2016年10月25日  
  • 矢坂 正弘, 藤本 茂, 加藤 元嗣, 朝倉 英策
    Cardio-coagulation = カーディオコアギュレーション : 循環器における抗凝固療法 3(3) 154-162 2016年9月  
  • 藤本 茂
    Cardio-coagulation = カーディオコアギュレーション : 循環器における抗凝固療法 3(2) 114-118 2016年6月  
  • 藤井 悠里, 藤本 茂, 田川 直樹, 大﨑 正登, 金沢 信, 大屋 祐一郎
    脳卒中 331-335 2016年  
    症例は高血圧症・脂質異常症の既往があり,ADL が自立した80 歳女性.意識障害を主訴に救急搬送された.入院時には右顔面麻痺,構音障害,軽度の右上肢脱力があり,正球性正色素性貧血と両側境界域や皮質に多発する急性期脳梗塞巣を認めた.神経症候は輸血により改善傾向を呈した.来院1 週間前より食欲不振と黒色便があり,上部消化管内視鏡検査にてA1 stage 潰瘍を認めた.すでに止血が完成していたため,抗血栓療法を開始した.頭蓋内および頭蓋外脳血管に有意狭窄はなかったが,虚血病巣や輸血により症状が改善したことから,脳梗塞の発症機序として急激な出血による循環血液量の減少と貧血による低酸素血症が示唆された.さらに悪性腫瘍などは認めなかったが,経食道心エコー検査で大動脈弓部に高度粥腫を認め,大動脈原性塞栓症の可能性も疑われた.二次予防にはクロピドグレルを選択し,再発や神経症候の増悪はなく,独歩で自宅退院となった.
  • 今津 愛介, 藤本 茂, 熊本 将也, 大﨑 正登, 金沢 信, 田川 直樹, 大屋 祐一郎
    脳卒中 407-412 2016年  
    症例1 は77 歳の女性.糖尿病の既往があり,某日起床時に右上下肢の脱力を自覚し,翌日も症状が持続したため当科に入院となった.症例2 は66 歳男性.某日起床時から急激な浮腫の進行と歩行障害,呂律不良を主訴に来院され入院となり,入院3 日目に右片麻痺と右上下肢の感覚障害を指摘された.両症例ともにネフローゼ症候群の診断基準を満たし,MRI 拡散強調画像で両側散在性の急性期梗塞巣を認めた.症例1 では両側椎骨動脈狭窄を認めた.共に心房細動は伴わず,経食道心エコーで左房内もやもやエコーと大動脈弓部粥腫病変を認めた.ネフローゼ症候群に伴う過凝固状態が動脈硬化病変や心臓内の血栓形成に関与した可能性が考えられ,抗凝固療法を継続した.ネフローゼ症候群では左房内もやもやエコーや弓部粥腫を高頻度に有している可能性が推察され,脳塞栓症の原因診断に経食道心エコーが有用であると考えられた.