基本情報
受賞
1論文
63MISC
16書籍等出版物
1講演・口頭発表等
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Gastroenterological Endoscopy 2004年8月 (一社)日本消化器内視鏡学会症例1は28歳男性で,針を飲み込んだ.症例2は53歳男で,釘を誤嚥した.両症例に内視鏡的摘出術を施行した.ロングオーバーチューブを内視鏡に装着し,透視ガイド下に鰐口把持鉗子を用いて異物を把持して,胃内まで進めたロングオーバーチューブ内に異物を収納し摘出した.ロングオーバーチューブ法は鋭利端のある異物や大きな異物を摘出する際に粘膜損傷なく容易に摘出することができ,極めて有用であると考えられた
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腎と透析 2004年5月 (株)東京医学社73歳女.胃癌で幽門側胃切除術,乳癌で乳房切断術の既往がある.慢性腎不全で血液透析導入となった.定期検査の胸部X線写真で右肺異常陰影を指摘された.胸部X線写真で右下肺野に結節影を認め,CT検査で右肺下葉S9の末梢に1.5cm大の結節影を認め,ノッチを伴った.経気管支的擦過細胞診と気管支洗浄液細胞診はClassIIであった.画像上肺癌を疑い,手術を施行した.右肺下葉S9に結節を認め,穿刺吸引細胞診を行いClass Vで肺癌と診断した.左肺下葉切除術,リンパ節郭清を胸腔鏡補助下に施行した.術後5日目に胸水貯留を認めたが,透析を行うことで改善した.食事摂取が不良で,9日間カリウムフリーの高カロリー輸液を行い術後22日目に退院となった.現在術後10ヵ月であるが,再発なく生存中である