基本情報
研究キーワード
1研究分野
1経歴
7-
2012年4月 - 現在
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2011年4月 - 2012年3月
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2010年10月 - 2011年3月
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2007年4月 - 2010年9月
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2006年4月 - 2007年3月
学歴
1-
1997年4月 - 2003年3月
論文
35-
Pediatric Surgery International 34(10) 1035-1040 2018年10月1日
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Journal of Pediatric Surgery Case Reports 3(2) 75-78 2015年
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日本小児外科学会雑誌 51(6) 1042-1047 2015年【目的】当科では小児急性虫垂炎に対し,保存的治療を第一選択としている.今回,我々の治療経験から小児急性虫垂炎に対する保存的治療の適応および限界について検討した.<br>【方法】2012 年1 月から2014 年8 月までに急性虫垂炎の診断で入院し抗菌薬を用いた保存的治療を行った53 症例を対象とし,保存的治療奏効群と保存的治療抵抗群に分けて比較検討した.<br>【結果】53 例中,奏効群は36 例,抵抗群は17 例.入院時体温は奏効群が37.4±0.7°C,抵抗群が38.2±0.8°C で抵抗群において高かった(p=0.01).入院時血液検査所見では,CRP が奏効群1.4±1.7 mg/dl,抵抗群9.7±7.0 mg/dl と,抵抗群で高値であった(p<0.01).画像所見では,虫垂最大径が奏効群8.4±2.7 mm,抵抗群11.3±2.5 mm と抵抗群で有意に腫大していた(p<0.01).糞石は奏効群の16.7%(6/36 例),抵抗群の76.5%(13/17 例)に認めていた(p<0.01).治療開始後24 から48 時間での白血球数は奏効群6,988.9±2,884.8/μl,抵抗群11,741.2±3,845/μl と,抵抗群で高値であった(p<0.01).再発率は奏効群8.3%に対し,抵抗群では36.4%と高率であった(p=0.042).治療開始から48 時間での2 群のカットオフ値は,白血球数9,650.0/μl,CRP 値が6.67 mg/dl と推定された.<br>【結論】治療後48 時間において白血球数が9,650.0/μl またはCRP 値が6.67 mg/dl を超える症例では早期の外科治療を検討すべきである.
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JOURNAL OF PEDIATRIC SURGERY 49(11) 1605-1609 2014年11月 査読有り
MISC
166-
日本臨床外科学会雑誌 69(11) 2900-2903 2008年11月25日Ladd手術の1年3カ月後に中腸軸捻転を再発した稀な症例を経験したので報告する.<BR>生後5日に腸回転異常のため中腸軸捻転をきたしLadd手術を施行した男児が,1年3カ月後に胆汁性嘔吐のため当院を受診した.術後イレウスの診断で入院し保存的に治療したが改善が得られなかった.第3病日に急激に全身状態の悪化を生じ,腹部CTにて腸管の拡張と多量の腹水を認めた.絞扼性イレウスを疑い,同日,緊急手術を施行した.小腸は再び中腸軸捻転をおこし拡張し,広汎に壊死していた.捻転解除後も腸管虚血は改善されず,壊死腸管を切除した.残存した腸管は40cmであり,術後に患児は短腸症候群をきたした.
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日本小児外科学会雑誌 44(2) 158-161 2008年4月20日呼吸障害を呈さず,診断・治療を兼ねた硬性気管支鏡検査が必要であったまれな喉頭気管異物の症例を経験した.症例は1歳4か月の男児.長さ約1cmの円筒形,中空のプラスチックチューブを誤って飲み込んだところを同胞に目撃され来院.全身状態良好で呼吸苦なく,聴診上は両肺野でごく軽度の喘鳴を聴取されるのみであった.単純X線および頚部胸部CTにて精査したが異常所見は認められなかった.しかし啼泣時に声が出ないことに気付き,気道異物を否定できないため,硬性気管支鏡検査を施行した.全身麻酔下に硬性気管支鏡にて観察すると異物が声門から声門下腔に嵌っており,内腔は開存していた.また異物と気管の長軸は一致していた.発赤・腫脹はごく軽度であり,内視鏡下に摘出した.検査終了後気管内挿管し,覚醒を確認し抜管した.経過順調にて翌日退院となった.呼吸障害を呈さない症例であっても,病歴より気道異物が否定できない場合は積極的に気管支鏡検査を行う必要があるものと考えられた.
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日本小児外科学会雑誌 44(2) 153-157 2008年4月20日症例は4歳,男児.3日間持続する腹痛を呈し急性腹症の診断にて当院に紹介された.臍周囲の腹痛は腹膜刺激症状を伴わないが,血液検査では強い炎症反応を認めた.腹部CTでは腹水や虫垂の腫脹を指摘できなかったが,左肺底部に1.5×1.9×4.7cm大の腫瘤を認めた.入院後,左血性胸水の増加,腫瘤の増大傾向,炎症反応の高値が持続し,炎症性肺腫瘤,悪性腫瘍も否定できない経過であった.左胸腔ドレナージと抗生剤投与により炎症反応は改善したため,14病日に左開胸による腫瘤摘出術を施行した.病理所見から肺葉外肺分画症の茎捻転と診断された.術後5日目に後天性横隔膜ヘルニアを発症し横隔膜縫縮術を追加した.以降は順調に経過し29病日に軽快退院した.肺葉外肺分画症の茎捻転による急性腹症を呈した極めて稀な症例と考えられたので報告した.
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日本小児血液学会・日本小児がん学会学術集会・日本小児がん看護研究会・血友病看護研究会・財団法人がんの子供を守る会公開シンポジウムプログラム・総会号 50th-24th-6th-5th-13th 368 2008年