佐藤幹代   
慢性疼痛 21(1) 107-122 2002年12月
慢性疼痛患者の治療に関わる看護士,医師と1〜5年間持続する痛みを持つ患者各3名を対象に痛みの伝達・緩和に関する内容を中心に面接調査を行った.その結果をもとに慢性疼痛患者の疼痛緩和ケアに関連する要因と構造を明らかにして慢性疼痛患者に対する看護介入について検討した.支持された看護計画は,1)話をよく聞く,2)注意転換を用いる,3)痛みを訴えた時には速やかに対応する,であった.新たに追加する看護計画は,1)緩和ケアを複合的に用いる,2)看護計画を患者といっとょに立案する,3)スタッフ間で連携をと...