福地 貴彦   牧野 淳   
Intensivist 11(1) 36-39 2019年1月
<文献概要>菌血症に対する治療中に,いつどのように血液培養のフォローアップを行うか,に関する定式はほとんどない。グラム陽性菌の場合には,積極的に感染性心内膜炎を疑い,経食道心エコー検査などを施行しつつ,48時間ごとに血液培養2セット再検を繰り返すことがすすめられる。グラム陰性菌の場合には,感染巣のコントロールができていなければ,同じく48時間ごとに血液培養2セット再検を繰り返すことを考慮する。ただし感染巣のコントロールができていれば,必ずしも再検は必要ではないかもしれない。菌血症の治療期間...