谷田部 典子   谷津 裕子   
栃木県母性衛生学会雑誌: とちぼ (47) 8-13 2021年3月
切迫早産と診断され自宅安静となった看護職者の体験を明らかにすることを目的に、質的記述的研究デザインにて、看護師2名、助産師1名、院護教諭1名を対象に半構成的面接を実施した。質的帰納的分析の結果、切迫早産となった看護職者の体験は、【妊娠までの辛い道のり】【危ぶまれた妊娠継続】【腹部緊満への対応の困難さ】【守ってもらえた妊娠生活】【自宅安静により解消されたストレスと新たに生じたストレス】【切迫早産体験を職務に活かす】の6つのカテゴリーで示された。看護職者たちは、周囲に対する気遣いから母性保護に...