江口 和男   渡邉 裕昭   今泉 悠希   廣江 道昭   苅尾 七臣   
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 35(1) 69-2-69-2 2015年
症例は 53 歳女性。完全房室ブロックで発症し、心臓の形態異常や 収縮障害を認めず、FDG-PET で心室中隔、左室自由壁に FDG の 集積を認めた症例である。諸検査より、心サルコイドーシスと診 断し、房室ブロックの改善目的でステロイドパルス療法(メチルプ レドニゾロン 1g/日×3 日間)を施行したところ、2日目より洞調律 に回復し、パルス療法に続いて、経口プレドニゾロンを 30mg か ら徐々に漸減、7.5mg で維持していた。その後、外来フォロー中、 洞調律は維持されていたが、心電...