仲田みぎわ   城丸瑞恵   佐藤幹代   門林道子   水谷郷美   本間真理   いとうたけひこ   
死の臨床 39(1) 185-191 2016年6月 [査読有り]
乳がん闘病記から、病い体験から得られた肯定的変化を抽出した。「他者に対する感謝の芽生え」「がんによる益」「平常がもたらす喜び」「自己の成長の喜びと実感」「自己の存在理由の意識化」「わき上がる生への希望」「他者への貢献の願い」これら7つの肯定的変化に注目することで、乳がん体験者が有限の命を意識しながら、がんと向かい合う自身を評価し、自己の存在意義を肯定的に捉え、今を充実させる生き方を目指していることがわかった。