基本情報
- 所属
- 自治医科大学 附属病院 光学医療センター内視鏡部 学内教授
- 学位
- 医学博士(自治医科大学)
- J-GLOBAL ID
- 201401032946041839
- researchmap会員ID
- B000238024
- 外部リンク
研究分野
1経歴
4-
2022年 - 現在
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2018年7月 - 2022年3月
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2012年4月 - 2018年6月
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2010年1月 - 2012年3月
学歴
1-
1990年4月 - 1996年3月
受賞
3論文
486-
Endoscopy international open 11(12) E1110-E1115 2023年12月Background and study aims Small-bowel polyps in patients with Peutz-Jeghers syndrome (PJS) are sometimes difficult to reach using double-balloon enteroscopy (DBE). However, they can induce intussusception, especially when ≧15 mm. This study aimed to review the outcomes of patients with such polyps. Patients and methods All patients with PJS with small-bowel polyps that bidirectional DBE failed to reach and were ≧5 mm as shown by DBE enterography at our institution from May 2006 to April 2022 were retrospectively evaluated. The endpoint was the earliest occurrence of symptomatic intussusception induced by the polyp, endoscopic removal by repeat DBE or intraoperative endoscopy, or the last medical record describing the patient's condition. Results This study included 27 polyps in 13 patients. All patients had extraluminal adhesions. None developed symptomatic intussusception, eight patients underwent endoscopic removal at repeat DBE without surgery, two patients underwent removal with intraoperative endoscopy, two patients were observed without polyp removal, and one patient had a polyp removed at repeat DBE and three unreachable polyps remained. Repeat DBE without surgery was able to remove 14 polyps (52%). Polyps ≧15 mm included 11 lesions in eight patients and were observed for a median of 14 months without symptomatic intussusception. Conclusions The difficult-to-reach polyps may have a low risk of immediate symptomatic intussusception, possibly due to limited bowel mobility by extraluminal adhesions, and the likelihood of reaching them at repeat DBE was substantial. Hence, repeat DBE 1 year later may be proper in such patients with PJS.
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Journal of hepato-biliary-pancreatic sciences 30(6) e36-e37 2023年6月During balloon enteroscopy-assisted endoscopic retrograde cholangiography, the minimal water exchange method facilitates reaching the site and prevents pneumobilia, hepatic portal venous gas, and air embolism. However, the water may mix with bile or blood, obscuring the visual field. Yokoyama and colleagues demonstrate how the gel immersion method helps overcome this problem.
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Progress of Digestive Endoscopy 103(Suppl.) s95-s95 2023年6月
MISC
383-
Intestine 13(1) 33-41 2009年1月カプセル内視鏡(capsule endoscopy;CE)やダブルバルーン内視鏡(double balloon enteroscopy;DBE)の開発により,全小腸の内視鏡観察が可能となった.DBEで観察されるクローン病の小腸病変の特徴は,アフタ様潰瘍,類円形潰瘍,不整形潰瘍,縦走潰瘍などである.DBEを用いると,非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が検出されやすいアフタ様潰瘍を狙撃して生検することができ,また内視鏡先端のバルーンを拡張させて造影することにより,狭窄・痩孔・偽憩室などを明瞭に描出することができる.また,クローン病の潰瘍は腸間膜付着側に偏在する傾向があり,DBEを用いた判定により他疾患との鑑別に役立てることができる.また,クローン病の治療においては腸粘膜の粘膜治癒(mucosal healing;MH)が,その後の経過における大きな予後規定因子であることが明らかになっており,DBEやCEを用いて粘膜の状態を把握し,治療に生かしていくことが今後のクローン病治療戦略上,重要になると考えられる.(著者抄録)
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日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 106(1) 19-25 2009年ダブルバルーン内視鏡とシングルバルーン内視鏡は,バルーン内視鏡と総称され,従来であれば術中内視鏡でなければ不可能であった深部小腸の病変に対する内視鏡診断·治療を可能にした.食道,胃や大腸で行われている内視鏡治療のほとんどが可能だが,小腸の解剖学的特徴を考慮した工夫と注意が必要である.また,現状では,バルーン内視鏡の有効長と鉗子口径に対応した処置具が限られており,今後の開発が待たれる.バルーン内視鏡は,今後需要が増えていくと考えられるが,その有用性とコストに見合った保険点数が算定されておらず,普及の障害となっている.医療レベルの地域間格差を解消するためにも,適正な保険点数の算定が望まれる.
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移植 43(5) 378-382 2008年10月10日
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Gastroenterol Endosc 50(Supplement 2) 2283 2008年9月5日
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成人病と生活習慣病 38(9) 1056-1064 2008年9月腸管を柔らかいオーバーチューブで内腔から把持するという新しい発想によってダブルバルーン内視鏡(DBE)は誕生し、全長5〜7mにも及び腹腔内で自由に存在する小腸を術者の意のままに内視鏡観察することが可能となった。小腸の腫瘍性病変は、小腸癌、GIST、リンパ腫などが主なものであるが、いずれも直接観察により特徴的な所見が明らかになりつつあり、同時に生検により病理学的な裏付けができるようになった。炎症性疾患としてはCrohn病が代表であるが、まだまだ原因の明らかでない潰瘍性病変も多く、鑑別のため、DBEによる潰瘍の偏在(腸間膜付着側か対側か)の評価が役立つ。血管性病変に対しては、病理学的な特徴も考慮した形態分類が報告され、今後、治療法選択も含めた活用が期待されている。Meckel憩室は、比較的頻度の高い形成異常であり、DBEによる観察で潰瘍が存在するかどうか手術療法を選択するかどうかの判断材料となる。DBEによって直接観察が可能となった小腸の代表的な疾患について、内視鏡画像とともに供覧する。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.2) 2244-2244 2008年9月
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Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.2) 2276-2276 2008年9月
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Progress of Digestive Endoscopy 73(1) 68-68 2008年6月
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Gastroenterol Endosc 50(Supplement 1) 910 2008年4月15日
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Gastroenterol Endosc 50(Supplement 1) 848 2008年4月15日
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 67(5) AB274-AB274 2008年4月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 67(5) AB260-AB260 2008年4月
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胃と腸 43(4) 657-661 2008年4月小腸出血の原因のうち,かなりの割合を血管性病変が占めているが,従来の検査方法では診断が困難であった.近年の小腸内視鏡の発展により,小腸血管性病変の内視鏡的診断のみならず,治療までも可能となってきた.消化管の血管性病変は,静脈の特徴を持つangioectasia,動脈の特徴を持つDieulafoy's lesion,動脈と静脈の間に吻合あるいは移行がみられるarteriovenous malformationの3つが代表的である.この病理学的背景に基づいて,拍動性の有無に着目した内視鏡分類を用いることで,内視鏡的診断とともに,適切な治療方法の選択が可能となる.(著者抄録)
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日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 105 A14 2008年3月20日
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日本消化器病学会雑誌 105(臨増総会) A371-A371 2008年3月
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消化器内視鏡 19(11) 1525-1530 2007年11月ダブルバルーン内視鏡は、内視鏡先端とオーバーチューブ先端に装着した2つのバルーンを用いて、腸管の無駄な伸展を抑制し、腸管を短縮しつつ挿入することで、小腸全域を観察可能にした内視鏡である。経口的にも経肛門的にも挿入が可能であり、バイパスされた腸管にも選択的挿入が可能である。深部小腸においても高い操作性が保たれるため、観察だけにとどまらず、さまざまな処置具を用いた内視鏡治療も行える。このことは、小腸疾患に対する診断・治療体系を大きく変えることになった。小腸出血や、小腸ポリープ、小腸狭窄、小腸異物については、内視鏡治療を行うことで開腹手術を回避できる症例が多い。また、癒着性イレウスや良性腫瘍などについては、病変部位を内視鏡的にマーキングすることで、腹腔鏡手術や腹腔鏡補助下小開腹手術につなげることが可能になった。今後、ダブルバルーン内視鏡の需要は高くなっていくと考えられる。(著者抄録)
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消化器内視鏡 19(11) 1581-1589 2007年11月ダブルバルーン内視鏡は、深部小腸の内視鏡観察や内視鏡治療を目的に開発され、その有用性は各方面から注目されている。術後に伴う病態として、癒着性イレウスは頻度が高い。血行障害を伴わない癒着性イレウスでは、絶食・補液管理で保存的に治療されることが多いが、この癒着は持続するため、イレウスの発症を繰り返すことが多く、厳重な食事制限や下剤の服用を余儀なくされている。こうした患者にダブルバルーン内視鏡を行うことで、癒着部位を特定し、点墨を施しておれば、後日癒着剥離術を行う際に、腹腔鏡を使用したり、小切開の開腹術などにより低侵襲な術式を選択できる可能性がある。また、腫瘍や炎症などによる器質的狭窄の除外診断を行うことができる。一方、成人の腸重積症は、腸閉塞症の原因の約1%を占め、ポリープ、癌などの腫瘍性病変が先進部となって発症することが多い。筆者らは、この腸重積を内視鏡的に整復する2つの方法を考案した。一つは経肛門的にダブルバルーン内視鏡を挿入し、内視鏡先端のバルーンを拡張させた状態で造影剤を注入し、その圧力で整復する方法である。もう一つは、経口的にダブルバルーン内視鏡を挿入し、内視鏡先端バルーンを拡張させた状態で、腸重積の原因となっているポリープごと引いてきて整復する方法である。両方法の実際の症例を紹介するが、術前に腸管虚血の評価を十分に行い、不成功時や偶発症発生時の体制(開腹術への移行)を十分に整えて臨む必要がある。(著者抄録)
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日本大腸肛門病学会雑誌 60(10) 940-946 2007年10月15日ダブルバルーン内視鏡とカプセル内視鏡の登場により小腸疾患に対する診断・治療体系は大きく変化してきている. ダブルバルーン内視鏡は, 内視鏡先端とオーバーチューブ先端との2つのバルーンで腸管を把持し, 屈曲した腸管でも無用な伸展を抑制することで, 小腸全域での詳細な内視鏡観察が可能なだけでなく, 生検や内視鏡的治療まで可能にし, 胃や大腸において行われてきた診断・治療を, 小腸においても行えるようにした. 本稿ではダブルバルーン内視鏡の原理と特徴について説明し, 実際の使用に当たっての挿入経路と内視鏡機種の選択方法, 経口的挿入と経肛門的挿入の具体的な挿入法について述べる.
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日本消化器外科学会雑誌 40(7) 1181-1181 2007年7月1日
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Gastroenterol Endosc 49(Supplement 1) 841 2007年4月5日
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 65(5) AB180-AB180 2007年4月
共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2028年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2019年4月 - 2023年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2009年 - 2011年