研究者業績

福地 貴彦

Takahiko Fukuchi

基本情報

所属
自治医科大学 附属さいたま医療センター 内科系診療部 総合診療科 / 医学部総合医学第1講座 学内教授

J-GLOBAL ID
202101005477539861
researchmap会員ID
R000016970

論文

 71

MISC

 24
  • 福地 貴彦, 山口 泰弘
    Medical Practice 37(10) 1486-1491 2020年10月  
  • 湊 さおり, 山下 武志, 吉田 克之, 川村 愛, 渡辺 珠美, 石井 彰, 福地 貴彦, 菅原 斉, 川瀬 正昭, 出光 俊郎
    自治医科大学紀要 41 29-34 2019年3月  
    症例は、29歳女性。主訴は発熱、皮疹、急性発症の後頸部部痛および排尿時痛。入院3ヵ月前にパートナーの第1期梅毒発症が判明。その翌日、近医にて、血清梅毒スクリーニング検査(rapid plasma reagin[RPR]test、Treponema pallidum hemagglutination[TPHA]test)を受けたが、いずれも陰性。2ヵ月前、陰部皮疹に気づき、1ヵ月前からの体幹部と腹部の点状紅斑の拡大もあったが、梅毒の診断には至らず。2週間前から排尿時痛あり。遂に2回目の梅毒スクリーニング検査を実施。入院10日前の後頸部痛出現時に、RPR 128倍とTPHA 640.0 titer unitとが判明し、緊急入院。髄液検査後、ヒト免疫不全ウイルス未感染の梅毒性髄膜炎と診断。Penicillin Gによる抗菌薬治療を2週間継続し改善。第16病日に退院し、治療開始第187日目には、RPR 8倍、TPHA 262.4 titer unitとなった。梅毒を早期診断し適切に治療するには、梅毒曝露の可能性がある場合、1回目の梅毒スクリーニング検査が陰性でも、症状の有無にかかわらず、潜伏期を考慮して2回目以降の梅毒検査を実施するべきである。(著者抄録)
  • 福地 貴彦, 牧野 淳
    Intensivist 11(1) 36-39 2019年1月  
    <文献概要>菌血症に対する治療中に,いつどのように血液培養のフォローアップを行うか,に関する定式はほとんどない。グラム陽性菌の場合には,積極的に感染性心内膜炎を疑い,経食道心エコー検査などを施行しつつ,48時間ごとに血液培養2セット再検を繰り返すことがすすめられる。グラム陰性菌の場合には,感染巣のコントロールができていなければ,同じく48時間ごとに血液培養2セット再検を繰り返すことを考慮する。ただし感染巣のコントロールができていれば,必ずしも再検は必要ではないかもしれない。菌血症の治療期間は,感染性心内膜炎に準じて,血液培養陰性化を確認した日を治療初日と考えることが妥当である。

講演・口頭発表等

 91