福原 隆宏, 藤原 和典, 野村 憲一, 片岡 英幸, 三宅 成智, 竹内 英二, 北野 博也
頭頸部外科 = Journal of Japan Society for Head and Neck Surgery 22(1) 109-113 2012年6月30日
副咽頭間隙の手術は,解剖学的に困難であり,高い手技が必要となる。さらに,術後合併症も伴い易い。副咽頭間隙における低侵襲手術は,いまだ確立されていない。<br>このたびわれわれは,巨大な副咽頭間隙神経鞘腫の2症例を経験した。術式は,低侵襲である経口法を選択した。2例とも腫瘍が巨大であったため,ナビゲーションシステムを併用し,神経刺激装置で脳神経をモニタリングしながら,内視鏡補助下経口手術を行うことにより神経を温存することが出来た。術後は両症例共,脳神経機能は温存され,患者のQuality of lifeが良好に維持された。