研究者業績

杉浦 康史

スギウラ ヤスシ  (Sugiura Yasushi)

基本情報

所属
自治医科大学 歯科口腔外科学講座 講師

J-GLOBAL ID
201501002150598817
researchmap会員ID
B000247488

論文

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  • 仁保 千秋, 田村 知子, 大房 悠里, 今野 悠, 林 宏栄, 杉浦 康史, 七條 なつ子, 須永 中, 森 良之, 野口 忠秀
    日本口蓋裂学会雑誌 50(1) 10-17 2025年  
    【緒言】顎裂部骨移植術は,唇顎口蓋裂の一連の治療において欠かすことのできない重要な手術である。移植骨は腸骨より採取する方法が標準的であるが,術後は腸骨採取部の疼痛による歩行困難や離床の遅れがしばしば問題となる。腸骨採取部の疼痛コントロールは患者のQOL 向上や患者満足度の観点からも重要である。当科では2013 年より顎裂部骨移植術の腸骨採取部に長時間作用型局所麻酔薬であるロピバカイン塩酸塩を使用しており,今回,われわれはその有効性について検討した。【方法】2006 年4 月から2019 年3 月までに自治医科大学附属病院歯科口腔外科・矯正歯科で顎裂部骨移植術を施行した患者101 名(男性60 名,女性41 名),111 顎裂を対象とした。腸骨採取は前腸骨より行い,採取後にロピバカイン塩酸塩を使用しなかった群をNR 群(24 例),ロピバカイン塩酸塩を使用した群をR 群(87 例)として,術後の初回鎮痛薬使用開始時間,歩行開始時期,術後在院日数について検討した。【結果】鎮痛薬の初回平均投与時間はNR 群8.3 時間,R 群8.2 時間であった。また,全体のうち鎮痛薬の内服を必要とした患者割合はNR 群70.8 %,R 群56.3 % であった。平均歩行開始時期はNR 群42.9 時間,R 群23.5時間で,R 群で有意に術後早期の歩行が可能であった。術後在院日数はNR 群5.5 日,R 群2.9 日で,R 群で有意に在院日数が短く,重回帰分析においてもロピバカイン塩酸塩の使用の有無が術後在院日数に有意に影響する結果となった。【考察】アセトアミノフェンやNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などの全身的な鎮痛薬投与のみでは体動時の十分な鎮痛が得られず,離床の遅れにつながることがある。今回,腸骨採取後にロピバカイン塩酸塩を使用することで,術後早期の離床と在院日数の短縮が可能であることが示された。ロピバカイン塩酸塩は,持続性のある鎮痛効果が期待でき,腸骨採取部の疼痛コントロールに有効 であるといえた。
  • Yasushi Sugiura, Hirosaka Hayashi, Akihiro Dohi, Aoi Sakuyama, Yukio Oyatsu, Naruo Okada, Junichi Hayasaka, Yoshiyuki Mori, Tadahide Noguchi
    Journal of Japanese Society of Oral Oncology 37(1) 11-19 2025年  
  • 横山 裕乙, 相澤 恵美, 山本 亜紀, 尾田 誠一郎, 林 宏栄, 杉浦 康史, 七條 なつ子, 森 良之, 野口 忠秀
    日本口腔科学会雑誌 73(2) 161-161 2024年9月  
  • 杉浦 康史, 林 宏栄, 尾田 誠一郎, 土肥 昭博, 作山 葵, 森 良之, 野口 忠秀
    頭頸部癌 50(2) 169-169 2024年5月  
  • 杉浦 康史, 林 宏栄, 尾田 誠一郎, 土肥 昭博, 作山 葵, 森 良之, 野口 忠秀
    頭頸部癌 50(2) 169-169 2024年5月  

MISC

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  • 井上 恵美, 宮城 徳人, 杉浦 康史, 林 宏美, 早坂 純一, 土屋 欣之, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 大橋 一之, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
    栃木県歯科医学会誌 66 109-114 2014年4月  
    口腔内出血に対して入院管理下での止血処置を要した2例を経験した。症例1は74歳男で、抜歯後より繰り返す出血で受診した。オルソパントモ・デンタルX線写真では抜歯窩に残根等は認めず、顎関節内にも器質的な異常所見は認めなかった。また、同時にCT画像精査でも顎骨内に器質的異常所見は認めなかった。抜歯窩再掻爬を施行、吸収性ゼラチンスポンジを挿入、縫合を行い、義歯の使用中止を指示した。その後も出血を繰り返したため緊急入院した。精査にて血友病Aの確定診断でコージネイトを投与した。止血を得たため第26病日に軽快退院した。症例2は84歳女で、左下3辺縁歯肉からの出血を認めた。局所止血目的で縫合処置を行った。採血にて凝固系の過度の延長を認めた。再度出血し、機械的刺激除去を目的に緊急入院とした。止血処置を施行後、第16病日に軽快退院した。
  • 小野寺 郁, 宮城 徳人, 杉浦 康史, 茅野 千尋, 佐藤 美希, 大橋 望, 秋元 留美, 槐 節子, 井上 恵美, 早坂 純一, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 大橋 一之, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
    栃木県歯科医学会誌 66 129-132 2014年4月  
    那須赤十字病院における周術期口腔機能管理と歯科衛生士の役割について検討した。周術期口腔機能管理を行った269例を対象とした。40歳代から60歳代の受診が多く、全体の68%を占めた。全疾患に占める疾患の割合は、悪性疾患111例、その他158例であった。悪性疾患の内訳は乳癌38例、胃癌17例、直腸癌13例、S状結腸癌11例、子宮体癌11例、子宮頸癌6例、頭頸部癌6例、肺癌3例、大腸癌2例、膵頭部癌2例、膵臓癌2例、下行結腸癌2例などであった。術前ケア介入平均日数は徐々に早まり4月では平均4日であったが、9月では平均11日と口腔ケアが早い段階で介入できるようになった。術後ケアは4月から9月にかけて平均5日から7日に介入した。6月以降は外来来院時の口腔ケアも定着し、口腔ケア3回介入が増加した。口腔内所見より、歯周炎で動揺歯を認める症例が多数あり、手術・処置を必要とする口腔内増悪環境であった。
  • 宮城 徳人, 神部 芳則, 杉浦 康史, 井上 恵美, 土屋 欣之, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 大橋 一之, 小佐野 仁志, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 27(1) 87-87 2014年2月  
  • 小川 あゆみ, 早坂 純一, 林 宏栄, 杉浦 康史, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔診断学会雑誌 27(1) 108-108 2014年2月  
  • 宮城 徳人, 神部 芳則, 杉浦 康史, 井上 恵美, 土屋 欣之, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 大橋 一之, 小佐野 仁志, 草間 幹夫
    日本口腔内科学会雑誌 19(2) 86-86 2013年12月  
  • 小川 あゆみ, 早坂 純一, 林 宏栄, 杉浦 康史, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔内科学会雑誌 19(2) 107-107 2013年12月  
  • 杉浦 康史, 岡田 成生, 中山 竜司, 小川 あゆみ, 佐瀬 美和子, 篠崎 泰久, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
    日本口腔科学会雑誌 61(3) 308-308 2012年7月  
  • 杉浦 康史, 中山 竜司, 佐瀬 美和子, 岡田 成生, 井岡 友梨, 大橋 一之, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 神部 芳則, 草間 幹夫
    栃木県歯科医学会誌 64 13-17 2012年4月  
    症例1は87歳男で、口腔内の違和感と疼痛を主訴とした。症例2は77歳男で、多発性に口内炎ができると訴えた。いずれも抗狭心症治療薬のニコランジルを服用しており、受診時には頬粘膜や舌縁部に境界明瞭、表面平滑な潰瘍を認めたが、潰瘍周囲に硬結は認めず、ステロイド軟膏の効果は乏しかった。また、症例1では小アフタ出現から明らかな増大傾向を認めたため生検を行ったが、悪性所見はなかった。2例ともニコランジルによる口腔粘膜潰瘍を疑って同薬を休薬としたところ、頬粘膜、舌の潰瘍は明らかな改善傾向を示し、症例1は8週間、症例2は7週間で潰瘍は上皮化したが、いずれも発症から治癒まで4ヵ月程度を要した。