小野寺 郁, 宮城 徳人, 杉浦 康史, 茅野 千尋, 佐藤 美希, 大橋 望, 秋元 留美, 槐 節子, 井上 恵美, 早坂 純一, 伊藤 弘人, 野口 忠秀, 大橋 一之, 小佐野 仁志, 神部 芳則, 草間 幹夫
栃木県歯科医学会誌 66 129-132 2014年4月
那須赤十字病院における周術期口腔機能管理と歯科衛生士の役割について検討した。周術期口腔機能管理を行った269例を対象とした。40歳代から60歳代の受診が多く、全体の68%を占めた。全疾患に占める疾患の割合は、悪性疾患111例、その他158例であった。悪性疾患の内訳は乳癌38例、胃癌17例、直腸癌13例、S状結腸癌11例、子宮体癌11例、子宮頸癌6例、頭頸部癌6例、肺癌3例、大腸癌2例、膵頭部癌2例、膵臓癌2例、下行結腸癌2例などであった。術前ケア介入平均日数は徐々に早まり4月では平均4日であったが、9月では平均11日と口腔ケアが早い段階で介入できるようになった。術後ケアは4月から9月にかけて平均5日から7日に介入した。6月以降は外来来院時の口腔ケアも定着し、口腔ケア3回介入が増加した。口腔内所見より、歯周炎で動揺歯を認める症例が多数あり、手術・処置を必要とする口腔内増悪環境であった。