叶谷 由佳, 小泉 仁子, 日下 和代, 千葉 由美, 二宮 彩子, 清水 清美, 森田 久美子, 岡光 基子, 小谷野 康子, 矢富 有見子, 内堀 真弓, 宮本 真巳
看護教育 44(12) 1030-1039 2003年12月
学生ができるだけ幅広い看護技術を経験できるように,臨地実習における各領域共通の40項目からなる看護技術チェックリストを作成し,これを基礎看護学実習生44名と領域別臨地実習生47名に試行した.40項目中,誰も見学しなかった技術はなく,誰も経験しなかった技術も,基礎看護学実習ではなく,領域別臨地実習では採血と入院患者の受け入れの2項目のみであった.このチェックリストを用いることによって,臨地実習における看護技術経験の特徴と,教育面での今後の課題が明確になった.また,チェックリストを使用して「看護技術の自己評価が可能になった」という意見が多く,このツールの有効性が確かめられた