基本情報
- 所属
- 自治医科大学 総合医学第一講座 教授
- 学位
- 医学博士
- ORCID ID
- https://orcid.org/0000-0002-5036-9282
- J-GLOBAL ID
- 201801010081278303
- researchmap会員ID
- B000334131
研究キーワード
3研究分野
5論文
142-
Clinical Infection in Practice 21 100333-100333 2024年1月
MISC
88-
自治医科大学臨床検査技師年報 (42) 52-55 2019年12月症例は60歳代女性で、2週間程度で亜急性進行性の多発脳神経障害と錐体路・小脳・全感覚路の障害を認めた。頭部MRI所見より中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)と考えられたが、脳幹部位であったため生検による組織診断が不可能で、脳脊髄液細胞診においても確定には至らなかった。ステロイド治療により病変の縮小と造影効果の消失を認めたが、約半年後に症状の急速な悪化がみられた。MRIで病変の広がりを認め、鎖骨上窩や腹腔内リンパ節の腫大、右腎周囲・脾・膵・腸管周囲の腫瘤、胸腹水貯留がみられ、再発/浸潤が疑われた。その後の治療で寛解になっている。当院の過去10年間において脳生検または手術を施行したPCNSLは34例で、全脳腫瘍に対して4.9%と少なく、全例においてDLBCLであった。さらに脳脊髄液細胞診を行い、悪性リンパ腫が疑われた症例は2例であった。脳生検または手術を施行しなかったPCNSLの症例は今回の症例のみで、他臓器転移があった症例は他に1例みられた。
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日本病理学会会誌 108(1) 303-303 2019年4月
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自治医科大学臨床検査技師年報 (40) 54-56 2018年1月症例は64歳女性で、10年前に右乳腺腫瘍を指摘され、経過観察していた。マンモグラフィーでFADカテゴリー3、超音波で右乳腺D領域に20mmの範囲で低エコー領域を認め、MRIで右CD領域に20mmの範囲で小結節性病変の集簇を認めた。乳腺腫瘤の疑いで、穿刺吸引細胞診、針生検および右乳腺部分切除術を施行した。細胞所見により推定診断として紡錘形細胞腫瘍を疑った。針生検で採取した組織には紡錘形細胞が主体に増殖し、一部では腺管構造を認めた。組織像と免疫染色の結果において腺筋上皮腫と診断した。摘出検体は、肉眼像で腫瘍は境界明瞭で白色多結節性に認めた。組織学的に病変は多結節性で充実性に認め、一部では腺管構造を観察した。組織像は紡錘形細胞が主体に増殖し、一部において腺管構造を観察した。組織像と免疫染色の結果において、腺筋上皮腫と診断した。
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JOURNAL OF UROLOGY 193(4) E537-E537 2015年4月
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JOURNAL OF THORACIC ONCOLOGY 8 S753-S754 2013年11月
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JOURNAL OF THORACIC ONCOLOGY 6(6) S1053-S1054 2011年6月
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日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 72(2) 379-383 2011年2月25日症例は6歳,男児.Henoch-Schönlein紫斑病(HSP)に対し,前医にてステロイドや第XIII因子,ウリナスタチンの投与,ステロイドパルス療法などの対処療法を行ったが,紫斑,腹痛,下血は徐々に増悪した.腎機能障害も出現し,第16病日当院小児科紹介入院となった.再度ステロイドパルス療法,ステロイド投与を行い,症状・検査データーともに一時改善に向かったが,第24病日腹痛再燃,翌日腹部筋性防御が出現,消化管穿孔の診断で同日緊急手術を施行した.回腸に約50cmにわたる壊死腸管を認め,穿孔が多発しており,同部を切除し吻合した.病理組織学検査にて,HSPに特有な血栓や血管炎の所見は乏しく,またHE染色で巨細胞封入体,免疫組織化学染色でCMV陽性像を認めた.血液検査にてCMVアンチゲネミア陽性,以上よりCMV腸炎の合併が証明され,穿孔の原因であると考えられた.早期のステロイド減量を心掛け,術後33日目退院となった.
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Progress of Digestive Endoscopy 75(2) 126,10-127,10 2009年12月症例は63歳、男性。膵腫大、膵管狭細像に加え、Vater乳頭部腫大と同部位でのIgG4陽性形質細胞浸潤を認め、自己免疫性膵炎と診断された。これらの所見は、いずれもステロイド治療開始後より改善を認めた。自己免疫性膵炎における診断、治療効果の判定の補助にVater乳頭部所見と、同部位へのIgG4陽性形質細胞浸潤の程度が有用であることが示唆された。(著者抄録)
共同研究・競争的資金等の研究課題
10-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2017年4月 - 2020年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2017年4月 - 2020年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2016年4月 - 2020年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2015年4月 - 2017年3月