基本情報
- 所属
- 自治医科大学 医学部産科婦人科学講座 教授
- 学位
- 医学博士(自治医科大学)
- 研究者番号
- 80544303
- ORCID ID
- https://orcid.org/0000-0003-1652-9438
- J-GLOBAL ID
- 201401003507762210
- researchmap会員ID
- B000237574
研究分野
1学歴
2-
2010年4月 - 2014年3月
-
1994年4月 - 2000年3月
受賞
6-
2013年4月
主要な論文
285-
BJOG : an international journal of obstetrics and gynaecology 131(7) 977-984 2023年11月13日 査読有り責任著者OBJECTIVE: To investigate whether conisation increases chorioamnionitis (CAM) and assess whether this risk differs between preterm and term periods. Furthermore, we estimated mediation effects of CAM between conisation and preterm birth (PTB). DESIGN: A nationwide observational study. SETTING: Japan. POPULATION: Singleton pregnant women derived from the perinatal registry database of the Japan Society of Obstetrics and Gynaecology between 2013 and 2019. METHODS: The association between a history of conisation and clinical CAM was examined using a multivariable logistic regression model with multiple imputation. We conducted mediation analysis to estimate effects of CAM on PTB following conisation. MAIN OUTCOME MEASURES: Clinical CAM. RESULTS: Of 1 500 206 singleton pregnant women, 6961 (0.46%) underwent conisation and 1 493 245 (99.5%) did not. Clinical CAM occurred in 150 (2.2%) and 11 484 (0.8%) women with and without conisation, respectively. Conisation was associated with clinical CAM (odds ratio [OR] 3.09; 95% confidence interval (CI) 2.63-3.64; p < 0.001) (risk difference 1.57%; 95% CI 1.20-1.94). The association was detected among 171 440 women with PTB (OR 3.09; 95% CI 2.57-3.71), whereas it was not significant among 1 328 284 with term birth (OR 0.88; 95% CI 0.58-1.34). OR of total effect of conisation on PTB was 2.71, OR of natural indirect effect (effect explained by clinical CAM) was 1.04, and OR of natural direct effect (effect unexplained by clinical CAM) was 2.61. The proportion mediated was 5.9%. CONCLUSIONS: Conisation increased CAM occurrence. Obstetricians should be careful regarding CAM in women with conisation, especially in preterm period. Bacterial infections may be an important cause of PTB after conisation.
MISC
372-
日本周産期・新生児医学会雑誌 59(4) 718-719 2024年4月
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PLACENTA 128 131-132 2022年10月
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産婦人科の実際 70(4) 433-438 2021年4月<文献概要>胎児頸部嚢胞性ヒグローマ(CH)が認められると児疾患が増加する。一方,CHが認められても,それが軽快する際は予後良好であることも多い。しかし,CH軽快例が出生後長期にわたり追跡された研究はほとんどない。今回,妊娠11週0日〜13週6日に当院でCHと診断された症例の児予後を出生後も追跡調査した。CHを認めた69例中24例(34.8%)において軽快した。CH軽快例のうち追跡不能であった1例を除いた23例中,なんらかの児疾患が認められたのは12例(52.2%)であった。このなかで認められた児疾患は,ダウン症候群などの染色体異常,ヌーナン症候群,心奇形,原因不明の精神発達遅滞など多岐にわたった。CH軽快例に対する患者や家族への説明も慎重に行う必要があることが示唆された。
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栃木県産婦人科医報 47 13-15 2021年3月卵巣静脈血栓症は非常に稀で無症状に経過しその発症に気づかれないことも多い。今回、無症状であったが帝王切開術後に酸素飽和度の低下で判明した卵巣静脈血栓症、肺塞栓症を併発した双胎妊娠例を報告する。妊娠中に無症候性の卵巣静脈血栓症から、肺塞栓症を併発する場合があり、血栓リスクを考慮し、症状がなくともSpO2低下や血栓マーカー異常が認められた場合は、これらの疾患発症を念頭においた検査が必要と考える。(著者抄録)
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栃木県産婦人科医報 47 22-25 2021年3月胎児頸部腫瘍は非常にまれで、組織型も様々である。巨大な場合、食道圧迫による羊水過多や、気道圧迫による肺低形成などが胎児期に問題となる。また、出生後の気道狭窄が懸念される場合にはEXIT(ex utero intrapartum treatment)を考慮する必要もある。さらに血流豊富な腫瘍であれば、前負荷の増大から胎児は高拍出性心不全を来し、出生後の管理に苦慮する場合がある。胎児期から心負荷所見を示した胎児頸部腫瘍の症例を経験した。(著者抄録)
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栃木県産婦人科医報 47 29-33 2021年3月嵌頓子宮とは、妊娠子宮が骨盤腔で高度に屈曲した状態を指す。今回、子宮頸管の強い伸展を伴う嵌頓子宮を呈し、かつ前置胎盤が疑われた妊婦の帝王切開を経験した。術前に画像検査で骨盤内臓器の位置関係を評価し、術中に超音波で胎盤位置を確認しながら切開創を決定したことで、臓器損傷なく安全に児を娩出することができた。(著者抄録)
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臨床婦人科産科 74(11) 1140-1144 2020年11月<文献概要>●症例報告を書き続けることで,人生が変わる.●症例報告は「臨床的に有用である」から書くという気持ちを忘れない.●可能であれば国際雑誌(英文)に挑戦する.impact factor(IF)がつく雑誌が望ましいが,IFがつかなくても,PubMedに掲載される雑誌を目指す.
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栃木県産婦人科医報 46 10-14 2020年3月羊水を用いた染色体分析には、G分染法(G-banding)とFISH(fluorescent in situ hybridization)法がある。G分染法は確定診断であり広く採用されているが、検体細胞の培養が必要で結果判定までに数週間を要する。一方、FISH(fluorescent in situ hybridization)法は確定診断ではないが、診断率は高く培養が不要なため、結果判定まで数日しかかからず染色体異常の可能性を迅速に評価できる。FISHでは、このため、患者の意思決定までの時間的余裕が増加し、小児科医によるプレネイタルビジットの機会も増す可能性が高い。FISH導入前・後の診療上の変化を論じる。(著者抄録)
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日本産科婦人科学会雑誌 72(臨増) S-328 2020年3月
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日本産科婦人科学会雑誌 72(臨増) S-507 2020年3月
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Reproductive Immunology and Biology 34(1-2) 1-8 2019年11月次世代を残すための妊娠機構は厳密に管理され、その制御に免疫機構が関与している。NLRP3インフラマソームは感染の関与しない『無菌性炎症』を制御する免疫機構であるが、このNLRP3インフラマソームが妊娠高血圧腎症(PE)を含む多くの異常妊娠に関与することが分かってきた。実際に、PE患者の体内では、NLRP3インフラマソーム活性化を誘導する様々な内因性物質(尿酸結晶やコレステロール結晶等)が増加し、胎盤を中心として過度の炎症応答が誘導される。一方、NLRP3インフラマソームを抑制制御することによってPE病態が軽減できる可能性も分かってきている。妊娠機構におけるNLRP3インフラマソームを理解することで、新たな治療法等への応用に繋がることが期待される。(著者抄録)
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日本周産期・新生児医学会雑誌 54(2) 419 2018年6月30日
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日本周産期・新生児医学会雑誌 54(2) 419-419 2018年6月
共同研究・競争的資金等の研究課題
7-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2024年3月