研究者業績

作山 葵

サクヤマ アオイ  (AOI SAKUYAMA)

基本情報

所属
自治医科大学 歯科口腔外科 病院助教

J-GLOBAL ID
201501010352701965
researchmap会員ID
B000247326

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論文

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  • 作山 葵, 立川 敬子, 森 良之, 野口 忠秀
    日本口腔インプラント学会誌 37(2) 181-185 2024年6月  査読有り筆頭著者
    インプラント治療の際の骨造成に用いる材料には,人工骨と自家骨がある.広範囲にわたる外側性の骨欠損に対する骨造成には,自家ブロック骨移植が最良とされ,そのドナーとしては腸骨を選択することが多い.その際,成人の場合は一般的に腸骨陵よりブロック骨を採取するが,術後の形態的および機能的な問題を生じることが少なくない.今回,我々は腸骨内板よりブロック骨を採取して,高度に吸収した上顎欠損部に骨造成を行った.8ヵ月後,同部にインプラント埋入術を行い,さらに7ヵ月後に二次手術を行った.その2ヵ月後にはプロビジョナルレストレーションを装着して,インプラントに対する荷重を開始した.5年3ヵ月経過した現在も,移植した骨は安定しており,インプラントの状態も問題なく経過している.(著者抄録)
  • Aoi Sakuyama, Yoshinori Jinbu, Aki Yamamoto, Akiko Kashiwazaki, Junichi Hayasaka, Yoshiyuki Mori
    J Oral Maxillofac Surg Med Pathol 34 485-488 2022年7月  査読有り筆頭著者
  • 作山 葵, 神部 芳則, 早坂 純一, 岡田 成生, 野口 忠秀, 森 良之
    日本口腔内科学会雑誌 26(1) 52-55 2020年6月  査読有り筆頭著者
    骨髄移植後の合併症の一つとして移植片対宿主病が生じる。慢性GVHDに伴う口腔病変は癌を発生するリスクが高い。われわれは骨髄異形成症候群の骨髄移植後に、慢性GVHDに伴う口腔病変を発症し、その後、舌癌と診断し術後早期に再発した症例を経験したので、その概要を報告する。(著者抄録)
  • 佐藤 元, 作山 葵, 立川 敬子, 早坂 純一, 野口 忠秀, 神部 芳則, 春日井 昇平, 森 良之
    栃木県歯科医学会誌 72 3-7 2020年4月  
    症例は59歳女性で、左側上顎前歯部歯肉の腫脹を主訴とした。局所麻酔下にて左上2歯根嚢胞摘出および抜歯術を施行し、欠損部にβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)の填入を行った。しかし、填入から4ヵ月後にインプラント埋入目的でパノラマエックス線とCT撮影を行ったところ、埋入予定部位の骨不透過像が不均一になっていた。インプラント埋入時、左上2番相当部に填入したβ-TCPは概ね周囲骨と同化していないため、骨化していないβ-TCPを可及的に除去した。β-TCPを除去するとトンネル状の骨欠損を認めたため、インプラント埋入窩を形成し、インプラント埋入後に下顎枝より採取した自家骨をインプラント周囲に移植した。6ヵ月の免荷期間ののちにインプラント二次手術を施行、インプラント周囲の骨は骨化しており、インプラント体の露出は認められなかった。
  • 林 宏栄, 作山 葵, 立川 敬子, 森 良之
    Japanese Journal of Maxillo Facial Implants 17(4) 309-317 2018年12月  査読有り
    近年、インプラント治療の成功率・残存率は非常に高く、欠損補綴治療の不可欠な選択肢となっている。一方で、インプラント治療に関連するさまざまな偶発症も増加しており、インプラント体の破折は日常診療で度々経験する。今回、われわれはインプラント治療途中でインプラント体のエクスターナルヘキサゴンの破折を2症例経験した。エクスターナルヘキサゴンの破折は極めて稀であり、その後の対応策について報告する。2症例のうち1症例は、インプラント体を除去せずに補綴用パーツの工夫で対応した。もう1症例はインプラント体を再埋入して対応した。インプラント体破折後の処置は、患者の希望に応じて適切に対応する必要がある。(著者抄録)
  • 作山 葵, 神部 芳則, 早坂 純一, 月村 久恵, 井上 公介, 林 宏栄, 岡田 成生, 野口 忠秀, 森 良之
    日本口腔内科学会雑誌 24(1) 7-12 2018年6月  査読有り筆頭著者
    乾燥剤の誤飲・誤嚥は、高齢者や小児で多く認められる。酸化カルシウムは、食品乾燥剤として多用されており、シリカゲルと比較して誤飲した場合に発熱とアルカリによる粘膜腐食作用により症状が重症化しやすい。今回、われわれは乾燥剤の誤食により広範囲な口腔粘膜化学損傷を生じた1例を経験した。患者は74歳、女性で酸化カルシウムを誤食し当院を受診した。広範囲に口腔粘膜の潰瘍と舌の腫脹、口腔乾燥を認めた。入院の上、口腔衛生管理と栄養管理を行い症状は改善し15日目に退院となった。乾燥剤の種類と摂取量に基づいた適切な処置を行うことが肝要である。(著者抄録)
  • 早坂 純一, 林 宏栄, 杉浦 康史, 作山 葵, 伊藤 弘人, 神部 芳則, 勝又 明敏, 森 良之
    歯科放射線 57(2) 92-93 2018年3月  査読有り
  • 赤堀 永倫香, 神部 芳則, 青山 裕美, 作山 葵, 森 良之
    日本口腔内科学会雑誌 23(2) 90-94 2017年12月  査読有り
    Glycogenic acanthosis(以下GA)は、しばしば消化管下部で見られる白色病変である。口腔内におけるGAの報告は非常に稀であるが、今回われわれは両側頬粘膜、口底部にGAを経験したので、報告する。症例1:40歳女性。両側頬粘膜の白色病変を主訴に当科受診。両側頬粘膜に表面平坦、境界不明瞭な白斑を認めた。生検結果によりGAと診断した。症例2:72歳女性。口底部の白斑を主訴に当科受診。生検を施行しGAと診断した。(著者抄録)
  • Kazuhiro Kon, Makoto Shiota, Aoi Sakuyama, Maho Ozeki, Wataru Kozuma, Sawako Kawakami, Shohei Kasugai
    The Journal of oral implantology 43(1) 3-7 2017年2月  査読有り
    The present study aimed to evaluate the effect of implant prostheses on the occlusal force and area as well as the distribution of occlusal loading in unilateral free-end and intermediate missing cases. Fourteen healthy subjects (7 free-end missing cases in the first and second molars and 7 intermediate missing cases in the first molar region) were included. Six months after the implant prosthesis was placed, an occlusal evaluation was performed with or without the implant superstructure by using Dental Prescale film and an occluder device. In free-end missing cases, the total occlusal force and area, implant-side occlusal force and area, and implant-side occlusal force and area of the residual natural teeth were significantly affected by the implant prostheses. In intermediate missing cases, the implant-side occlusal force of the residual natural teeth was significantly affected by the implant prostheses. In free-end missing cases, the proportions of implant-side occlusal force, non-implant-side occlusal force, and implant-side occlusal force of the residual natural teeth relative to the total occlusal force were significantly affected by the implant prostheses. In the intermediate missing cases, the proportion of the implant-side occlusal force of the residual natural teeth relative to the total occlusal force was significantly affected by the implant prostheses. The proportion of the occlusal area was also significantly affected. In free-end missing cases, implant prostheses significantly increased the occlusal force and area, which resulted in the proper occlusal distribution. In intermediate missing cases, an implant prosthesis may only improve the same-side occlusal loading of the natural teeth.
  • 作山 葵, 立川 敬子, 塩田 真, 春日井 昇平
    Japanese Journal of Maxillo Facial Implants 15(4) 247-254 2016年12月25日  査読有り
    ビスフォスフォネート系薬剤(BP薬)による顎骨壊死の報告が、歯科インプラント領域においても増えてきている。BP薬の休薬条件は、抜歯であってもインプラント手術においても同様に決められている。すなわち、BP薬を3年以上投与されていれば3ヵ月休薬し、3年未満であればそのままインプラント埋入を行うことが推奨されている。今回、われわれは骨粗鬆症の改善目的でBP薬を経口投与され、インプラント周囲に顎骨壊死を発症した症例を3例経験したのでここに報告する。3症例のうち1症例は、インプラント治療後にBP薬の服用を開始し顎骨壊死を起こした症例であり、もう1症例は服用期間2年にも関わらず顎骨壊死を発症している。抜歯処置等とは異なるインプラント治療におけるガイドラインの作成が必要である。(著者抄録)
  • 去川 俊二, 杉浦 康史, 作山 葵, 早坂 純一, 野口 忠秀, 西野 宏, 森 良之
    顎顔面補綴 39(2) 42-48 2016年12月  査読有り
  • Minoru Sanda, Makoto Shiota, Chiharu Imakita, Aoi Sakuyama, Shohei Kasugai, Yasunori Sumi
    Imaging science in dentistry 46(3) 173-8 2016年9月  査読有り
    PURPOSE: Optical coherence tomography (OCT) has been investigated as a novel diagnostic imaging tool. The utilisation of this equipment has been evaluated through several studies in the field of dentistry. The aim of this preliminary study was to determine through basic experiments the effectiveness of OCT in implant dentistry. MATERIALS AND METHODS: To assess detection ability, we captured OCT images of implants in each of the following situations: (1) implants covered with mucosae of various thicknesses that were harvested from the mandibles of pigs; (2) implants installed in the mandibles of pigs; and (3) implants with abutments and crowns fixed with temporary cement. The OCT images were captured before cementation, after cementation, and after removing the excess submucosal cement. RESULTS: If the thickness of the mucosa covering the implant body was less than 1 mm, the images of the implants were clearly detected by OCT. In the implants were installed in pigs' mandibles, it was difficult to capture clear images of the implant and alveolar bone in most of the samples. Remnants of excess cement around the implants were visible in most samples that had a mucosa thickness of less than 3 mm. CONCLUSION: Currently, OCT imaging of implants is limited. Cement remnants at the submucosal area can be detected in some cases, which can be helpful in preventing peri-implant diseases. Still, though there are some restrictions to its application, OCT could have potential as an effective diagnostic instrument in the field of implant dentistry as well.
  • 谷口 健太郎, 作山 葵, 仁保 千秋, 林 宏栄, 渡辺 秀紀, 早坂 純一, 野口 忠秀, 神部 芳則, 立川 敬子, 春日井 昇平, 森 良之
    栃木県歯科医学会誌 68 7-11 2016年4月  
    66歳男(インプラント埋入時)。右下顎5~7相当部に3本のインプラントを通法どおり埋入し、5年後、インプラント上部構造の動揺を主訴に来院した。右下5・7相当部にアバットメントからの動揺を認め、また右下6相当部にインプラント体からの動揺を認めた。右下6相当部はインプラント体を除去し、上部構造の粘膜面を修理して再度仮着した。その1年後、右下7相当部インプラントの上部構造の動揺を主訴に来院した。インプラント体アバットメント接合部の一部破損を認めたが、対応として、上部構造をアバットメントと合着後にアクセスホールを作製しセメントリテインからスクリューリテイン改造することにより、このインプラント体を継続して使用することができた。
  • 作山 葵
    日本口腔インプラント学会誌 26(4) 831-832 2013年12月  
    66歳男。下顎右側第一・第二大臼歯欠損(右下6・7)に伴う咀嚼効率の低下を主訴とした。口腔清掃状態は良好であるがブラキシズムがあり咬耗を認めた。パノラマエックス線撮影とラジオグラフィックテンプレート装着時のCT撮影ではテンプレートに配した歯冠部および顎骨の位置関係・骨質は良好であり十分な骨量も認めたが、CT画像にて右下6相当部歯槽骨頂部に透過性の亢進を認めた。インプラント治療の同意を得て、静脈内沈静法下にて欠損部にストローマンスタンダードプラスインプラント(二回法)を2本埋入し、右下6部遠心頬側に削片骨を添加した。二次手術後プロビジョナルレストレーションを装着してインプラント周囲組織と咬合の評価を行い、陶材焼付鋳造冠を仮着用セメントにて装着し、ナイトガードも作製した。上部構造装着後3年6ヵ月経過して上部構造とインプラント体の破損およびインプラント周囲炎も認めていない。
  • Aoi Sakuyama, Makoto Shiota, Tatsuya Fujimori, Yasuo Yamashita, Shohei Kasugai
    Journal of Oral Tissue Engineering. 5(2) 71-80 2007年  査読有り筆頭著者

書籍等出版物

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講演・口頭発表等

 55

所属学協会

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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学術貢献活動

 1