基本情報
研究分野
1経歴
1-
2009年 - 2010年
論文
4-
The Journal of dermatology 49(9) e297-e298 2022年9月
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The Journal of dermatology 47(9) e321-e322 2020年9月
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The Journal of dermatology 46(10) e345-e346 2019年10月 査読有り
MISC
21-
臨床皮膚科 71(3) 221-224 2017年3月82歳,女性.13年前胃癌全摘,2年前よりアルツハイマー型認知症あり.介護度は全介助で,おむつを着用していた.1ヵ月前より臀部,大陰唇に弾性硬,紫紅色の扁平隆起性結節が左右対称性に多発,部分的に融合し敷石状を呈していた.発症前後で下痢,軟便があった.生検病理組織像にて表皮突起の延長,真皮浅層血管周囲に形質細胞,好酸球,好中球を含む単核球浸潤を認め,diaper area granuloma of the agedと診断した.清潔指導およびベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステルの外用を行い,2週間後には軽快した.過去30年の文献検索で自験例を含めた22症例を集積検討した結果,20例が女性と明らかに性差があることを見出し,その原因について考察した.(著者抄録)
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自治医科大学紀要 32 43-49 2010年3月1日1998年から2008年まで, 自治医科大学附属病院皮膚科で経験した121例の悪性黒色腫について統計的に検討した。男性54例,女性67例で,それぞれ年齢分布のピークは60歳代と70歳代にあった。増加傾向にあるが,特に早期病変の症例の増加が著しかった。病型別では末端黒子型が44.6%,悪性黒子型が10.7%,表在拡大型が20.7%,結節型が19.8%であった。5年生存率はstage0が100.0%,stage1が93.3%,stage2が82.6%,stage3が39.4%で,stage4の5年生存率はまだ計算できず,30ヶ月の時点で14.8%であった。早期症例では予後がよく,一般に向けた簡便なスクリーニング法の啓発が今後の課題である。
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自治医科大学紀要 31 23-29 2008年12月1日1992年から2007年まで, 自治医科大学皮膚科学教室で経験した16例の血管肉腫について検討した。年齢は58歳から96歳で,平均77歳。頭部の血管肉腫は,男7例,女3例で合計10例。慢性浮腫を伴った血管肉腫は,女性5例で,全例下肢の発症であり,子宮癌の治療歴があった。予後は,治癒と判定したのは背部皮下に生じた1例のみで,2例が現在治療中,他の13例は死亡した。死亡例の,初診後からの平均生存期間は13ヶ月だった。皮膚の血管肉腫は未だに治療法が確立されておらず,予後の非常に悪い腫瘍である。今後,より有効な治療方法を求め努力していくとともに,早期発見治療開始のためには,一般の人々,特に高齢者や術後四肢に慢性浮腫を持つ人たちに対して啓蒙していくことが重要である。
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自治医科大学紀要 29 7-15 2006年12月1日自治医大皮膚科学教室で経験した表皮真皮境界部に線状にIgAが沈着する水庖症症例20例の臨床および免疫学的検討を行った。IgA以外にIgGが沈着している症例が18例あった。IgAの構造はIgA1のみ陽性でIgA2とJ鎖は陰性であり,血清型が考えられた。Immunoblot法では,IgAでは120kDa蛋白と230kDa蛋白の認められた症例が多く,両方ともに認められた症例が7例あった。IgGではそれらの検出率は低かった。NC16aに対するELISA法では,IgAでは6例が,IgGでは6例が陽性であった。両者が陽性の例は3例あった。DDSが有効な例は3例(30.0%)であり,粘膜疹がない症例,NC16aに対する抗体活性が陰性の症例で有効率が高かった。
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Skin cancer : official organ of the Japanese Society for Skin Cancer = 皮膚悪性腫瘍研究会機関誌 17(2) 119-122 2002年10月31日We report a rare case of cutaneous leiomyosarcoma (LMS) which arose in the auricle of a 77-year-old man. However its histopathological appearance resembled MFH, immunohistochemical results of positive stain for desmin, smooth-muscle actin and vimentin strongly supported the diagnosis of LMS. Although the tumor was considered to be a subcutaneous LMS from various aspects, which generally shows a worse prognosis, the patient survived 5 years after excision with minimal surgical margin. [Skin Cancer (Japan) 2002; 17: 119-122]
共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2014年4月 - 2018年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2011年 - 2013年
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2009年 - 2010年
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2007年 - 2008年