基本情報
- 所属
- 自治医科大学 先端医療技術開発センター(医療技術トレーニングコア) 准教授
- 学位
- 医学博士(2016年12月 自治医科大学)
- J-GLOBAL ID
- 202001010409778935
- researchmap会員ID
- R000014641
研究分野
5受賞
2論文
301-
膵臓 35(3) A210-A210 2020年7月
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膵臓 35(3) A210-A210 2020年7月
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臨牀と研究 95(12) 1388-1391 2018年12月症例は66歳男性で、下血、血圧低下により当院に緊急搬送された。上部消化管内視鏡検査では、十二指腸球部は変形し、前壁と思われる部位に露出血管を伴う潰瘍を認めた。クリップによる止血を試みたが、3本目をかけたところで噴出性に出血し、内視鏡的止血は困難と判断しIVRに移行した。血管造影検査では、固有肝動脈側壁の近傍に内視鏡クリップを認め、十二指腸内に出血していた。大量輸血後もショック状態が持続していたため固有肝動脈塞栓を行ったが、塞栓後もクリップ近傍から緩徐に出血を認め、止血目的に緊急手術を施行した。総肝動脈および胃十二指腸動脈を露出し、潰瘍穿通部の固有肝動脈へ流入する総肝動脈・胃十二指腸動脈および肝門側の固有肝動脈を切離せずに二重結紮で血流を遮断した。十二指腸開放部は1層に縫合閉鎖し、さらに大網を縫着した。ウィンスロー孔にドレーンを留置し、閉腹し手術を終了した。術後10日目、発熱と上腹部痛が出現し、CTでは肝左葉に低吸収域と横隔膜経由と考えられる側副血行路を認めた。肝膿瘍の診断で緊急開腹ドレナージを行い、膿瘍部にドレーンを留置した。ドレナージ後は速やかに解熱し腹痛も消失した。術後51日目、ドレーンを抜去し退院したが、10日後に高熱と肝膿瘍ドレナージ創から胆汁様滲出液が出現し、減圧目的に胆管ステントを留置した。術後1年5ヵ月、ERCPで胆管狭窄が改善していることを確認し、胆管ステントを抜去した。半年後のCTでは肝膿瘍や胆管狭窄は認めなかった。
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消化器外科 41(9) 1317-1327 2018年8月
MISC
63共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2018年4月 - 2020年3月