早坂 信哉, 石川 鎮清, 岡山 雅信, 梶井 英治, 中村 好一, 小栗 重統, 岡山 明, 柳川 洋
日本温泉気候物理学会雑誌 64(4):173-181(4) 173-181 2001年
健康・福祉関連サービス需要実態調査の回答者21723名において,入浴介助が必要な者は男478名(5.2%),女812名(6.4%)で,男女とも年代が上がるにしたがってその割合は高くなる傾向であった.入浴介助が必要な者の割合を背景因子ごとにみると,全く寝たきりでは男97.1%,女100%,殆ど寝たきりで男98.7%,女97.9%であった.在宅サービスの利用については,ホームヘルプサービス利用者では男77.6%,女73.3%,訪問看護サービス利用者では男87.1%,女87.6%,デイサービス利用者では男女とも81.1%,ショートステイ利用者では男92.5%,女88.5%であった.又,男を介護している介護者は57.4%が配偶者で70歳代,女は35.0%が子の配偶者で50歳代が多く,福祉による入浴サービスの提供が不可欠であることが示唆された