研究者業績

林 芳和

Yoshikazu HAYASHI

基本情報

所属
自治医科大学 医学部内科学講座 消化器内科学部門
学位
博士(医学)(自治医科大学)

J-GLOBAL ID
201401070970354693
researchmap会員ID
B000238026

論文

 135
  • Yuka Kagaya, Yoshikazu Hayashi, Takaaki Morikawa, Hiroki Hayashi, Hisashi Fukuda, Stefano Kayali, Hironori Yamamoto
    Endoscopy 56(S 01) E620-E621 2024年12月  
  • 森川 昇玲, 林 芳和, 加賀谷 結華, 石井 宏明, 竹澤 敬人, 山本 博徳
    臨床消化器内科 39(6) 671-677 2024年5月20日  
  • Takaaki Morikawa, Daiki Nemoto, Tomohiro Kurokawa, Takeshi Yamashina, Yoshikazu Hayashi, Masafumi Kitamura, Masahiro Okada, Takahito Takezawa, Yuki Nakajima, Yuka Kowazaki, Hisashi Fukuda, Tatsuma Nomura, Nikolaos Lazaridis, Noriyoshi Fukushima, Keijiro Sunada, Hironori Yamamoto
    Endoscopy 2024年2月26日  
    Background The pocket-creation method (PCM) has been developed to overcome technical difficulties associated with endoscopic submucosal dissection (ESD), nevertheless, opening of the pocket could still be technically challenging. We developed a novel technique named the PCM with single clip traction (PCM-CT), which utilizes a general-purpose reopenable clip as a traction device to maintain stability during the procedure. To date, no prospective study has compared the efficacy between PCM-CT and the PCM. The aim of this study is to investigate the effectiveness of PCM-CT compared to the PCM in a randomized controlled trial. Methods This randomized controlled clinical trial was conducted at four Japanese institutions. Patients with superficial colorectal neoplastic lesions were included following Japanese guidelines for colorectal cancer. Seven moderately experienced endoscopists performed the ESD procedures using either PCM-CT or PCM. Results A total of 100 patients were enrolled in this study. PCM-CT procedure achieved significant faster dissection speed and reduced the procedure time and pocket-opening time compared to the PCM (27.0±14.5 vs 21.4±10.8 mm2/min, 95% confidence interval (CI) [0.5, 10.7], p=0.031, 64.8±47.6 vs 81.8±57.9 min, 95% CI [-38.2, 4.3], p=0.116, 30.0±28.9 vs 37.8±33.0 min, 95% CI [-20.2, 4.6], p=0.217). En-bloc resection and R0 resection rates were not significantly different between the two groups (100% vs 100%, p=1.000, 100% vs 96%, p=0.495). No significant differences were observed in adverse events between the two groups. Conclusion ESD facilitated by the novel PCM-CT appears to be significantly faster. Additionally, both PCM-CT and PCM achieved high R0 resection rate.
  • Kosei Hashimoto, Yoshikazu Hayashi, Takaaki Morikawa, Masahiro Okada, Takahito Takezawa, Atsushi Kihara, Hironori Yamamoto
    Endoscopy 55(S 01) E1077-E1078 2023年12月  
  • Hisashi Fukuda, Yoshikazu Hayashi, Yuka Kowazaki, Takaaki Morikawa, Alan Kawarai Lefor, Tetsurou Miwata, Sawako Fujikura
    Endoscopy 55(S 01) E938-E939 2023年12月  

MISC

 434
  • 砂田 圭二郎, 西村 直之, 福島 寛美, 林 芳和, 新城 雅行, 矢野 智則, 宮田 知彦, 山本 博徳
    Intestine 13(1) 33-41 2009年1月  
    カプセル内視鏡(capsule endoscopy;CE)やダブルバルーン内視鏡(double balloon enteroscopy;DBE)の開発により,全小腸の内視鏡観察が可能となった.DBEで観察されるクローン病の小腸病変の特徴は,アフタ様潰瘍,類円形潰瘍,不整形潰瘍,縦走潰瘍などである.DBEを用いると,非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が検出されやすいアフタ様潰瘍を狙撃して生検することができ,また内視鏡先端のバルーンを拡張させて造影することにより,狭窄・痩孔・偽憩室などを明瞭に描出することができる.また,クローン病の潰瘍は腸間膜付着側に偏在する傾向があり,DBEを用いた判定により他疾患との鑑別に役立てることができる.また,クローン病の治療においては腸粘膜の粘膜治癒(mucosal healing;MH)が,その後の経過における大きな予後規定因子であることが明らかになっており,DBEやCEを用いて粘膜の状態を把握し,治療に生かしていくことが今後のクローン病治療戦略上,重要になると考えられる.(著者抄録)
  • 竹澤 敬人, 佐藤 光亮, 永山 学, 豊田 亮, 井野 裕治, 西村 直之, 福島 寛美, 林 芳和, 新城 雅行, 矢野 智則, 宮田 知彦, 砂田 圭次郎, 宮倉 安幸, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 74(1) 115-115 2008年12月  
  • K. Togashi, H. Osawa, K. Koinuma, Y. Hayashi, T. Miyata, K. Sunada, M. Nokubi, H. Horie, H. Yamamoto
    JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 23 A207-A207 2008年10月  
  • 砂田 圭二郎, 沼尾 規且, 北村 絢, 竹澤 敬人, 佐藤 光亮, 永山 学, 豊田 亮, 井野 裕治, 西村 直之, 福島 寛美, 林 芳和, 新城 雅行, 矢野 智則, 宮田 知彦, 山本 博徳
    成人病と生活習慣病 38(9) 1056-1064 2008年9月  
    腸管を柔らかいオーバーチューブで内腔から把持するという新しい発想によってダブルバルーン内視鏡(DBE)は誕生し、全長5〜7mにも及び腹腔内で自由に存在する小腸を術者の意のままに内視鏡観察することが可能となった。小腸の腫瘍性病変は、小腸癌、GIST、リンパ腫などが主なものであるが、いずれも直接観察により特徴的な所見が明らかになりつつあり、同時に生検により病理学的な裏付けができるようになった。炎症性疾患としてはCrohn病が代表であるが、まだまだ原因の明らかでない潰瘍性病変も多く、鑑別のため、DBEによる潰瘍の偏在(腸間膜付着側か対側か)の評価が役立つ。血管性病変に対しては、病理学的な特徴も考慮した形態分類が報告され、今後、治療法選択も含めた活用が期待されている。Meckel憩室は、比較的頻度の高い形成異常であり、DBEによる観察で潰瘍が存在するかどうか手術療法を選択するかどうかの判断材料となる。DBEによって直接観察が可能となった小腸の代表的な疾患について、内視鏡画像とともに供覧する。(著者抄録)
  • 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 林 芳和
    Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.2) 2244-2244 2008年9月  
  • 太田 英孝, 林 俊治, 林 芳和, 新城 雅行, 矢野 智則, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.2) 2276-2276 2008年9月  
  • 北村 絢, 矢野 智則, 北出 卓, 仲谷 朋久, 本田 徹郎, 津久井 大介, 坂本 博次, 茂森 昌人, 岩下 裕一, 篠崎 聡, 林 芳和, 福島 寛美, 新城 雅行, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.2) 2278-2278 2008年9月  
  • 竹澤 敬人, 仲谷 朋久, 坂本 博次, 福嶋 寛美, 林 芳和, 新城 雅行, 矢野 智則, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 菅野 健太郎, 広中 貢, 中村 哲也, 藤盛 孝博
    Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.2) 2283-2283 2008年9月  
  • Hiroki Taguchi, Hironori Yamamoto, Tomohiko Miyata, Yoshikazu Hayashi, Keijiro Sunada, Kentaro Sugano
    GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 68(2) 376-377 2008年8月  
  • 新城 雅行, 林 芳和, 砂田 圭二郎, 山本 博徳
    日本医事新報 (4393) 49-52 2008年7月  
  • 坂本 博次, 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 新城 雅行, 林 芳和, 宮田 知彦, 山本 博徳
    消化器内視鏡 20(6) 960-965 2008年6月  
  • 新城 雅行, 山本 博徳, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 林 芳和, 福島 寛美, 阿治部 弘成, 岩下 裕一, 茂森 昌人, 坂本 博次, 津久井 大介, 北出 卓, 仲谷 朋久, 本田 徹郎, 佐藤 貴一, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 73(1) 65-65 2008年6月  
  • 新城 雅行, 山本 博徳, 砂田 圭二郎, 宮田 知彦, 矢野 智則, 竹澤 敬人, 林 芳和, 福島 寛美, 北村 絢, 沼尾 規且, 篠崎 聡, 茂森 昌人, 豊田 亮, 井野 裕治, 佐藤 光亮, 永山 学, 佐藤 貴一, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 73(1) 68-68 2008年6月  
  • 北出 卓, 阿治部 弘成, 仲谷 朋久, 本田 徹郎, 津久井 大介, 坂本 博次, 福島 寛美, 茂森 昌人, 岩下 裕一, 林 芳和, 新城 雅行, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 73(1) 102-102 2008年6月  
  • 冨樫 一智, 山本 博徳, 大澤 博之, 林 芳和, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 北條 宣幸, 志村 国彦, 鯉沼 広治, 宮倉 安幸, 堀江 久永, 安田 是和, 菅野 健太郎
    胃と腸 43(6) 901-909 2008年5月  
    最近開発されたFICEは,画像処理により通常白色光から分光画像を生成し,選択した3つの分光画像をRGB信号に割り当てることにより,血管像やpit patternを強調する.大腸内視鏡検査では,(1)遠景像が明るく,(2)微小血管の視認性が向上し,(3)FICE画像へ瞬時に切り替わる,という特徴があり,表面型腫瘍やLST-NGの存在診断での有用性が期待される.腫瘍と非腫瘍の鑑別は,病変表層の微小血管模様に注目することにより可能である.SM高度浸潤癌の診断には,NBIの血管診断学が応用可能であろう.選択する分光画像の自由度は広いので,臓器や目的に応じてcustomizeすることにより,今後さらに発展する可能性がある.(著者抄録)
  • Keijiro Sunada, Tomonori Yano, Michiko Iwamoto, Tomohiko Miyata, Masayuki Arashiro, Hironari Ajibe, Hiromi Hukushima, Norikatsu Numao, Aya Kitamura, Takahito Takezawa, Tomohisa Nakaya, Takashi Kitade, Tetsuro Honda, Hirotsugu Sakamoto, Daisuke Tsukui, Masato Shigemori, Yuuichi Iwasshita, Yoshikazu Hayashi, Hironori Yamamoto, Kentaro Sugano
    GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 67(5) AB274-AB274 2008年4月  
  • 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 宮田 知彦, 岩本 美智子, 新城 雅行, 阿治部 弘成, 福島 寛美, 仲谷 朋久, 北出 卓, 本田 徹郎, 津久井 大介, 坂本 博次, 茂森 昌人, 岩下 裕一, 林 芳和, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    胃と腸 43(4) 435-442 2008年4月  
    ダブルバルーン内視鏡は,屈曲した腸管をバルーン付きオーバーチューブで内側から把持し,それ以上の伸展を予防するという原理に基づいて開発された内視鏡である.現在市販化されているものは,EN450-P5(有効長2,000mm,外径8.5mm,鉗子口径2.2mm:観察用),EN450-T5(有効長2,000mm,外径9.4mm,鉗子口径2.8mm:処置用),EN450-BI5(有効長1,520mm,外径9.4mm,鉗子口径2.8mm:大腸・術後腸管用)の3種類である.検査時のセデーションはconscious sedationが理想的であり,年齢などに応じて薬剤の使用量を調整することが大切であり,必ずモニタリングする必要がある.偶発症は,通常内視鏡で報告されている穿孔や出血のほかに急性膵炎やアミラーゼの上昇が報告されており,過度の短縮操作には注意を要する.(著者抄録)
  • 矢野 智則, 山本 博徳, 砂田 圭二郎, 岩本 美智子, 林 芳和, 新城 雅行, 宮田 知彦, 阿治部 弘成, 菅野 健太郎
    胃と腸 43(4) 657-661 2008年4月  
    小腸出血の原因のうち,かなりの割合を血管性病変が占めているが,従来の検査方法では診断が困難であった.近年の小腸内視鏡の発展により,小腸血管性病変の内視鏡的診断のみならず,治療までも可能となってきた.消化管の血管性病変は,静脈の特徴を持つangioectasia,動脈の特徴を持つDieulafoy's lesion,動脈と静脈の間に吻合あるいは移行がみられるarteriovenous malformationの3つが代表的である.この病理学的背景に基づいて,拍動性の有無に着目した内視鏡分類を用いることで,内視鏡的診断とともに,適切な治療方法の選択が可能となる.(著者抄録)
  • 福島 寛美, 仲谷 朋久, 北出 卓, 津久井 大介, 竹澤 敬人, 中野 秀聡, 中澤 克行, 阿治部 弘成, 茂森 昌人, 林 芳和, 矢野 智則, 新城 雅行, 岩下 裕一, 岩本 美智子, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 大橋 明, 和田 伸一, 玉田 喜一, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.1) 906-906 2008年4月  
  • 周東 利奈, 矢野 智則, 林 芳和, 宮田 知彦, 南 信弘, 三浦 義正, 田口 宏樹, 和田 正浩, 新城 雅行, 岩本 美智子, 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 井戸 健一, 菅野 健太郎, 大平 猛
    Gastroenterological Endoscopy 50(Suppl.1) 910-910 2008年4月  
  • HAYASHI Yoshikazu, YAMAMOTO Hironori, YANO Tomonori, SUNADA Keijiro, MIYATA Tomohiko, IWAMOTO Michiko, ARASHIRO Masahiro, AJIBE Hironari, SUGANO Kentaro
    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 105 A14 2008年3月20日  
  • 砂田 圭二郎, 宮田 知彦, 新城 雅行, 矢野 智則, 岩本 美智子, 阿治部 弘成, 福島 寛美, 仲谷 朋久, 北出 卓, 本田 徹郎, 坂本 博次, 津久井 大介, 茂森 昌介, 岩下 裕一, 林 芳和, 山本 博徳
    消化器内視鏡 20(3) 367-372 2008年3月  
    腫瘍の外縁に切開ラインをおき、粘膜下層に潜って剥離するendoscopic submucosal dissection(ESD)は、単に腫瘍切除の立場から考察すれば、大腸においても理想的な切除法といえる。しかし、実際には、その手技の困難さや所要時間の長さ、偶発症の発生率の高さなども指摘されており、標準化には今少し時間を要すると考えられる。現状では、ESDのほかにEMR(計画的分割切除も含む)、腹腔鏡下手術、開腹手術の選択肢があり、病変の生物学的特徴と各施設の実情を合わせた選択が望まれる。一方で、ESDに関する技術や機器の開発は確実に進んでいる。針状ナイフ、Hookナイフ、ITナイフ、Flexナイフなどの第一世代のデバイスから、現在では個性的な第二世代のデバイスが続々と登場している。また、高周波装置の改良やCO2送気によるESDなどの工夫も報告されている。ダブルバルーン内視鏡を応用した大腸ESD専用機の登場も待たれる。将来的な大腸ESDの標準化には、単に機器の開発だけではなく、技術教育や偶発症対策などと合わせたバランスのとれた発展が不可欠である。(著者抄録)
  • 本田 徹郎, 矢野 智則, 太田 英孝, 周東 利奈, 荒井 洋実, 中澤 克行, 林 芳和, 砂田 圭二郎, 林 俊治, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    日本消化器病学会雑誌 105(臨増総会) A371-A371 2008年3月  
  • 林 芳和, 山本 博徳
    消化器内視鏡 20(2) 211-216 2008年2月  
    NSAIDsは小腸単独の潰瘍性病変を引き起こすことがあり、通常の上部・下部消化管内視鏡では原因を特定できない消化管出血の一因となる。時には潰瘍による小腸穿孔を起こすこともあり、注意が必要である。また、NSAIDsを比較的長期に投与されている患者においては、小腸膜様狭窄症という特徴的な狭窄をきたすことがあり、イレウス症状を起こすことがある。NSAIDs起因性小腸潰瘍性病変に対しては、NSAIDsの休薬が有効ではあるが、現時点ではまだ予防のための治療法は確立していない。NSAIDs起因性の小腸膜様狭窄症に対しては、ダブルバルーン内視鏡を用いての内視鏡的バルーン拡張術が有効な治療法であると考えられる。(著者抄録)
  • 林 俊治, 平井 義一, 林 芳和, 太田 英孝, 菅野 健太郎
    日本細菌学雑誌 63(1) 165-165 2008年2月  
  • 新城雅行, 山本博徳, 宮田知彦, 砂田圭二郎, 矢野智則, 林芳和, 福島寛美, 阿治部弘成, 岩下裕一, 茂森昌人, 坂本博次, 津久井大介, 北出卓, 仲谷朋久, 本田徹郎, 佐藤貴一, 菅野健太郎
    Prog Dig Endosc 73(1) 65 2008年  
  • 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 宮田 知彦, 岩本 美智子, 新城 雅行, 阿治部 弘成, 福島 寛美, 仲谷 朋久, 北出 卓, 本田 徹郎, 坂本 博次, 茂森 昌人, 岩下 裕一, 林 芳和, 山本 博徳
    消化器の臨床 10(6) 627-632 2007年12月  
    再発・再燃を早期に発見し、適切な治療を行い、緩解状態を長期に保つことが、クローン病患者のQOLを保つために重要である。そのためには、患者の臨床症状や血算・生化学検査の経過を慎重にみていく必要がある。CRPは、全体の病勢の把握には有用であるが、線維性(瘢痕性)狭窄によるイレウスの場合には、臨床症状の割には上昇が軽度な場合や、開放性潰瘍があっても上昇しないことがあり、注意を要する。したがって、腸管狭窄の合併症を起こさせないような粘膜治癒を目標とした治療を行うには、近年開発されたカプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡を活用していく必要がある。(著者抄録)
  • 冨樫 一智, 宮田 知彦, 林 芳和, 砂田 圭二郎, 宮倉 安幸, 堀江 久永, 安田 是和, 山本 博徳
    Progress of Digestive Endoscopy 72(1) 56-56 2007年11月  
  • 武市 和憲, 矢野 智則, 吉田 徹, 岩下 裕一, 北出 卓, 坂本 博次, 津久井 大介, 仲谷 朋久, 本田 徹郎, 阿治部 弘成, 茂森 昌人, 福島 寛美, 林 芳和, 新城 雅之, 久野 亜希子, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 岩本 美智子, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 72(1) 104-104 2007年11月  
  • 太田 英孝, 林 芳和, 林 俊治
    臨床検査 51(11) 1263-1264 2007年11月  
    Lysoplate法は寒天内における分子拡散を利用したリゾチーム測定法である。今回、高い強度と分子移動効率を併せ持つ高機能寒天をLysoplate法に用いた。通常寒天を用いた場合、溶菌円が正円形にならないことが多かったが、高機能寒天を用いた場合は、常に正円形になった。また、高機能寒天を用いたほうが溶菌円の直径が大きく、分子拡散効率が優れているからと考えた。どちらの寒天を用いても直径と濃度の対数との間に優れた相関が得られたが、高機能寒天を用いたほうが検量線の傾きが小さかった。したがって、直径の測定誤差によるリゾチーム濃度の誤差は、普通寒天よりも高機能寒天のほうが小さいことが示唆された。よって、Lysoplate法によるリゾチーム測定において、高機能寒天の利用は有用であることが示唆された。
  • 砂田 圭二郎, 宮田 知彦, 岩本 美智子, 矢野 智則, 新城 雅行, 林 芳和, 阿治部 弘成, 福島 寛美, 茂森 昌人, 岩下 裕一, 山本 博徳
    早期大腸癌 11(6) 529-534 2007年11月  
  • 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 岩本 美智子, 新城 雅之, 宮田 知彦, 林 芳和, 山本 博徳
    消化器内視鏡 19(11) 1525-1530 2007年11月  
    ダブルバルーン内視鏡は、内視鏡先端とオーバーチューブ先端に装着した2つのバルーンを用いて、腸管の無駄な伸展を抑制し、腸管を短縮しつつ挿入することで、小腸全域を観察可能にした内視鏡である。経口的にも経肛門的にも挿入が可能であり、バイパスされた腸管にも選択的挿入が可能である。深部小腸においても高い操作性が保たれるため、観察だけにとどまらず、さまざまな処置具を用いた内視鏡治療も行える。このことは、小腸疾患に対する診断・治療体系を大きく変えることになった。小腸出血や、小腸ポリープ、小腸狭窄、小腸異物については、内視鏡治療を行うことで開腹手術を回避できる症例が多い。また、癒着性イレウスや良性腫瘍などについては、病変部位を内視鏡的にマーキングすることで、腹腔鏡手術や腹腔鏡補助下小開腹手術につなげることが可能になった。今後、ダブルバルーン内視鏡の需要は高くなっていくと考えられる。(著者抄録)
  • 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 宮田 知彦, 岩本 美智子, 新城 雅行, 林 芳和, 竹澤 敬人, 阿治部 弘成, 福島 寛美, 茂森 昌人, 岩下 裕一, 山本 博徳
    消化器内視鏡 19(11) 1581-1589 2007年11月  
    ダブルバルーン内視鏡は、深部小腸の内視鏡観察や内視鏡治療を目的に開発され、その有用性は各方面から注目されている。術後に伴う病態として、癒着性イレウスは頻度が高い。血行障害を伴わない癒着性イレウスでは、絶食・補液管理で保存的に治療されることが多いが、この癒着は持続するため、イレウスの発症を繰り返すことが多く、厳重な食事制限や下剤の服用を余儀なくされている。こうした患者にダブルバルーン内視鏡を行うことで、癒着部位を特定し、点墨を施しておれば、後日癒着剥離術を行う際に、腹腔鏡を使用したり、小切開の開腹術などにより低侵襲な術式を選択できる可能性がある。また、腫瘍や炎症などによる器質的狭窄の除外診断を行うことができる。一方、成人の腸重積症は、腸閉塞症の原因の約1%を占め、ポリープ、癌などの腫瘍性病変が先進部となって発症することが多い。筆者らは、この腸重積を内視鏡的に整復する2つの方法を考案した。一つは経肛門的にダブルバルーン内視鏡を挿入し、内視鏡先端のバルーンを拡張させた状態で造影剤を注入し、その圧力で整復する方法である。もう一つは、経口的にダブルバルーン内視鏡を挿入し、内視鏡先端バルーンを拡張させた状態で、腸重積の原因となっているポリープごと引いてきて整復する方法である。両方法の実際の症例を紹介するが、術前に腸管虚血の評価を十分に行い、不成功時や偶発症発生時の体制(開腹術への移行)を十分に整えて臨む必要がある。(著者抄録)
  • 田口 宏樹, 山本 博徳, 林 芳和, 南 信弘, 三浦 義正, 新城 雅行, 岩本 美智子, 矢野 智則, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 菅野 健太郎
    胃と腸 42(12) 1721-1729 2007年11月  
    ダブルバルーン内視鏡にて観察したNSAIDsによる小腸病変の評価を行った.NSAIDsは小腸単独の潰瘍性病変を引き起こすことがあり,通常の上下部消化管内視鏡では原因を特定できない消化管出血の一因となりうる.また,NSAIDs長期投与患者において小腸膜様狭窄症という特徴的な狭窄を来すことがある.NSAID起因性小腸潰瘍性病変についてはNSAIDsの休薬が治療となる.また,NSAID起因性小腸膜様狭窄症に対しては,NSAIDs休薬とともにDBEによるバルーン拡張術を行うことが,これまで開腹術でしか対応できなかった,特に深部小腸の狭窄病変に対して有効な治療法であると考えられる.(著者抄録)
  • Kazutomo Togashi, Y. Hayashi, T. Miyata, K. Sunada, K. Koinuma, Y. Miyakura, H. Horie, H. Yamamoto
    JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 22 A254-A254 2007年10月  
  • 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 林 芳和, 矢野 智則, 田口 宏樹, 岩本 美智子
    日本臨床 65(10) 1866-1874 2007年10月  
  • 新城 雅行, 宮田 知彦, 三浦 義正, 南 信弘, 田口 宏樹, 林 芳和, 矢野 智則, 和田 正浩, 千葉 大輔, 砂田 圭二郎, 岩本 美智子, 山本 博徳, 井戸 健一, 菅野 健太郎
    Gastroenterological Endoscopy 49(Suppl.2) 2338-2338 2007年9月  
  • 岩本 美智子, 山本 博徳, 林 芳和, 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 宮田 知彦, 新城 雅行, 阿治部 弘成, 菅野 健太郎
    消化器科 45(3) 283-287 2007年9月  
  • 林 芳和, 山本 博徳
    医学のあゆみ 222(8) 566-567 2007年8月  
  • 林 俊治, 太田 英孝, 林 芳和, 下村 裕史, 平井 義一
    臨床と微生物 34(4) 351-354 2007年7月  
    ヘリコバクター・ピロリ(Hp)の分離培養を目的に発色試薬が添加された新型培地(ポアメディア・Viヘリコ寒天培地、バイタルメディア・ピロリ寒天培地、プレート・ヘリコバクター寒天培地)及び従来型の血液添加培地を比較検討した。臨床検体にはHp陽性の慢性胃炎患者の胃粘膜より採取した生検組織8検体を用いた。発色試薬添加培地を用いた場合は血液添加培地に比べ、コロニーの抑制が有意に認められた抑制の程度は菌株によって異なっていた。但し、3種の発色試薬添加培地間では有意差を認めなかった。一方、血液添加培地よりも発色試薬添加培地の方が培地上のコロニーが明瞭でその確認が遥かに容易であった。臨床検体を用いた検討では発色試薬添加培地を用いた場合、血液添加培地を用いた場合に比べHpの検出菌数は有意に抑制されたが3種の発色試薬添加培地間では有意差を認めなかった。
  • 新城 雅行, 三浦 義正, 山本 博徳, 矢野 智則, 宮田 知彦, 砂田 圭二郎, 岩本 美智子, 田口 宏樹, 南 信弘, 千葉 大輔, 和田 正浩, 林 芳和, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 71(1) 61-61 2007年6月  
  • 矢野 智則, 山本 博徳, 砂田 圭二郎, 岩本 美智子, 林 芳和, 新城 雅行, 田口 宏樹, 三浦 正義, 南 信弘, 千葉 大輔, 和田 正浩, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 71(1) 61-61 2007年6月  
  • 林 芳和, 山本 博徳, 矢野 智則, 砂田 圭二郎, 宮田 知彦, 岩本 美智子, 新城 雅行, 田口 宏樹, 三浦 義正, 南 信弘, 千葉 大輔, 和田 正浩, 井戸 健一, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 71(1) 77-77 2007年6月  
  • 南 信弘, 岩本 美智子, 牛尾 文, 大竹 俊哉, 千葉 大輔, 三浦 義正, 田口 宏樹, 和田 正浩, 新城 雅行, 林 芳和, 砂田 圭二郎, 矢野 智則, 宮田 知彦, 山本 博徳, 菅野 健太郎
    Progress of Digestive Endoscopy 71(1) 82-82 2007年6月  
  • 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 宮田 知彦, 岩本 美智子, 矢野 智則, 新城 雅行, 林 芳和, 田口 宏樹, 三浦 義正, 南 信宏, 千葉 大介, 和田 正浩
    胃と腸 42(7) 1108-1114 2007年6月  
    深部小腸の観察・治療を目的として開発されたダブルバルーン内視鏡の基本原理は,屈曲した腸管をバルーン付きオーバーチューブで把持し,腸管の伸展を抑制することで,挿入力が直接内視鏡先端に伝わることである.内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は,非常に緻密な動きが要求されるが,通常の大腸内視鏡ではparadoxical movementの発生のため,術者の意図する動きが内視鏡先端に伝わらないことを経験する.ダブルバルーン内視鏡では,オーバーチューブの先端が任意の固定点となるため,術者の意図する動きが正確に伝わり,安定したESDを行うことができる.2004年9月から2006年11月の期間に行った大腸ESD144病変中,11病変(7.6%)にダブルバルーン内視鏡を用いたESDを行い,非常に有用であった.(著者抄録)
  • 砂田 圭二郎, 山本 博徳, 矢野 智則, 林 芳和, 岩本 美智子, 宮田 知彦, 新城 雅之, 南 信広, 三浦 義正, 田口 宏樹, 和田 正浩, 千葉 大輔, 菅野 健太郎
    早期大腸癌 11(3) 197-203 2007年5月  
  • Kazutomo Togashi, Yoshikazu Hayashi, Tomohiko Miyata, Yasuyuki Miyakura, Keijiro Sunada, Hisanaga Horie, Hironori Yamamoto
    GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 65(5) AB335-AB335 2007年4月  

講演・口頭発表等

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産業財産権

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  • 林 芳和
    【要約】 【課題】狭窄部の開口径を正確に計測できるようにする。 【解決手段】内視鏡挿入部50の先端部52に装着される内視鏡用フード10であって、前記先端部52の外周面を覆うように嵌合する円筒状の嵌合固定部12と、先端に向かって先細となる円錐状に形成されるとともにその先端に開口22を有する透明部材からなるフード本体14と、を備え、前記フード本体14の側面(斜面部)24には、周方向の一部又は全体にわたって目盛り32A~32Cが設けられている内視鏡用フード10を提供することにより、前記課題を解決する。