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論文
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臨床消化器内科 34(1) 35-40 2018年12月<文献概要>閉塞性大腸炎は,大腸癌やその他の疾患により,完全または不完全閉塞をきたした大腸の口側腸管に発生する非特異的炎症である.閉塞性大腸炎の発症には,腸管内圧の上昇,腸管攣縮,腸内容物停滞による腸内細菌の増殖や腸管壁の血流障害・虚血が関与するとされる.閉塞性大腸炎に対する治療は,閉塞の原因となった病変と炎症性変化の強い腸管を併せて切除することであるが,口側腸管における炎症や潰瘍性病変の遺残により術後合併症を呈することがあるため,閉塞性大腸炎の病態を理解することは治療を行ううえで重要である.本稿では閉塞性大腸炎の病態,臨床病理学的特徴,治療法などについて概説する.
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臨床外科 72(6) 663-666 2017年6月<ポイント>下部消化管手術の術後出血は低頻度であるが,時に致死的ともなりうるため,注意すべき合併症の一つである.下部消化管手術の術後出血には,おもに腹腔内出血と吻合部出血があり,それぞれの予防法,対処法を理解することが重要である.(著者抄録)
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臨床外科 71(12) 1356-1361 2016年11月<ポイント>大腸癌肝転移に対する治療は,外科的切除,全身化学療法,肝動注化学療法,熱凝固療法に大別される.大腸癌肝転移に対して唯一治癒が期待できる治療法は外科的切除であり,切除可能であれば肝切除が第一選択となる.切除不能肝転移に対しては全身化学療法が適応となるが,分子標的薬の登場による化学療法の治療成績向上に伴い,化学療法が奏効し肝切除が可能となる症例もある.大腸癌肝転移は集学的治療による治療成績の向上が見込まれるため,各診療科の密な連携が重要となる.(著者抄録)
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臨床外科 71(11) 248-252 2016年10月<POINT>閉塞性大腸癌は,腸管の緊急減圧処置を必要とする急性腹症の1つである.減圧方法や手術術式の選択については,腫瘍の占拠部位,患者の全身状態など,様々な因子を考慮し慎重に決定する必要がある.閉塞性大腸癌に対する緊急手術では,周術期合併症のリスクが高まることが知られているため,腸管減圧により可能な限り緊急手術を回避し,手術を待機化すること,および十分な術前評価による手術の安全性確保が重要である.閉塞性大腸癌に対する治療は,腸閉塞解除とともに大腸癌手術の根治性が要求される.すなわち,口側結腸の同時性多発癌の検索を含めた臨機応変な対応が求められる.(著者抄録)
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Therapeutic Research 35(10) 917-922 2014年10月症例は72歳男性。2011年より慢性腎不全に対し持続腹膜透析を導入していた。2012年1月発熱、右季肋部痛を主訴に来院。胆石・総胆管結石症・胆管炎の診断で緊急入院。胆管炎軽快後に胆嚢摘出の方針となり、吊り上げ式腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した。術中に胆嚢壁損傷をきたし、腹腔内へ胆汁漏出を認めたが、術後腹腔内感染をきたすことなく経過した。術後15日目より腹膜透析を再開したが、術後2年経過した現在まで、合併症なく腹膜透析を継続している。持続腹膜透析患者に対する腹腔鏡下胆嚢摘術は比較的稀であり、気腹法による報告は散見されるが、吊り上げ式アプローチでも問題なく施行可能であった。(著者抄録)
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日本外科学会雑誌 115(臨増2) 883-883 2014年3月
共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2020年7月 - 2023年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2018年4月 - 2021年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2001年 - 2003年