基本情報
研究キーワード
8経歴
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2022年9月 - 現在
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2021年4月 - 2022年8月
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2019年3月 - 2021年3月
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2017年6月 - 2019年2月
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2016年4月 - 2017年5月
学歴
4-
- 2009年
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- 2005年
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- 2001年
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- 2001年
受賞
12論文
55-
Abdominal Radiology 2024年6月11日 査読有り
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BJR|Case Reports 10(3) 2024年5月1日 査読有りAbstract Despite advances in diagnostic imaging and interventional techniques, pancreatic pseudoaneurysms remain a life-threatening complication of pancreatitis. Presentation varies among patients and may include intra-abdominal, retroperitoneal, or gastrointestinal bleeding and bleeding into the pancreatic or common bile duct. We present a unique case of a 74-year-old man with a history of heavy alcohol consumption who presented with a haematoma surrounding the caudate lobe of the liver. Initially, alcoholic cirrhosis and a ruptured hepatocellular carcinoma were suspected. Therefore, transarterial embolization (TAE) of the caudate branch of the hepatic artery was performed. However, 3 months later, the patient experienced abdominal pain with a lesser sac haematoma and a seemingly interconnected pancreatic cyst. One month later, a pseudoaneurysm appeared in the pancreatic cyst. TAE was successfully performed for the pseudoaneurysm, and the patient showed no signs of recurrence during the 1-year follow-up.
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Abdominal radiology (New York) 2024年4月11日PURPOSE: Complete androgen insensitivity syndrome (CAIS) and Mayer-Rokitansky-Küster-Hauser syndrome (MRKHS) share common clinical features such as female phenotype, vaginal hypoplasia, and primary amenorrhea. Magnetic resonance imaging (MRI) is performed to investigate the cause of primary amenorrhea. However, the MRI features are also similar in both disorders. They are ultimately diagnosed by chromosome testing, but there is a possibility of misdiagnosis if chromosome testing is not performed. This study aimed to identify MRI features that are useful for differentiating CAIS from MRKHS. METHOD: This multicenter retrospective study included 12 patients with CAIS and 19 patients with MRKHS. Three radiologists blindly evaluated the following features: (1) detection of vagina, (2) detection of nodular and cystic structures in the lateral pelvis; undescended testicles and paratesticular cysts in CAIS and rudimentary uteri and ovaries in MRKHS, (3) their location, (4) number of cysts in the cystic structures, and (5) signal intensity on diffusion-weighted images (DWI) and apparent diffusion coefficient (ADC) values of the nodular structures. Statistical comparisons were performed using Mann-Whitney U and Fisher's exact tests. RESULTS: Compared with MRKHS, the CAIS group showed significantly detectable vagina, more ventrally located nodular and cystic structures, fewer cysts within the cystic structures, and nodular structures with higher signal intensity on DWI and lower ADC values. CONCLUSIONS: MRI features of detectable vagina, location of nodular and cystic structures, number of cysts within the cystic structures, signal intensity on DWI and ADC values of the nodular structures were useful in differentiating CAIS from MRKHS.
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自治医科大学紀要 46 65-71 2024年3月【目的】Single energy metal artifact reduction(SEMAR)を用いた血管塞栓用コイルの金属アーチファクト低減における撮影条件の影響を明らかにする。【方法】チューブ内に血管塞栓用コイルを留置した血管塞栓ファントムを用い,管電圧,管電流,撮影方向を変えてCTを撮影し,視覚評価,standard deviation(SD)値,CT値のプロファイル曲線を指標として,それぞれの金属アーチファクト低減における影響を比較検討した。【結果】すべての管電圧,管電流において,SEMARありではSEMARなしと比較し視覚評価スコアは高値を示し,SD値は低値を示した。SEMARありの画像では,高管電圧および高管電流撮影でSD値は低値を示した。撮影方向の検討では,チューブに対して水平に撮影した画像でチューブ内の金属アーチファクトがより広範囲にみられた。【結論】SEMARを用いた金属アーチファクト低減には,高管電圧,高管電流での撮影が有用であり,評価対象血管と金属コイルとの位置関係を考慮した方向での撮影が重要である。(著者抄録)
MISC
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日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 38(Suppl.) 245-245 2023年4月
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日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 38(Suppl.) 261-261 2023年4月
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埼玉県医学会雑誌 56(1) 372-374 2022年1月症例は50歳代、男性。血栓性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血に対する加療中のX-4年7月より右腎門部に脂肪濃度の混在する腫瘤を認めた。腫瘤は徐々に増大し、X-1年12月には左腎門部にも同様の性状を示す腫瘤が出現した。その後も腫瘤は増大したため、X年12月にCTガイド下生検を右腎門部から施行し、髄外造血の診断となった。腎門部の髄外造血は非常に稀であり診断に苦慮した。本症例の画像所見に関して若干の考察を加え報告する。(著者抄録)
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日本門脈圧亢進症学会雑誌 = Japanese journal of portal hypertension / 日本門脈圧亢進症学会 編 28(1) 72-76 2022年
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臨床画像 36(12) 1438-1443 2020年12月<文献概要>Dual-energy CT(DECT)では,仮想単色X線画像による画質や,コントラストの改善,仮想非造影CT画像の作成などによる造影剤減量と被ばく低減が可能である。本稿では,キヤノンメディカルシステムズ社製の最新DECTであるSpectral Imaging Systemの特徴と,臨床的有用性について概説する。
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埼玉県医学会雑誌 54(1) 449-451 2019年12月60歳代、女性。咳嗽と血痰で近医を受診後、精査目的で当院へ紹介となった。初診時、胸部X線写真では両側下肺野優位に分布する多発性の薄壁空洞性結節を認め、6ヵ月後に病変は増大と増加がみられた。感染症や血管炎、嚢胞性気管支拡張症などが鑑別診断としてあがり、全身検索の結果、食道癌(扁平上皮癌)の肺多発転移と確定診断された。原発性および転移性の肺扁平上皮癌は時に薄壁空洞性病変を呈することがあり、薄壁化にはチェックバルブ機構が関与していると考えられた。多発性の薄壁空洞性病変を認めた場合には、稀ではあるが扁平上皮癌の転移性肺腫瘍の可能性も考慮し、鑑別診断を行う必要があると考えられた。
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埼玉県医学会雑誌 54(1) 458-463 2019年12月症例1(10歳代、男児)。右膝関節の疼痛を主訴とした。MRIを行ったところ、T1強調像で右大腿骨遠位骨幹端部に地図状の低信号域、脂肪抑制T2強調像で不均一な高信号域が認められた。その後の精査で急性リンパ性白血病(ALL)と診断され、加療後のMRIでは異常信号域の縮小、周囲の脂肪髄の改善がみられ、大腿骨の骨髄壊死が疑われた。一方、症例2(60歳代男性)は悪性リンパ腫の加療中に、症例3(10歳代男児)はALLの加療中にそれぞれが腰痛が出現し、MRIにて脊椎の骨髄壊死と診断された。3症例の検討からも、造影MRIは骨髄壊死の診断および経過観察に有用であると考えられた。
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埼玉透析医学会会誌 7(2) 172-174 2018年11月VAIVT(vascular access interventional therapy)時の腕神経叢ブロックを経験したので、同法の有用性やコツなどについて報告した。31例80セッションの神経ブロックを行った。過去に複数回のVAIVTの経験があり、初めて腕神経叢ブロックを行った21例のVASの比較検討では、非鎮痛時の過去のVAIVT(VAS=100)と比較し、神経ブロック時のVASは22.5±16.6と著明に低下した。ブロックに要した時間は平均8分であった。全例で有害合併症は認めず、手技時間は5〜10分であった。2名の患者で中等度の感覚麻痺・運動麻痺を生じたが1時間以内の経過観察で改善した。また、ブロックを行った患者は、次回も神経ブロックによる鎮痛を希望することがほとんどであった。2例の患者で次回VAIVT時に神経ブロックを希望しなかったが、その理由としては、術後の手のしびれが気になった、ブロック針の穿刺が痛かったということであった。
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埼玉県医学会雑誌 53(1) 391-394 2018年11月症例は70代男性、受診前日から腹部全体が締めつけられるような強い腹痛が持続し、緊急入院となった。腹部CTでS状結腸間膜部に脂肪織の濃度上昇とガス像を認め、S状結腸穿孔と診断した。ガスは左腎前方の後腹膜腔にもみられ、後腹膜腔のガスは前腎筋膜に沿って左横隔膜下へ進展し、縦隔内、腸間膜根部、陰嚢内にまで広範囲に分布していた。このガスの広がりを理解するうえで、近年提唱されている"interfascial planeモデル"という新しい概念が有用であった。同モデルは腎筋膜が潜在腔および病変の伝導路になりうるというものであり、同モデルに基づくと本例の後腹膜腔のガスは元々腎筋膜内に存在し、筋膜を介して広範囲に広がったものと推定された。
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インナービジョン 33 108-109 2018年
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埼玉県医学会雑誌 52(1) 318-321 2017年12月50歳代女。約5年前からの左鼠径部腫瘤を主訴とした。2ヵ月前より続く下腹部痛、腰痛にて近医を受診し、子宮筋腫、両側卵巣漿液性腺腫の他に、左大内転筋・両側大臀筋内の腫瘤性病変と大腿骨・腸骨の腫瘤性病変を多数認めた。紹介受診時の骨盤部XP、CTでは両側大腿骨骨幹部遠位に軽度膨隆を伴う骨透亮像やすりガラス状変化がみられ、MRIでは両側大臀筋と左側大内転筋にT2強調像で高信号、T1強調像で低信号を示す腫瘤性病変を認めた。部位と典型的な画像所見より、多発筋肉内粘液腫と多発線維性骨異形成を伴うMazabraud症候群と診断し、本人の希望により定期通院となった。
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Multislice CT 2017 BOOK 映像情報Medical増刊号 49(8) 96-101 2017年7月 招待有り
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埼玉県医学会雑誌 51(1) 391-394 2016年11月症例は40歳代の女性で、2週間前から左背部に突然の激痛が出現し、貧血が徐々に進行したため精査加療目的で緊急入院となった。腹部CTで左腎上部に境界明瞭な腫瘤を認め、内部は脂肪組織を示す低吸収を呈していた。脂肪性腫瘤の内部に血腫と思われる部分がみられ、腎被膜下および後腹膜腔にも軟部腫瘤が認められ血腫の存在が疑われた。反対側の右腎後部にも脂肪を含む腫瘤が認められ、脳に上衣下結節もあり、結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫と診断された。血管造影で腎腫瘤は血管増生に富み、内部に多発性の動脈瘤を伴う病変であることが確認された。本例は左腎の血管筋脂肪腫内で動脈破裂が起こり、出血が腎被膜下、さらに後腹膜腔へ進展し、急性腹症をきたした症例であった。後腹膜血腫は当初、前腎傍腔に存在すると判断したが、下行結腸および十二指腸周囲の脂肪組織は保たれていた。また、腎被膜下の血腫がどのような経路を通って腎筋膜を越えて前腎傍腔へ進展したのかも疑問であった。
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埼玉県医学会雑誌 51(1) 387-390 2016年11月症例は69歳女性で、人間ドックにて腹部腫瘤を指摘され精査のため受診した。自覚症状はなく、11年前に脳腫瘍の手術歴があるが詳細不明で家族歴に特記すべき事項はなかった。腹部ダイナミックCT動脈相で膵頭部右側に辺縁部が強く濃染する境界明瞭、辺縁分葉状の腫瘤を認めた。膵尾部の同様の濃染を示す腫瘤を認め、右副腎にも多血性に結節病変がみられた。両側腎には不均等な造影効果を示す充実性腫瘍があり、肝・両側腎には多発性嚢胞がみられた。画像所見から膵腫瘍は神経内分泌腫瘍、右副腎結節は脳腫瘍の組織型は不明であったが、膵、腎、肝の多臓器に多彩な腫瘍・嚢胞が認められていることからvon Hippel-Lindau(VHL)病と診断された。患者は副腎腫瘍の出血に伴う多臓器不全のため、初診後9年の臨床経過で死亡した。剖検で膵頭尾部の腫瘍は神経内分泌腫瘍、右副腎結節は褐色細胞腫、腎腫瘍は明細胞癌であることが確認された。VHL病はVHL腫瘍抑制遺伝子変異により生じる常染色体優性の遺伝子疾患であり、中枢神経系および網膜の血管芽腫をはじめとして、多臓器の様々な良・悪性腫瘍ならびに嚢胞の発生に関与している。
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埼玉県医学会雑誌 51(1) 409-411 2016年11月症例は2歳男児で、右鼠径部腫瘤を主訴とし、1ヵ月検診で右陰嚢水腫が指摘され、経過観察となった。いったん縮小したが、2ヵ月前より右陰嚢腫大が著明となり、右鼠径ヘルニアも指摘された。圧痛のない可動性を持つ右鼠径部腫瘤を認め、触診で、springing back ball(SBB) sign陽性で、abdominoscrotal hydrocele(ASH)が疑われた。超音波検査では両側陰嚢水腫がみられ、右側では水腫が腹腔内へと連続しており、ASHと診断した。右精巣は水腫により軽度圧排がみられた。左側鼠径部ではT2WIで低信号を示す索状構造がみられたが、STIRでは高信号で、壁肥厚のある水腫が疑われた。さらに水腫の腹腔内への進展も疑われ、ASH疑いとした。腹腔鏡補助下で手術を行った。術中に両側の陰嚢圧迫で内鼠径輪より連なる水腫および気泡を確認し、ASHと確定診断し、水腫切除および鞘状突起高位結紮が施行された。現在、無病生存中で外来にて経過観察を行っている。
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日本医学放射線学会秋季臨床大会抄録集 51回 S469-S470 2015年9月
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月刊腎臓内科・泌尿器科 1(4) 369-378 2015年4月28日
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自治医科大学紀要 37 25-28 2015年3月今回我々は会陰部に発生した子宮内膜症を経験したので、MRI所見を中心に報告する。症例は30歳代女性、2経妊2経産。会陰部の疼痛と圧痛を伴う結節を自覚し、自治医科大学附属さいたま医療センターを受診した。MRIのT1およびT2強調像で高信号を示す嚢胞性病変を認め、会陰部の子宮内膜症と診断され、手術で確認された。骨盤内臓器以外に発生した子宮内膜症は局在部位により症状が異なるため診断が困難であるが、月経周期に伴って症状が出現することが特徴的である。会陰部発生の場合は病変部位を同定しやすく、特徴的な画像所見を呈し、MRIは有用な術前検査と思われた。(著者抄録)
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Japanese Journal of Diagnostic Imaging 33(1) 98-98 2015年2月
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Japanese Journal of Radiology 33(Suppl.) 19-19 2015年2月
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埼玉透析医学会会誌 3(2) 293-297 2014年11月超音波ガイド下腋窩部腕神経叢ブロックの至適条件について検討するとともに、それによって確立されたブロック方法の有用性と実行可能性について検討した。至適条件の検討対象はVAIVT施行例12例とした。有用性・実行可能性の検討対象は、過去にVAIVT歴のあるVAIVT施行例8例とした。検討の結果、至適条件は「1.8%リドカインを用いた橈骨・筋皮神経のブロック」であると考えられ、本法は有用性・実行可能性が高いと判断された。
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Rad Fan 12(12) 36-37 2014年10月肺動静脈奇形の経カテーテル的コイル塞栓では、流入動脈の密なコイル塞栓が血行遮断と再開通の予防に重要であり、特にanchorコイル留置後の内部パッキングが治療成功の鍵となる。Interlock 2mmコイルは、高い塞栓効果とコイル操作性を併せ持つ細小径のコイルであり、これらの塞栓手技において極めて有用なデバイスの一つといえる。今回、Interlock 2mmコイルを用いて、良好な塞栓を得た肺動静脈奇形の症状を提示する。(著者抄録)
講演・口頭発表等
35共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2023年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 2018年4月 - 2021年3月