基本情報
- 所属
- 自治医科大学 医学部外科学講座 消化器一般移植外科学部門 学内准教授
- 学位
- 医学博士(2008年3月 熊本大学)
- J-GLOBAL ID
- 200901014963649168
- researchmap会員ID
- 5000094045
経歴
2-
2019年9月 - 現在
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2010年4月 - 2019年8月
学歴
2-
2005年4月 - 2008年3月
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1993年4月 - 1999年3月
論文
33-
Breast cancer (Tokyo, Japan) 30(4) 531-540 2023年7月Various surgical energy devices are used for axillary lymph-node dissection. However, those that reduce seroma during axillary lymph-node dissection are unknown. We aimed to determine the best surgical energy device for reducing seroma by performing a network meta-analysis to synthesize the current evidence on the effectiveness of surgical energy devices for axillary node dissection for breast cancer patients. We searched MEDLINE, Embase, CENTRAL, ClinicalTrials.gov, and World Health Organization International Clinical Trials Platform Search Portal. Two reviewers independently selected randomized controlled trials (RCTs) comparing electrosurgical bipolar vessel sealing (EBVS), ultrasonic coagulation shears (UCS), and conventional techniques for axillary node dissection. Primary outcomes were seroma, drained fluid volume (mL), and drainage duration (days). We analyzed random-effects and Bayesian network meta-analyses. We evaluated the confidence of each outcome using the CINeMA tool. We registered with PROSPERO (CRD42022335434). We included 34 RCTs with 2916 participants. Compared to the conventional techniques, UCS likely reduces seroma (risk ratio [RR], 0.61; 95% credible interval [CrI], 0.49-0.73), the drained fluid volume (mean difference [MD], - 313 mL; 95% CrI - 496 to - 130), and drainage duration (MD - 1.79 days; 95% CrI - 2.91 to - 0.66). EBVS might have little effect on seroma, the drained fluid volume, and drainage duration compared to conventional techniques. UCS likely reduce seroma (RR 0.44; 95% CrI 0.28-0.69) compared to EBVS. Confidence levels were low to moderate. In conclusion, UCS are likely the best surgical energy device for seroma reduction during axillary node dissection for breast cancer patients.
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日本臨床外科学会雑誌 82(2) 344-349 2021年2月症例は67歳,女性.乳癌検診異常で受診した.左乳房に低エコー腫瘤を認め,針生検の結果,腺様嚢胞癌が疑われた.左乳房温存術およびセンチネルリンパ節生検を施行し,病理組織学的診断はpT1N0M0 StageIA,腺様嚢胞癌(ER-,PgR-,HER2-,Ki-67 5%)であった.補助化学療法を考慮する症例であったが,予後良好と考えられたため,化学療法は省略し放射線治療のみ施行した.術後2年6ヵ月でCTにて左肺結節を指摘されたが,原発か転移性かの鑑別が困難であったため,胸腔鏡下左肺上葉切除およびリンパ節郭清を施行した.病理組織学的診断では腺様嚢胞癌の肺転移と診断された.他の特殊型乳癌が通常の浸潤性乳管癌に準じて補助化学療法を行うことが推奨されているが,乳腺腺様嚢胞癌は多くがtriple negative症例にも関わらず予後良好と言われ,腋窩リンパ節転移が陰性ならば補助化学療法は必要としないことが多い.今回,乳腺腺様嚢胞癌で術後肺転移を認めた症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.(著者抄録)
MISC
156-
外科治療 97(2) 156-164 2007年8月副甲状腺腫瘍(腺腫・癌)は、原発性副甲状腺機能亢進症の原因であり、その大半が腺腫である。ただ、術前に病理組織学的診断を確定させることは、現時点では不可能であり、臨床症状や超音波エコーを中心とした画像診断から、組織型や腫瘍の局在を推測して、手術に臨まざるえないのが現状である。本項では、内分泌外科を志すレジデントが知っておくべき、基本的事項について概説する。術前の良・悪性の診断や、局在の指標となるマーカーに関する研究の進歩が望まれる。(著者抄録)
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日本癌学会総会記事 66回 163-164 2007年8月
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日本癌学会総会記事 66回 164-164 2007年8月
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日本外科学会雑誌 108(2) 2007年3月10日
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日本外科学会雑誌 108(臨増2) 309-309 2007年3月
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Breast Journal 12(3) 288 2006年5月
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日本乳癌学会総会プログラム抄録集 13回 166-166 2005年5月
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日本臨床外科学会雑誌 65(11) 2904-2907 2004年11月胃切除術後6ヵ月と1年6ヵ月にビタミンB1欠乏症による脚気ニューロパチーをきたした2例を経験した.症例1は36歳男性で2000年9月,早期胃癌にて幽門輪温存胃全摘術,空腸pouch間置術(JPI)を施行.術後約6ヵ月より下肢のむくみ,しびれが出現し,さらに歩行障害を伴ったため,神経内科受診しビタミンB1(VB1)欠乏症と診断され,VB1 100mg/日にて改善した.症例2は63歳男性で2001年8月幽門輪温存胃全摘術,JPI施行.術後約1年6ヵ月において両下肢のしびれが出現し,血中ビタミンB1値を測定したところ14ng/mlと低値で,VB1 100mg/日を約1週間行い症状は消失した.これらの症例より胃切除術後とくにJPI再建後の経過観察においてVB1欠乏症が起こりうることを念頭に置く必要があると考えられた(著者抄録)
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乳癌の臨床 19(5) 471-475 2004年10月1986年〜2002年までの乳癌転移再発症例中,臨床的に脳転移を認めた51例を対象に,臨床的背景,再発形態,治療法,予後について検討した.脳無再発期間は中央値41.0ヵ月,脳転移後生存期間は中央値4.0ヵ月であった.脳転移の頻度は,若年者,ER陰性例で有意に高く,閉経前の症例もやや多い傾向が認められた.また,HER-2陽性の割合も有意に高かった.再発形態は脳初再発例は1例で50例は他臓器再発が先行しており,特に内臓転移が先行した症例が33例と多く認められた.全脳照射を完遂した39例の脳転移後生存期間は中央値4.0ヵ月で,手術,定位放射線照射(STI)を施行し得た5例の脳転移後生存期間は9.0ヵ月であった.他臓器転移の状況によっては長期の生存期間を得られる症例が脳転移症例の中に含まれている可能性が示された.評価可能であった38例中30例(78.9%)で全脳照射による症状改善が認められ,全脳照射は脳転移患者のQOL改善の観点で有用と考えられた
講演・口頭発表等
9共同研究・競争的資金等の研究課題
3-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年6月 - 2025年3月
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2005年 - 2007年
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2005年 - 2007年