基本情報
経歴
7-
2018年5月 - 現在
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2014年4月 - 2018年4月
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2008年4月 - 2014年3月
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2003年5月 - 2008年3月
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2002年5月 - 2003年4月
学歴
1-
1993年4月 - 1999年3月
受賞
3-
2019年6月
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2018年4月
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2013年6月
論文
101-
J Dig Dis. 18 591-598 2017年 査読有り
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Am J Case Rep. 18 304-307 2017年 査読有り
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JOURNAL OF OBSTETRICS AND GYNAECOLOGY RESEARCH 42(3) 353-357 2016年3月 査読有り
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自治医科大学紀要 38 59 2016年3月31歳女性。大動脈炎症候群の治療中に、血便を認め当センターに入院した。下部消化管内視鏡検査にて、終末回腸に縦走潰瘍を認め、小腸型クローン病と診断した。寛解導入療法として、栄養療法とメサラジン製剤の内服に加え、生物学的製剤アダリムマブを投与した。寛解を得た後、プレドニゾロン・メトトレキセートの減量を行ったが、両疾患とも再燃・悪化なく経過している。両疾患の合併は稀であり、本邦からの報告例が19例、国外からの報告例を加えると55例に過ぎない。発症の順序に規則性は認めない。今回貴重な症例を経験したので、文献的考察を加え、報告する。(著者抄録)
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Case Reports in Gastroenterology 10(1) 157-160 2016年 査読有り
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Case Reports in Gastroenterology 10(2) 392-398 2016年 査読有り
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World J Gastroenterol. 8 349-356 2016年 査読有り
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Clinical Case Reports 3(3) 135-138 2015年3月1日
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World J Gastroenterol Endoscopy 4 389-395 2015年 査読有り
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Clinical and Experimental Gastroenterology 8 225-230 2015年 査読有り
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Int J Colorectal Dis 31 921-922 2015年 査読有り
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Progress of Digestive Endoscopy 86(1) 178-179 2015年A one-week eradication therapy of <i>Helicobacter pylori</i> using metronidazole, clarithromycin, and omeprazole is generally considered a well-tolerated therapy with minor side effects. We report a 66-year-old male patient who developed diarrhea few days after the treatment, and <i>Clostridium difficile</i> toxin was detected in his stool. Although this is a rare complication, it can sometimes o
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BMC Research Notes 7(1) 678 2014年9月27日 査読有り
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WORLD JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY 20(26) 8624-8630 2014年7月 査読有り
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WORLD JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY 20(23) 7514-7517 2014年6月 査読有り
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EUROPEAN JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY & HEPATOLOGY 26(3) 282-287 2014年3月 査読有り
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Indian Journal of Gastroenterology 33(1) 46-49 2014年 査読有り
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AUSTRALIAN JOURNAL OF RURAL HEALTH 21(6) 319-324 2013年12月 査読有り
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DIGESTIVE DISEASES AND SCIENCES 58(5) 1306-1312 2013年5月 査読有り
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ENDOSCOPY 45(2) 136-137 2013年2月 査読有り
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膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society 27(5) 695-700 2012年10月25日症例は50歳の女性.繰り返す膵炎と心窩部痛の精査目的に当院紹介.造影CT,USで腫瘍や膵管・胆管拡張は認めなかったが,胆道シンチグラフィにて十二指腸への胆汁排泄遅延を認めた.入院時血液検査所見(無症状時)では肝胆道系,膵酵素,IgG4値の異常は認めなかった.ERCP所見は胆管挿管困難にてprecut施行後に胆管造影・IDUS実施したが器質的閉塞は認めなかった.主乳頭からは膵管像得られず,副乳頭からの膵管造影で背側膵管のみ造影された.膵炎の原因は膵管癒合不全と診断し,副膵管口切開術を施行した.また,biliary typeの十二指腸乳頭括約筋機能不全(SOD)も合併していると診断し,乳頭括約筋切開術も同時に施行した.その後,内視鏡的乳頭バルーン拡張術の追加を要したが,以後は膵炎の再燃も認めず自覚症状も改善している.膵管癒合不全を伴ったSODの報告は稀であり若干の文献的考察を加えて報告する.<br>
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Journal of Japanese Society of Gastroenterology 109(7) 1243-1249 2012年7月 査読有り
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 74(5) 1152-1156 2011年11月 査読有り
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DIGESTIVE ENDOSCOPY 23(4) 328-328 2011年10月 査読有り
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日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 53(9) 3023-3027 2011年9月20日食道粘膜下腫瘍(SMT)は良性腫瘍が大部分を占め,悪性は稀とされている.しかし,画像所見のみでは良悪性の鑑別が困難な場合もあり,組織型により治療方針も異なるため組織診断を得ることが必要である.今回,われわれは30mmの食道SMTに対して超音波内視鏡下穿刺吸引生検術(EUS-FNAB)を試みたが,組織量が不十分で確定診断に至らず,粘膜切開後直視下生検にて確定診断が得られた症例を経験した.EUS-FNABはSMTに対する組織診断法の第一選択であるが,EUS-FNABにより十分な組織が得られない場合には,本法を試みてよいと思われた.
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 73(6) 1309-1312 2011年6月 査読有り
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日本消化器がん検診学会雑誌 = Journal of gastroenterological cancer screening 49(3) 408-414 2011年5月10日【目的】高齢者胃がん内視鏡検診の有効性について検討した。<BR>【方法】1984年から2004年までに長崎県上五島病院にて胃癌と診断され, 診断時に65歳以上であった116症例を対象とした。65-79歳を高齢者, 80歳以上を超高齢者と定義し, 検診群および非検診群の2群において治療内容, 病期分類を比較評価し, さらに生命予後について解析を行った。<BR>【成績】検診群で有意にEMR症例(p=.0041), StageI症例(p<.0001)が多く, 手術不能症例が少数であった(p=.0144)。高齢者群の胃癌の5年生存率は, 検診群88.9%, 非検診群57.9%と検診群において有意に高く(p=.0002), 超高齢者群の胃癌5年生存率は, 非検診群42.7%であり, 検診群では観察期間中の胃癌死はみられなかった。 <BR>【結論】高齢者群, 超高齢者群ともに検診群において, 早期胃癌の占める割合が高く, 5年生存率も有意に高かった。
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日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 108(4) 658-664 2011年4月5日60歳女性.突然ショック状態となり,造影CTにて脾臓および転移性肝腫瘍からの腹腔内出血と診断した.同部位に対するTAEにて血行動態は安定したが,第13病日死亡した.剖検にて腹膜播種,肝・肺・リンパ節転移をともなう脾原発血管肉腫と診断した.本疾患は原発臓器のみならず転移巣からも出血をともなうことがあり,TAEが出血性ショックに対する一時止血に有用であったと考えられ,本邦報告42例の検討とともに報告する.<br>
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日本消化器がん検診学会雑誌 = Journal of gastroenterological cancer screening 48(4) 436-441 2010年7月15日【目的】胃内視鏡検診による胃癌死亡率減少効果について検討した。<BR>【方法】X線検診群1,425例, 内視鏡検診群2,264例, 検診未受診群6,284例に3区分し, 性別, 年齢をマッチングさせた3群を2008年12月まで追跡した。胃癌死をエンドポイントとした場合の3群それぞれの累積生存率を算出し解析を行い, 検診内容別の死亡に対するハザード比を求めた。<BR>【成績】胃癌発症者40例(X線群18例, 内視鏡群12例, 未受診群10例)において胃癌死した症例はX線群1例, 内視鏡群1例, 未受診群8例であった。累積生存率は, X線群と内視鏡群では有意差はみられなかったが, これら2群と未受診群においては有意に未受診群の生存率が低い結果となった(p=.0073)。未受診群は内視鏡群よりも8倍胃癌死亡の危険が高かった(p=.0499)。<BR>【結論】内視鏡検診は胃癌死亡率減少効果を認め, X線検診に劣っていない可能性が示唆された。
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膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society 25(2) 132-137 2010年4月25日症例54歳,男性.50歳時に肝機能障害を指摘されたが,膵炎発作の既往なし.嗜好歴は,缶ビール2本/日,焼酎水割5~6杯/日.<br> 心窩部痛を主訴に近医受診.血液検査,腹部CTにて急性膵炎と診断され当院へ救急搬送となった.当院で施行した腹部CT所見で,膵管癒合不全,十二指腸副乳頭部での膵石嵌頓が疑われたため,同日緊急内視鏡検査を施行した.副乳頭からの造影にて尾部膵管までの背側膵管が独立して認められ,背側膵管は拡張し,内部に陰影欠損を認めた.内視鏡的副乳頭切開術後,経鼻膵管ドレナージを施行した.保存的治療で膵炎,背側膵管拡張は軽快し,陰影欠損は消失した.経過良好にて第36病日に退院し,16ヵ月後の現在まで膵炎の再発を認めていない.<br> 膵管癒合不全において,膵石が副乳頭に嵌頓し慢性背側膵炎が増悪する例は稀であり,内視鏡的副乳頭切開術が膵炎の重症化を予防するうえで有効であったので報告する.<br>
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日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 52(1) 58-63 2010年1月20日腹膜透析患者の大腸内視鏡検査・処置後には腹膜炎等の致死的な偶発症が生じる可能性がある.医療の進歩によって,透析患者の長期予後が期待されるようになり,今後腹膜透析患者に対する内視鏡検査件数の増加が予想される.今回,我々は腹膜透析患者における大腸粘膜切除術を2例経験したので,内視鏡時の注意点を含めて報告する.
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Progress of Digestive Endoscopy 76(2) 124-125 2010年症例は52歳女性。45歳時に膵管非癒合による急性膵炎の既往あり。心窩部痛にて当院救急搬送され,急性膵炎と診断された。軽快後,膵管非癒合の精査目的にERPを施行した。経副乳頭的に行った圧測定で,膵管内圧上昇と副乳頭部で括約筋様収縮波を認めた。副乳頭切開を施行し,その後膵炎の再発はない。経副乳頭的内圧測定は膵管非癒合による再発性膵炎に対して,副乳頭切開を行う際の指標として有用である可能性が考えられた。
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Progress of Digestive Endoscopy 76(2) 84-85 2010年症例は78歳,女性。主訴は貧血,食後腹痛。NSAIDs小腸潰瘍を疑われ当科に転院。カプセル内視鏡にて空腸に狭窄病変を指摘され,経口的ダブルバルーン小腸内視鏡にて空腸に2箇所の膜様狭窄を認め,径8mmのバルーン拡張を施行。NSAIDs関連性小腸潰瘍による瘢痕狭窄と診断した。食上げ中に腹痛の再燃を認め,2度目のDB小腸内視鏡にて径13mmまでの拡張を行った。その後症状の再燃みられず軽快退院となった。
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Progress of Digestive Endoscopy 76(2) 116-117 2010年症例は35歳男性。クローン病にてS状結腸に狭窄あり,狭窄部切除術後infliximabを投与開始した。Infliximab投与後,腸管狭窄が出現したためバルーン拡張術を試みたが,狭窄長が長く屈曲していたため穿孔の危険性が高く,手術に至った。Infliximab投与後に腸管狭窄が出現した症例を経験したので報告する。
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Acta Hepatologica Japonica 51(7) 387-393 2010年 査読有り
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Progress of Digestive Endoscopy 75(2) 102-103 2009年症例は67歳男性。上行結腸に60mmのIp様のSMTを認め,粘膜下脂肪腫と診断した。2チャンネルスコープを用い,留置スネアで基部を絞扼し,33mmスネアにてpolypectomyを実施した。短時間に一括切除可能であったが,術後に軽度のair leakを認めた。脂肪腫の内視鏡治療に際しては,病変の形状により完全切除にこだわらずリスクを考慮した治療法を選択すべきである。
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Progress of Digestive Endoscopy 74(2) 120-121 2009年自己免疫性膵炎の治療中に肝門部胆管狭窄を認め,胆管癌との鑑別に苦慮した自己免疫性胆管炎の1例を経験した。症例は65歳男性,自己免疫性膵炎に対しステロイドを漸減中に胆道系酵素が上昇し,腹部超音波検査・腹部CTで右肝内胆管の拡張及び肝門部に腫瘤様陰影を認めた。胆管ブラシ細胞診,胆汁細胞診では悪性所見は見られなかった。ステロイドを増量し2週間後には肝門部の胆管狭窄は改善し,その後腫瘤影も消失した。
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Progress of Digestive Endoscopy 75(2) 54-55 2009年症例は71歳,パーキンソン病で治療中の女性。朝食後,内服薬4TをPTP包装のまま誤飲,咽頭痛が持続するため,救急車で来院した。異物摘出目的に緊急内視鏡施行,食道内に2個,胃内に2個のPTPおよびLm,F2,Cb,Rc sign陽性の食道静脈瘤を認めた。EVL用オーバーチューブ挿入後,スコープに先端フードを装着し,把持鉗子で把持し,慎重な操作の下,4個のPTPを摘出した。食道胃接合部付近では十分に送気することにより噴門を開大し,出血させることなく摘出可能であった。
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Progress of Digestive Endoscopy 74(2) 114-115 2009年症例は23歳女性。腹腔内腫瘍の精査目的に当センター紹介となる。右上腹部を中心に10cm大の弾性硬・表面平滑な腫瘤を触知し,腹部CT上,腫瘤は膵頭部付近に存在し表面平滑で造影効果を伴う被膜を有した。確定診断目的にEUS-FNA施行,細胞診で血管間質を伴い,乳頭状構造を呈し結合性の低下した細胞集団を認め,solid-pseudopapillay tumorと診断,膵頭十二指腸切除術が施行された。EUS-FNAは膵由来の腫瘍が疑われる病変の確定診断に有用であり,治療法決定に役立つものと考えられた。
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Progress of Digestive Endoscopy 74(2) 80-81 2009年症例は60歳,男性。主訴は左下腹部痛。前医で施行された腹部CTにて小腸腫瘍が疑われ,当科紹介入院となった。経口ダブルバルーン(DB)小腸内視鏡にて回腸に全周性狭窄を認めた。生検では確定診断が得られず,腹腔鏡下小腸部分切除術を施行。病理組織学所見にてMALTリンパ腫と診断した。今回我々は,回腸MALTリンパ腫をDB小腸内視鏡にて確認しえたので報告する。
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Journal of Infectious Diseases 198(1) 10-15 2008年7月1日 査読有り
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WORLD JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY 14(25) 4059-4064 2008年7月 査読有り
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JOURNAL OF INFECTIOUS DISEASES 198(1) 10-15 2008年7月 査読有り
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Results of mass endoscopic examination for gastric cancer in Kamigotio Hospital, Nagasaki PrefectureWORLD JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY 13(32) 4316-4320 2007年8月 査読有り
MISC
8-
Digestive Endoscopy 33(1) e5-e7 2021年1月1日
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GASTROENTEROLOGY 152(5) S1038-S1038 2017年4月
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自治医科大学紀要 34 87-95 2012年3月1日食道・胃静脈瘤の治療指針はほぼ確立されているが,異所性静脈瘤の治療法については一定の見解が得られていない。我々は,十二指腸静脈瘤破裂に対して,透視下に行った内視鏡的硬化療法が有用であった1例を経験した。症例は73歳,肝硬変の女性で十二指腸静脈瘤破裂にて当院へ紹介となった。内視鏡検査にて,十二指腸下行脚に出血点と思われるびらんを伴うF3の静脈瘤を認めた。腹部CTでは膵十二指腸静脈を供血路としRetzius静脈に排血路を伴う十二指腸静脈瘤を認めた。n-butyl-2-cyanoacrylateとlipiodolを3:1に混合し,X線透視下に確認しながら3ヶ所に計6.0ml静脈瘤内に供血路,排血路が造影されるまで局注した。6日後の造影CTでは,静脈瘤から連続する供血路と排血路の一部にlipiodolの集積を認め,静脈瘤はほぼ硬化剤により置換されていた。透視下に硬化剤の注入範囲を確認しながら内視鏡的硬化療法を行うことで合併症なく,また追加治療を必要としない十分な十二指腸静脈瘤の治療が可能であった。