基本情報
- 所属
- 自治医科大学 附属病院医療の質向上・安全推進センター 教授附属病院 医療安全対策部 教授/部長
- 学位
- 医学博士(自治医科大学)
- J-GLOBAL ID
- 201401015434549790
- researchmap会員ID
- B000238124
経歴
4-
2015年4月 - 現在
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2013年4月 - 現在
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2013年4月 - 2016年3月
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2013年4月 - 2015年3月
学歴
1-
- 2002年3月
論文
84MISC
26-
心臓 44(6) 691-697 2012年トラスツズマブは乳癌などに使用される分子標的薬(抗ヒトモノクローナル抗体)であり, 副作用として心毒性が知られているが, その頻度や機序などに関して不明な点が多い. 症例は, 41歳, 女性. 左乳癌に対して乳房温存術を施行され, 補助化学療法としてドキソルビシンに続いてトラスツズマブの投与を開始された. 全18回の投与のうち14回を経過した時点で本症例はうっ血性心不全を発症した. ドキソルビシンの総投与量は220mg/m2であり適正投与量であることから, 心不全の原因としてドキソルビシンとトラスツズマブの併用による心毒性が考えられた. トラスツズマブの投与中止および利尿薬内服にて心不全は速やかに改善し, 現在β遮断薬を導入し経過観察中である. 今回われわれは, トラスツズマブの使用中に急性心不全をきたした1例を経験したので報告する.
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心臓 41(10) 1131-1135 2009年症例は63歳, 男性. 胸背部痛にて当院救急受診し, 造影CT上両側主肺動脈に血栓を認め急性肺血栓塞栓症と診断された. ヘパリンにて治療開始したが翌日心肺停止状態となり, 蘇生処置を行い経皮的心肺補助装置(percutaneous cardiopulmonary support; PCPS) 装着, カテーテルでの血栓破砕を行い循環動態は回復した. その後, 播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation syndrome; DIC) の状態となりヘパリンを一時中止し, DICが改善した第5病日よりヘパリン再開し継続していたが, 第14病日に右下肢の腫脹・疼痛が出現し, 下肢静脈血栓症の悪化を認めた. 血小板数は数日で半数近くへ減少しておりヘパリン起因性血小板減少症(heparin-induced thrombocytopenia; HIT) が疑われ, ヘパリンを中止しアルガトロバンを開始し, 症状の改善を認めた. 抗HIT抗体は陽性であった. ほかの血栓素因としてLA因子陽性で, ほかに基礎疾患がないことから原発性抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipid syndrome; APS) と考えられ, 原発性APSが素因となり急性肺血栓塞栓症を発症したと考えられた. APSを基礎疾患とした急性肺血栓塞栓症にHITを合併した稀な1例を経験したので報告する.
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Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 72 2008年10月20日
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日本血栓止血学会誌 = The Journal of Japanese Society on Thrombosis and Hemostasis 19(4) 478-484 2008年8月1日
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Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 71 2007年10月20日
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心臓 39(3) 12-19 2007年症例1:80歳,女性.急性心筋梗塞の疑いで入院.心電図はII,III,aVFにST上昇.心エコーで後下壁運動低下・心嚢液貯留あり.造影CTで大動脈解離は否定.冠動脈造影で左回旋枝狭窄病変を認めた.心タンポナーデを呈したため穿刺にて血性心嚢液排液し血行動態は改善.マルチスライスCTで左室後壁に菲薄化を認め,心筋シンチ・冠動脈狭窄部位と一致し心筋梗塞に伴う心破裂と診断.<BR>症例2:73歳,女性.胸背部痛で近医受診.心電図はII,III,aVFでST上昇.一時ショック状態となり当院搬送.造影CTでは大動脈解離は否定的であったが心嚢液貯留あり.心エコーでは壁運動異常なく血行動態も安定したため保存的に加療.マルチスライスCTでは左室後壁に菲薄化あり心破裂と診断.<BR>急性心筋梗塞の浸出性心破裂は臨床経過や心エコーのみでは確定診断に至らないことも多いわれはマルチスライスCTにて左室の菲薄化を明瞭に描出し心破裂の診断に至った2症例を経験したので報告する.
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自治医科大学紀要 29 254-255 2006年12月1日
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Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 70 2006年10月20日
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医学のあゆみ 192(1) 8-10 2000年1月1日