八木 淑之, 藤野 良三, 高井 茂治, 三木 仁司, 住友 正幸, 松山 和男, 尾形 頼彦, 中川 靖士, 金村 晋史, 兼田 裕司, 黒部 裕嗣, 寺内 明子
四国医学雑誌 59(1〜2) 68-73 2003年4月 査読有り
17歳女.嘔吐,摂食不良を主訴とした.乳児期から嘔吐の頻度が多かった.上部消化管透視,造影後腹部X線検査,腹部造影CT検査,腹部3D-CT検査の所見と経過から,長期にわたる極端な内臓下垂を伴った上腸間膜動脈性十二指腸閉塞症(SMA症候群)と診断した.手術適応と考えられ,腹腔鏡下に十二指腸第3部と空腸を経横行結腸間膜的に側々に吻合した.術後経過良好で,術後第5週の透視においても通過は良好であった.本症には術式も簡単で手術侵襲が少なく美容的にも優れている,経横行結腸間膜的腹腔鏡下十二指腸空腸吻合術がより適応と考えられた