基本情報
研究キーワード
1研究分野
1経歴
10-
2023年4月 - 現在
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2020年4月 - 2023年3月
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2017年4月 - 2020年3月
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2009年4月 - 2017年3月
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2008年4月 - 2009年3月
学歴
2-
- 2008年3月
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- 1995年3月
委員歴
17-
2023年5月 - 現在
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2022年10月 - 現在
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2020年7月 - 現在
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2020年7月 - 現在
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2020年4月 - 現在
論文
250-
Immunological Medicine 1-11 2024年11月28日
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Internal medicine (Tokyo, Japan) 2024年10月25日A 50-year-old man was diagnosed with type 1 autoimmune pancreatitis (AIP) following endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration (EUS-FNA) and a histopathological examination. After six months of untreated follow-up, the serum IgG4 level decreased, and the diffuse pancreatic enlargement improved; however, a pancreatic head mass became apparent. EUS-FNA of this mass revealed pancreatic ductal adenocarcinoma (PDAC) with IgG4-positive plasma cells. In addition, the resected specimen revealed PDAC, without any features of AIP. After pancreatoduodenectomy, AIP did not recur. The development of AIP in this case could be related to paraneoplastic syndrome.
MISC
184-
膵臓 38(2) 101-106 2023年4月膵癌診療ガイドラインが2022年に改訂された.診断法では,2019年版と比較して,クリニカルクエスチョン(CQ)に挙げられていた3項目を総論で紹介し,プレシジョンメディスンを含む10項目のCQ,1項目のコラムが追加された.総論で述べられていたリスクファクターから糖尿病,慢性膵炎,膵管内乳頭粘液性腫瘍,遺伝性リスクに関する新規の4項目のCQを作成した.また,健診,検診,人間ドックの果たす役割に関するコラムを追加した.一方,膵癌の診断において造影CTの有用性や有害事象はすでに一般的に知られているため,総論で述べることとなった.診断アルゴリズムのなかで,腹部超音波はファーストステップとして行うこととし,膵全体の描出に限界があることを明記した.病理診断全体の有用性に関するCQは総論へ移行する一方で,腹部超音波ガイド下穿刺生検および遺伝子異常診断目的の針生検に関する2項目のCQを追加した.(著者抄録)
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PANCREAS 51(6) 711-711 2022年7月
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Gastroenterological Endoscopy 64(7) 1371-1385 2022年7月【背景と目的】EUS-FNAは,様々な種類の消化器疾患の病理組織学的診断に用いられている.EUS-FNAによる有害事象がいくつか報告されているが,実際の有害事象の発生に関する実態は不明である.本研究の目的は,病理組織学的診断目的のEUS-FNAに関連する有害事象が発生した症例の現状を明らかにすることである.【方法】日本の三次医療機関におけるEUS-FNA関連有害事象症例について,臨床データ(基本患者情報,FNAの手技,EUS-FNA関連有害事象の種類,予後など)を後ろ向きに解析した.【結果】全EUS-FNA症例13,566例のうち,EUS-FNA関連有害事象が発生した合計症例数は234例であった.EUS-FNA関連有害事象の発生率は約1.7%であった.出血症例と膵炎症例が全有害事象のそれぞれ約49.1%と26.5%を占めた.最も一般的な有害事象は出血で,輸血を必要としたのは7例のみであった.神経内分泌腫瘍症例で最も頻度の高かった有害事象は膵炎であった.観察期間中,EUS-FNAによるneedle tract seedingが認められたのは,膵癌症例のわずか約0.1%であった.EUS-FNA関連有害事象による死亡は認められなかった.【結論】本研究により,病理組織学的診断目的のEUS-FNAに関連する有害事象は,発生率が低く,重症例も少ないことが明らかとなった.(著者抄録)
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消化器・肝臓内科 11(6) 669-674 2022年6月
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消化器・肝臓内科 11(5) 570-576 2022年5月
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臨床消化器内科 37(5) 535-540 2022年4月<文献概要>胆石はわが国における急性膵炎の二大成因の一つである.胆石性膵炎は,胆石や胆泥が共通管に嵌頓し胆汁とともに膵液の排出が障害されることで発生する.胆石性膵炎の診断では,血清膵酵素の上昇とともに肝胆道系酵素の上昇が認められ,胆管炎を併発することが多い.また,画像診断では,腹部超音波検査や腹部CTで総胆管結石が描出されれば胆石性膵炎の診断は容易であるが,結石が小さい場合や結石の乳頭通過後の場合には,超音波内視鏡など複数の検査を組み合わせて慎重に診断する必要がある.重症度の診断では,膵炎と胆管炎が併存しているため複合的な診断が求められる.胆石性膵炎の治療では,可能なかぎり早期に共通管を閉塞する胆石を除去することが求められるが,時間が経過し膵炎が重症化した場合には膵炎の治療が優先される.また,胆嚢結石を有する胆石性膵炎では,再発防止目的に,膵炎治療後の速やかな胆嚢摘出術が望ましい.
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自治医科大学紀要 44 7-13 2022年3月近年EUS(Endoscopic ultrasonography:EUS)が普及し膵疾患の超音波像が解明されつつあるが、病理組織学的な根拠が明らかではない超音波像も多い。膵切除検体の適切な病理組織標本作製を目的に、膵切除検体検索における超音波検査併用の有用性に関して検体超音波検査を施行した膵切除検体57例を対象として検討した。検体超音波検査を用いて病変の局在のマーキングを行った22例のうち、20例(91.0%)で正確なマーキングが可能であり、病理組織検索に有効であった。ホルマリン固定前は腫瘍内部構造の観察がしやすく、固定後は病変の描出や検査の準備が簡便であった。固定前後で腫瘍径に有意差を認めなかった(Paired t検定p=1)。病理組織標本の質に対する悪影響はなかった。検体超音波検査は補完的な位置付けとして、膵切除検体の病理学的検索に有用であることが示唆された。(著者抄録)
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消化器内科 3(11) 47-53 2021年11月膵癌診療ガイドラインでは、膵癌の細胞診、組織診が膵癌の確定診断法として推奨されている。切除不能膵癌に対する病理組織学的診断は、化学療法を行う上で必須である。切除可能膵癌では、ガイドラインにおける術前補助化学療法(neoadjuvant chemotherapy:NAC)の推奨に伴い、病理組織学的な確定診断が必要となった。超音波内視鏡下穿刺吸引法(Endoscopic ultrasound-fine needle aspiration:EUS-FNA)は、高い診断能を有することから膵癌の病理組織学的診断に広く用いられているが、NAC症例に対する安全性や有効性に関する検討は不十分である。近年、がん遺伝子パネル検査を用いたprecision medicineの進歩により、EUS-FNAによって採取した病理検体の質と量が求められるようになった。今後、症例毎の詳細な検討を積み重ねることにより、術前症例に対するEUS-FNAの是非やパネル診断におけるEUS-FNAの位置づけについて明らかにする必要がある。(著者抄録)
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胆道 34(4) 772-780 2020年10月症例は29歳男性.心窩部痛を主訴に近医受診し,血液生化学検査で肝胆道系酵素値の上昇と黄疸を認めた.造影CTで肝内胆管の拡張と肝門部胆管に腫瘍性病変を認めるとともに,MRCPで膵・胆管合流異常を認めた.腫瘍より乳頭側の胆管に拡張を認めず,非拡張型膵・胆管合流異常に合併した肝門部胆管癌(BismuthII)と診断し,肝拡大左葉切除・尾状葉切除・肝外胆管切除術を施行した.切除標本で肝門部に結節浸潤型の病変を認め,病理組織学的検討より浸潤癌部に連続する乳頭側の胆管上皮にbiliary intraepithelial neoplasia(BilIN)病変を認めた.非拡張型の膵・胆管合流異常では,胆嚢癌が高率に発症するとされるが,胆管癌の発症は多くない.本症例は30歳未満と若年発症した胆管癌症例であるが,職業性胆管癌の可能性は示唆されず,その発癌に膵・胆管合流異常が深く関与していたと考えられる.(著者抄録)
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消化器内科 2(4) 15-19 2020年4月日本では、これまで4回にわたり自己免疫性膵炎の全国疫学調査が行われている。2002年、2007年、2011年、2016年の1年間に受療した自己免疫性膵炎患者はそれぞれ1,700人、2,790人、5,745人、13,436人と推計されており、増加傾向にある。最新の2016年の全国調査によれば、有病患者数は10.1人/人口10万人、罹患率3.1人/人口10万人/年と推計されている。男女比は2.94:1で、平均年齢は68.1歳であった。診断時年齢は64.8歳であった。日本で多く報告されている自己免疫性膵炎はIgG4関連疾患の膵病変であり、病理組織学的にはlymphoplasmacytic sclerosing pancreatitis(LPSP)を呈する(1型自己免疫性膵炎)。一方、国際調査によれば、アジアに比べ欧米では病理組織学的に好中球上皮病変を特徴とする2型自己免疫性膵炎の頻度が高い。1型に比べ、2型は診断時年齢が若く、膵炎や腹痛を呈することが多く、炎症性腸疾患を合併することが多い。1型、2型のいずれもステロイド治療への反応性は良好であるが、1型は2型に比べ再燃率が高い。(著者抄録)
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消化器内視鏡 32(3) 324-327 2020年3月
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膵臓 35(1) 47-51 2020年2月膵癌診療ガイドラインが2019年7月に改訂された。疾患概念・診断法部門では、2016年版と比較して、一部を変更したうえで新設クリニカルクエスチョン(CQ)7項目、1コラムを追加し、合計14項目のCQおよび2つのコラムが作成された。「疾患概念」と、「診断法」の一部のCQは総論のなかで紹介することとなった。一方で、診断ストラテジーをより詳細に述べるために、「診断法」を「存在・確定診断」、「病期・切除可能性診断」に大別したうえで、ぞれぞれの画像検査に関するCQを作成し、特徴・位置付けを明瞭化した。特に、PET検査は、存在・確定診断には行わないことを提案するが、病期・切除可能性診断には行うことを提案することとなった。病理診断法についても、EUS-FNAおよびERCPに関するCQを追加し、それぞれの使い分けの指針を示すこととした。また、病診連携を生かした膵癌早期診断に関するコラムを記載した。(著者抄録)
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膵臓 35(1) 58-62 2020年2月『膵癌診療ガイドライン2019年版』では補助療法のCQが4つ設定された。「切除可能膵癌の治療法」内にRA1 術前補助療法、RA2 術後補助化学放射線療法、RA3 術後補助化学療法のCQが設定され、術中放射線療法のCQは総論に移った。また「切除可能境界膵癌の治療法」内にB3 術後補助化学療法のCQが新設された。RA1 術前補助療法については、冊子版では「行うべきか否かは明らかではない」とされたが、その後のエビデンスの追加により、「ゲムシタビン塩酸塩+S-1併用療法を行うことを提案する」と改訂された。RA2は2016年版と変更なく、RA3では新たなエビデンスに基づき「ゲムシタビン塩酸塩+カペシタビン併用療法およびmodified FOLFIRINOX療法を行うことを提案する」ことが追記された。B3には高いエビデンスはないが、改訂委員の賛成により「術後補助化学療法を行うことを提案する」旨記載された。(著者抄録)
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JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 34 809-809 2019年12月
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JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 34 112-112 2019年12月
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JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 34 297-297 2019年12月
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胆と膵 40(11) 971-975 2019年11月膵癌診療ガイドラインの改訂に伴い、膵癌の術前補助化学療法(neoadjuvant chemotherapy:NAC)症例の増加が予想される。NACを行うためには、施行前に組織学的な確定診断が必要となる。超音波内視鏡下穿刺吸引法(endoscopic ultrasonography-fine needle aspiration:EUS-FNA)は、高い診断能を有することから広く用いられているが、NAC症例に対する安全性や有効性に関する検討は不十分である。今後、症例ごとの詳細な検討を積み重ねることにより、EUS-FNAの是非について明らかにする必要がある。(著者抄録)
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胆道 33(3) 658-658 2019年10月
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超音波医学 46(Suppl.) S282-S282 2019年4月
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日本消化器病学会雑誌 116(4) 286-295 2019年4月長年の研究と多数例の経験から自己免疫性膵炎(autoimmune pancreatitis;AIP)の診断能が向上した。特に、画像診断における進歩はめざましく、腹部超音波検査、CT、MRI、FDG-PET、超音波内視鏡(endoscopic ultrasonography;EUS)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(endoscopic retrograde cholangio-pancreatography;ERCP)などを用いたAIPの診断に関する報告が多数認められる。超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-fine needle aspiration;EUS-FNA)による病理組織学的診断の精度も向上しつつある。これらの進歩を踏まえ、わが国のAIP臨床診断基準が2018年に改訂され、さらなる診断能の向上が期待される。(著者抄録)
書籍等出版物
6講演・口頭発表等
45-
International Pancreas Research Forum 2017 2017年10月28日
共同研究・競争的資金等の研究課題
5-
日本膵臓学会 プロジェクト研究 2020年12月 - 2022年12月
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日本学術振興協会 科研費 基盤研究(C)(一般) 2018年4月 - 2021年3月
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日本学術振興協会 科研費 基盤研究(C)(一般) 2013年4月 - 2015年3月
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日本学術振興会 科研費 若手研究B 2009年4月 - 2011年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2009年 - 2011年