研究者総覧

上野 まり (ウエノ マリ)

  • 老年看護学 教授
メールアドレス: mariuenojichi.ac.jp
Last Updated :2021/09/22

研究者情報

学位

  • 博士(看護学)(千葉大学大学院看護学研究科)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 在宅看護   訪問看護   

研究分野

  • ライフサイエンス / 高齢者看護学、地域看護学

経歴

  • 2019年04月 - 現在  自治医科大学看護学部教授

研究活動情報

論文

  • 荒木 晴美, 正野 逸子, 本田 彰子, 菊池 和子, 上野 まり, 栗本 一美, 平山 香代子, 王 麗華, 土平 俊子, 炭谷 靖子
    日本看護福祉学会誌 22 2 203 - 217 日本看護福祉学会 2017年03月 [査読無し][通常論文]
  • 上野 まり, 渋谷 得江, 岡村 圭子, 佐藤 美穂子
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 38 75 - 80 千葉大学大学院看護学研究科 2016年03月 [査読無し][通常論文]
     
    【研究目的】 東日本大震災後の応急仮設住宅に暮らす住民に対して,看護職が実施したアウトリーチの実態と住民の健康状態の変化を調べ,今後想定される大規模災害発生後の看護職による長期的な支援活動に資するための基礎資料とする.【研究方法】 被災地A市の応急仮設住宅に暮らす住民1,669名と看護職によるアウトリーチを研究対象とした.看護職が判断した住民個々の健康上の課題と住民の健康状態について,支援開始時と18か月後を比較することによりその変化を捉えた.その結果から被災住民への看護職によるアウトリーチのあり方を考察する.【結果】 看護職が継続して1か月以上支援した住民は39.2%でそのうち72.5%の住民には12か月以上支援していた.看護職は安否確認・持病の有無とその状況・受診勧奨・服薬管理など顕在する健康上の課題を把握し,3か月以内に約8割が解決されていた.しかし自殺企図・家庭内不和・アルコール依存症など潜在的課題は18か月後も約8割が未解決であった.また18か月後の時点で住民の日常生活上の課題は7割以上が安定したが,「健康悪化の予防」の達成率は3割未満と低く,各課題の安定には差が見られた.【考察】 被災住民には,生活環境の急激な悪化から持病が急速に悪化したり新たな病気に罹患する危険性がある.このような潜在する健康悪化のリスクに早期に気づき対処できる技術を磨き,多職種チームで課題解決に臨む態勢を整備することが支援の強化と有効な結果につながると考える.
  • 片平 伸子, 藤川 あや, 本田 亜起子, 上野 まり, 北岡 英子, 渡部 月子, 廣川 聖子
    日本地域看護学会誌 15 3 70 - 77 一般社団法人 日本地域看護学会 2013年 [査読無し][通常論文]
     
    目的:認知症高齢者グループホーム(以下,GH)と契約して利用者の健康管理を行っている訪問看護ステーション(以下,ST)からみた,GHとSTの連携の効果および課題を明らかにすることを目的に調査を行った.方法:医療連携体制加算を算定したGHと契約している2県のST管理者10人を対象として,インタビューガイドを用いた半構成的面接調査を行う.結果:STの管理者がとらえたGH-ST間の連携の効果としては,【GHの医療面への対応の機能が強化される】【利用者の受診の回数が減らせる】【利用者が適切な治療を受けられる】【介護職員の力量が向上する】【介護職員が安心・満足を得られる】【訪問看護師の力量の向上につながる】の6カテゴリーが抽出された.STの管理者がとらえたGH-ST間の連携の課題としては,【業務量に採算が伴わない】【GHとの契約がSTの業務に影響する】【介護職員の力量に課題がある】【情報共有に課題がある】【算定されるSTの活動が明らかでない】【STの活動評価がない】【GHでの看取りはむずかしい】【GHへの要望はない】の8カテゴリーが抽出された.考察:GH,ST双方に連携による効果があると考えられている一方,採算性の低さを含めて負担を感じているSTがあることが示された.
  • 板橋 裕子, 別所 遊子, 上野 まり
    日本地域看護学会誌 15 1 5 - 15 一般社団法人 日本地域看護学会 2012年 [査読無し][通常論文]
     
    目的:在宅で配偶者の排便介護をする男性介護者に焦点を当てて,排便介護状況,介護サービス等の利用状況および負担感と肯定感の特徴を明らかにし,訪問看護師が夫介護者の排便介護を援助するための基礎的知見を得ることを目的とした.方法:A県内7市24か所の訪問看護ステーションを利用している障害老人の寝たきり度ランクB・Cの療養者の排便介護をしている配偶者229人を対象に,無記名自記式の質問紙調査を実施した.調査内容は,介護者・被介護者特性と排便状況とその介護状況および排便介護の負担感と肯定感であり,有効回答140を男女の2群に分けて統計的に分析した.結果:夫介護者は妻介護者よりも排便介護の負担感の「ヘルパーや訪問看護師等の介護サービス費用がかさむ」および肯定感の「互いの思いやりが強くなった」と「恩返しのつもりで排便介護をしている」が有意に高かったが,「福祉用具購入資金援助制度利用」は有意に低かった.夫介護者は妻介護者よりも排便介護状況で服薬の調節と食事の工夫をすることが有意に少なく,排便介護を「訪問看護師」や「ヘルパー」に代行してもらう割合が有意に高かった.結論:訪問看護師は,夫介護者が排便コントロールのための服薬判断や調理を負担なく適切に行っているか確認し,夫介護者の恩返しや思いやり等の肯定感を維持し高め,あるいは経済的負担感を軽減するための情報を提供し活用できるような支援が必要である.
  • Yuko Hirano, Noriko Yamamoto-Mitani, Mari Ueno, Shiho Takemori, Masayo Kashiwagi, Izumi Sato, Noa Miyata, Mari Kimata, Hiroki Fukahori, Masako Yamada
    QUALITATIVE HEALTH RESEARCH 21 2 199 - 213 2011年02月 [査読有り][通常論文]
     
    In this article we describe our study of assistance for family decisions and caregiving by Japanese home care nurses to families of elderly relatives at the end of life. The participants were 31 nurses who had been evaluated as providing good end-of-life care. We carried out semistructured interviews concerning the practice of family support in two cases (cancer and noncancer). We conducted a qualitative analysis using the constant comparative approach and derived several categories inductively. Home care nurses are responsible for (a) estimating the possibility of dying at home, (b) visualizing what is coming and what can be done, (c) proposing where and how the family can say goodbye, (d) building family consensus, (e) coordinating resources, and (f) offering psychological support for end-of-life care. End-of-life family care by home care nurses is a process in which multiple components of care are provided with changing content as death approaches.
  • 佐藤 泉, 山田 雅子, 山本 則子, 竹森 志穂, 平野 優子, 宮田 乃有, 深堀 浩樹, 上野 まり, 柏木 聖代, 木全 真理
    日本看護科学会誌 31 1 68 - 76 公益社団法人 日本看護科学学会 2011年 [査読無し][通常論文]
     
    目的:在宅高齢者終末期の時期別期間とこの間に実施された訪問看護の頻度と体制について,がんとがん以外の事例を比較しつつ明らかにする.<br>方法:「良い」看護を提供していると判断される訪問看護ステーションの看護師31名から65歳以上のがん・がん以外の事例1件ずつ聴取し,終末期期間を分け「開始期」「維持期」「悪化期」「臨死期」について分析した.各期の期間・訪問頻度等を集計しがんとがん以外の事例を統計的に比較検討した.<br>結果:がん以外の事例はがん事例に比べ開始期と悪化期が有意に長く,長さは多様だった.訪問頻度はがん事例では臨死期から高く,がん以外の事例は悪化期から高くなった.緊急訪問はがん以外の事例の臨死期に約半数で実施されていた.<br>結論:がんとがん以外の事例で異なる経過と訪問看護の提供状況が見られ,事例毎に適切な看護が提供できるような制度上の工夫が看護師の技術向上とともに求められる.
  • 上野 まり, 間瀬 由記, 廣川 聖子
    神奈川県立保健福祉大学誌 7 1 3 - 13 神奈川県立保健福祉大学 2010年 [査読無し][通常論文]
  • 上野 まり, 廣川 聖子, 間瀬 由記
    神奈川県立保健福祉大学誌 6 1 3 - 11 神奈川県立保健福祉大学 2009年 [査読無し][通常論文]
  • 片平 伸子, 本田 亜起子, 上野 まり, 北岡 英子, 廣川 聖子, 渡部 月子, 竹田 由美子, 畑中 高子, 別所 遊子
    日本地域看護学会誌 12 1 59 - 64 一般社団法人 日本地域看護学会 2009年 [査読無し][通常論文]
     
    目的:認知症高齢者グループホーム(以下,GH)における入居者の健康管理病状の変化や事故への対応,看護体制に関する実態と課題を把握する.方法:神奈川県内のGH442施設を対象として郵送法による質問紙調査を行った.結果:175施設から回答があった(回収率39.6%).定期的な通院・往診が必要な入居者がいるGHは7割以上であり,日常的な医療処置として皮膚処置が49.7%,浣腸・摘便が19.4%の施設で行われていた.過去3カ月間に病状の変化や事故は延べ460件あり,76施設(43.4%)で救急搬送を行っていた.看護職員がいる施設は65施設(37.2%),医療連携体制加算を算定している施設は80施設(45.7%)だった.看護職員の有無や加算算定の有無により,病状の変化や事故への対応に差はなかった.加算を算定して訪問看護ステーションと契約中のGHは14施設あり,訪問看護の効果として「医療面の対応が充実した」「症状の判断に迷ったときに相談できる」など,課題として「医師の意見と異なることがあり,判断に困る」などがあげられた.考察:GH入居者の医療・看護のニーズは高いと推察されたが,加算を算定している施設は半数以下であり,GHの医療連携において看護師の充足には課題があると考えられた.また,GH入居者の健康管理に訪問看護が一定の役割を果たしていることが示唆された.
  • 上野 まり
    千葉看護学会会誌 6 1 42 - 48 千葉看護学会 2000年06月 [査読無し][通常論文]
     
    筆者自身が実施した訪問看護の3事例を用いて,訪問開始後の全援助過程における看護婦-対象の人間関係形成過程を明らかにした。そして看護婦と対象双方の感情のやりとりの場面を分析した。その結果,訪問看護婦と対象の二者関係は,看護婦側が発した働きかけを対象が受け入れる,対象が看護婦に働きかける,互いが理解を深め相手を思いやる,などの過程を経て形成され,その関係は毎回の訪問場面毎に深まったり,停滞するなど変化していた。また看護婦-対象関係に影響する要因も確認できた。看護婦-対象関係の形成過程は,より適切な看護援助を導き,安定した二者関係が対象側に効果的変化をもたらしていた。以上のことから,看護婦-対象関係の深まりに応じた援助の実施,看護行為に込められた看護婦の意図,患者と介護者の関係に配慮した看護介入,看護の責任性に基いた他職種との協働が,対象の生活の質の向上に関わっていることを確認した。The purpose of this study was to clarify the process in formation of nurse-client relationship on visiting nursing, and the factors concerned with this matter, and the changes of the clients through these process. The study is based on the nursing experiences made by the author's own practice of visiting nursing. The nurse-client relationship is focused on the "exchange of each feeling" in this study. The process of formation of their relationship starts when the client accepts the nursing care and then, he/she comes to relay on the visiting nurse. The nurse and client may apprehend each other and their relationship can promote a better understanding through the visitings. This relationship grows more intimate, or could becomes stagnent occasionally. It is influenced by the process of the relationship, consisted of such factors as each feeling, the ideas of the visiting nurse about her care giving, the patient's family's domestic relationship, and the partnership of the nurse and other care givers. It can be produced in the process of adequate nursing care, and a stable nurse-client relationship would affect the client's life more effectively. Accordingly, the following four are important factors in concerned with the quality of client's life; 1. Giving appropriate nursing care according to the process of nurse-client relationship. 2. The feelings and ideas of the visiting nurse concerning nurse care. 3. The professional nursing intervention into the patient's family relationship. 4. The partnership with the other care giver based on the responsibility of nurse profession.

書籍

MISC

  • 上野 まり, 小沼 絵理, 佐藤 美穂子 保健の科学 54 (11) 752 -759 2012年11月 [査読無し][通常論文]
  • 上野 まり, 窪川 眞佐美, 佐藤 美穂子 日本在宅ケア学会誌 15 (2) 13 -18 2012年02月 [査読無し][通常論文]
  • 佐藤 泉, 山本 則子, 竹森 志穂, 平野 優子, 宮田 乃有, 深堀 浩樹, 上野 まり, 柏木 聖代, 木全 真理, 山田 雅子 日本看護科学会誌 31 (1) 68 -76 2011年03月 [査読無し][通常論文]
  • 上野 まり コミュニティケア 12 (3) 60 -62 2010年03月 [査読無し][通常論文]
  • 赤沼 智子, 本田 彰子, 正野 逸子, 牛久保 美津子, 近藤 仁美, 栗本 一美, 上野 まり, 鈴木 育子 千葉大学看護学部紀要 (26) 45 -49 2004年03月 [査読無し][通常論文]
     
    著者らのこれまでの研究で,訪問看護師もその管理者にも高い学習ニーズがあることが明らかにされてきた.しかし,訪問看護という業務形態の特殊性等から,現任教育には様々な問題があり,訪問看護の持つ特殊性に合わせた職場内教育の必要性を確認した.そこで,訪問看護ステーションの管理者め実践教育に対する考え方を明確にすることを目的に調査を行った.その結果として,訪問看護師養成講習会等は9割近くのステーションが受講していることが分かった.その一方で,ステーションでは受講者が1人もいないところもあり,ばらつきがあった.また,非常勤職員は特に講習会の受講率が低く,病棟等の臨床経験だけで,訪問看護の即戦力として期待されていることが分かった.この様なことから,雇用形態の問題も踏まえて,非常勤職員へも可能な学習支援の必要性が示唆された.学習してほしい内容としては,ハイテクケアといわれるような技術や夕一ミナルケアの要望が高く,現代社会が訪問看護ステーションに求めているケア内容を反映していると考えられる.スタッフ育成上の問題では,「時間がない」「指導者がいない」ということがあがったが,これは管理者の多忙と共に,管理者の意識としてスタッフ育成の優先度が低いことも推察される.訪問看護ステーションでは基本的に,スタッフ育成には管理者が中心的にかかわるしかなく,その意識を高める必要性も分かった.スタッフ育成へのかかわり方としては,スタッフ個々の実践の場に管理者が立ち会うことが少ないので,スタッフの実践を適切に把握できる方法の重要性が示唆された.
  • 石垣 和子, 鈴木 育子, 上野 まり 保健の科学 43 (10) 797 -802 2001年10月 [査読無し][通常論文]


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