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武田 真一 (タケダ シンイチ)

  • 内科学講座(腎臓内科学部門) 准教授
Last Updated :2021/09/22

研究者情報

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研究キーワード

  • 細胞   移植・再生医療   移植   再生医療   細胞・組織   組織   

研究分野

  • ライフサイエンス / 腎臓内科学

経歴

  • 2007年 - 2008年  自治医科大学医学部助教

研究活動情報

MISC

  • 斎藤 修, 谷仲 由季, 斎藤 孝子, 武田 真一, 伊藤 千春, 佐々木 信博, 安藤 康宏, 草野 英二 自治医科大学紀要 34 1 -10 2012年03月 [査読無し][通常論文]
     
    【目的】2型糖尿病では骨密度の低下を伴わない骨の脆弱性が問題となっている。一方,2型糖尿病合併の透析患者では無形成骨が多いと報告されている。近年破骨細胞形成抑制因子(osteoprotegerin: OPG)が発見され,破骨細胞の分化を抑制するとされている。今回,我々は,透析患者において血中OPG濃度および各種骨代謝マーカーを測定し,2型糖尿病が透析患者の骨ミネラル代謝異常にどのような影響を及ぼしているかについて検討した。 【方法】維持血液透析下の男性患者52名を2型糖尿病(DM)群18名と非糖尿病群34名に分け,透析開始前に採血し,各種骨代謝マーカー[副甲状腺ホルモン(iPTH),アルミニウム(Al),アルカリフォスファターゼ(ALP),オステオカルシン(OC),酒石酸抵抗性酸フォスファターゼ(TRAP)]とOPGを測定した。骨量指標として透析後に腫骨超音波法にて超音波伝播速度を測定し,the speed of sound (SOS)で示した。 【結果】DM群のSOSは非糖尿病群に比して有意に低値だった。血中OPG濃度はDM群では有意に高値であり,iPTH, OC, TRAPは逆に低値を示した。Ca, P, Al, ALPは有意差を認めなかった。 【考察】透析施行中の2型糖尿病患者では非糖尿病患者に比べOPG濃度が有意に高値を示しているにも関わらず骨量が低下していることから,透析施行期では糖尿病による骨ミネラル代謝に及ぼす影響は腎機能正常期とは異なることが示唆された。
  • 小藤田 篤, 加藤 真紀, 秋元 哲, 高橋 秀明, 伊藤 千春, 武田 真一, 安藤 康宏, 武藤 重明, 湯村 和子, 草野 英二 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 42 (8) 587 -593 2009年08月 [査読無し][通常論文]
     
    ヘパリン起因性血小板減少症(heparin-induced thrombocytopenia;HIT)は近年本邦でも広く認知されるようになってきた.今回われわれは,シャント造設中のヘパリン投与後より出現した呼吸器症状がHIT診断の契機となった1透析症例を経験した.症例は81歳,女性.真性多血症の既往があり,糖尿病性腎症による慢性腎不全の進行のため,平成19年12月28日カテーテル挿入下に透析導入となった.9日後の内シャント造設術中のヘパリン静注直後より肺血栓塞栓症を思わせる胸痛,頻呼吸,低酸素血症が出現し,翌日には透析導入時に52.8×10<SUP>4</SUP>/μLであった血小板数が3.2×10<SUP>4</SUP>/μLまで著減した.画像上右内頸静脈カテーテル周囲の血栓および腎梗塞像を認めたが,肺血栓塞栓症の所見は確認されなかった.抗platelet factor 4(PF4)-ヘパリン抗体が陽性であることが判明し,ヘパリンを中止しargatrobanによる治療を開始したところ,持続していた呼吸器症状は消失し,血小板数も安定した.本症例におけるHITの診断の契機になった呼吸器症状は,各種画像検査にて肺血栓塞栓症と診断しえない病態として知られる偽性肺塞栓症によるものと判断した.従って,シャント造設時のヘパリン投与により肺血栓塞栓症を思わせる胸部症状が急速に出現した場合は,HITの可能性を念頭に置き精査を進める必要があると思われた.また,真性多血症の存在が本症例のHITの臨床経過に及ぼした影響は不明であるものの両者の合併は決して例外ではなく,真性多血症を伴った血液透析導入症例に遭遇した場合には,HITを含めた血栓症の発現の可能性を念頭に置きながら加療にあたることも重要であると考えられた.
  • 佐々木 信博, 武田 真一, 斎藤 孝子, 安藤 康宏, 草野 英二 The Japanese journal of nephrology 51 (4) 476 -483 2009年 [査読無し][通常論文]
     
    Purpose : Metabolic syndrome (Met S) is one of the risk factors of atherosclerotic vascular diseases related to visceral fat accumulation. However, it is well known that morbidity and mortality of hemodialysis (HD) patients are associated with malnutrition and emaciation rather than obesity, representing "reverse epidemiology". The risk of visceral fat accumulation or Met S in HD patients remains unclear. Therefore, we evaluated atherosclerosis and Met S in HD patients using various markers of obesity by means of bioelectrical impedance analysis (BIA) and brachial-ankle PWV (baPWV). Methods : The subjects comprised 52 patients who were undergoing maintenance dialysis. In addition to a general physical examination and routine blood tests, immunoreactive insulin (IRI), homeostasis model assessment for insulin resistance (HOMA-R), serum adiponectin (ADPN) and C-reactive protein (CRP) were measured before dialysis. Furthermore, we measured various body fluid components, such as the ratio of extracellular water to total body water (ECW/TBW), body fat mass (BFM), percent body fat (PBF) and visceral fat accumulation (BIA-VFA), using a body composition analyzer (InBody S20) and baPWV as a marker of atherosclerosis. Results : There was no significant difference between HD patients with and without Met S for baPWV. baPWV was positively correlated with age, systolic BP and ECW/TBW, and negatively correlated with serum albumin level, BMI and serum ADPN. However, no significant correlations were observed between baPWV and the durations of HD, Ca x P product, BIA-VFA, PBF, HOMA-R and CRP. The serum ADPN level was significantly lower in Met S than in non-Met S. In addition, the ADPN level was positively correlated with HDL-cholesterol, and negatively correlated with TG, HbA1c, CRP and various markers of obesity (Waist, BIA-VFA, BFM and PBF). In a multiple regression analysis for baPWV, the ECW/TBW ratio and serum ADPN level, as well as age and systolic BP, were independent predictors for the enhancement of baPWV in RD patients. Conclusion : The present study demonstrated that the ECW/TBW ratio and low serum ADPN level, but not Met S or obesity, could be risk factors for the acceleration of atherosclerosis in HD patients. In addition, the results showed that the relationship between ADPN, as an anti-atherosclerotic factor, and body fat or lipid metabolism were also maintained in HD patients.
  • 佐々木 信博, 上野 幸司, 白石 武, 吉村 章, 久野 宗寛, 武田 真一, 斎藤 孝子, 安藤 康宏, 草野 英二 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 41 (10) 723 -730 2008年10月 [査読無し][通常論文]
     
    近年われわれは,高精度体成分分析装置(InBody S20)を用いた生体電気インピーダンス(BIA法)が血液透析患者の体液量評価に有用であることを報告し,特に浮腫値(細胞外水分量(ECW)/体水分量(TBW))やInBody S20でのDW(BIA-DW)が,臨床的DW(Cl-DW)の一つの指標となることを報告した.今回われわれは,糖尿病,心不全,低アルブミン血症,透析低血圧例,肥満患者,透析期間,尿量維持患者などの各種疾患や病態別に透析後の浮腫値を中心に具体的なDW設定基準について検討を行った.対象は当院で維持透析を施行している57名で,透析前後でInBody S20による各種体液量と血液一般検査,透析後にhANP,BNP,胸部X線による心胸郭比(CTR),心臓超音波検査による下大静脈(IVC)径,左室駆出率(EF)などを測定した.全ての病態で浮腫値は透析後に有意に低下した(p<0.0001).透析後浮腫値は,血清Alb値と負の相関を示し(r=-0.720,p<0.0001),糖尿病群では非糖尿病群にくらべ有意に高値を示した(p<0.0001).そこで,糖尿病と低Alb血症の有無による4群での検討を行った.透析後浮腫値は,I群(DM(-),低Alb(-)):0.384±0.005にくらべ,II群(DM(-),低Alb(+)):0.397±0.013,III群(DM(+),低Alb(-)):0.398±0.011で有意に高値を示し(p<0.001),IV群(DM(+),低Alb(+)):0.404±0.012で最も高値を示した(p<0.0001).InBody S20で求められる理想的なDW(BIA-DW;浮腫値0.380のBW)と実際の臨床的DW(Cl-DW)は,強い正相関(r=0.996,p<0.0001)を示し,I群においてはその値はほぼ一致し,II群,III群においてはBIA-DWよりも0.5~0.8kg程度上乗せした体重が,IV群では1kg程度上乗せした体重がCl-DWとなることが示された.一方,浮腫値は,血圧,心機能,透析期間,尿量とは相関を認めなかった.InBody S20で求められる透析後浮腫値は,原疾患の有無にかかわらず,透析患者のDWの一指標となりうると考えられた.
  • 佐々木 信博, 吉村 章, 武田 真一, 斎藤 孝子, 久野 宗寛, 安藤 康宏, 草野 英二 肥満研究 : 日本肥満学会誌 = Journal of Japan Society for the Study of Obesity 14 (1) 10 -16 2008年04月 [査読無し][通常論文]
  • 武田 真一, 宮田 幸雄, 武藤 重明, 朝倉 伸司, 浅野 泰, 越智 雅典, 徳江 章彦, 草野 英二 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 39 (11) 1525 -1529 2006年11月 [査読無し][通常論文]
  • 清水 尚, 高橋 将文, 武田 真一, 田原 和典, 井上 成一朗, 吉野 浩之, 佐藤 友紀, 袴田 陽二, 金子 隆志, 竹吉 泉, 森下 靖雄, 小林 英司 日本外科学会雑誌 104 (0) 2003年04月 [査読無し][通常論文]
  • 武田 真一, 佐々木 信博, 伊藤 千春, 野崎 裕美, 井上 真, 増永 義則, 高野 隆一, 飯村 修, 安藤 康宏, 草野 英二, 浅野 泰 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 35 (4) 243 -248 2002年04月 [査読無し][通常論文]


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