研究者総覧

渡邉 賢治 (ワタナベ ケンジ)

  • 成人看護学 助教
Last Updated :2021/11/23

研究者情報

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研究分野

  • ライフサイエンス / 臨床看護学 / 難病看護学
  • ライフサイエンス / 臨床看護学 / 成人看護学

経歴

  • 2018年04月 - 現在  自治医科大学看護学部助教
  • 2014年04月 - 2018年03月  東京女子医科大学看護学部助教

所属学協会

  • 日本ルーラルナーシング学会   千葉看護学会   日本在宅ケア学会   日本看護学教育学会   日本エンドオブライフケア学会   日本看護科学学会   日本難病看護学会   

研究活動情報

論文

  • ゆらぐMNDの人々への「支援の適切さ」 病棟看護師の支援の意味づけ方
    渡邉 賢治, 高橋 良幸, 正木 治恵
    日本難病看護学会誌 20 3 177 - 189 (一社)日本難病看護学会 2016年03月 [査読有り][通常論文]
     
    我が国のMNDの人々は、延命治療に関する絶え間ない選択を迫られ、ゆらぎ続けている。MNDの人々の自律した選択を支えるために、入院中彼らと最も長い時間関わる病棟看護師への期待は少なくないが、看護師たちがどのような支援に適切さを意味づけているかは未だ明らかではない。その理由として、退院後もゆらぎ続ける患者のありようから支援を評価する困難さがあると考え、本研究では、患者の再入院の有無において特徴が異なる2つの病院の病棟の看護師計10名を対象とした面接調査を実施した。質的統合法による分析の結果、異なる背景をもつ病棟看護師にも、支援の適切さについて類似した意味づけ方があることが明らかになった。MNDの人々が病棟看護師をより頼らなくなるとき、研究協力者たちは支援の適切さをより明らかに意味づけていた。本研究の結果は「control」に関するMNDの人々の研究結果に通底するものがあり、支援の論理の新たな側面を示唆するものであった。(著者抄録)

書籍

講演・口頭発表等

  • ALSの人々のLoss of controlへの支援  [通常講演]
    渡邉賢治
    第2回 日本エンドオブライフケア学会 2018年09月 ポスター発表

MISC

  • コミュニケーション困難となるALS患者に対する訪問看護師の実践における知覚
    渡邉賢治, 春山早苗 千葉看護学会学術集会 27th 36 -36 2021年09月 [査読有り][通常論文]
  • Kenji Watanabe 24th East Asian Forum of Nursing Scholars 2021 2021年04月 [査読有り][通常論文]
     
    Objectives: Treatment guidelines recognize the importance of gastric tube (G-tube) placement in amyotrophic lateral sclerosis (ALS) patients. However, the effects of a G-tube on the patients’ quality of life (QOL) are still unclear. Previous studies have revealed that ALS patients’ quality of life is determined by their social values. Therefore, this review investigated the sociological outcomes reported by G-tube studies that investigated the QOL of patients living with ALS. Methods: The literature review was conducted through PubMed (2016–2020) using the keywords “ALS” and “QOL.” Articles written in English were included, while a review article was excluded. Of 95 studies that were found through the search, four from Australia, Brazil, the Netherlands, and the US met the review’s criteria. Results: The studies investigated QOL using questionnaires and interviews. One study suggested that using a G-tube increased QOL, two stated that the G-tube maintained QOL, and one found that the G-tube decreased QOL. In Australia and Brazil, patients did not have timely access to doctors when they wished to start a G-tube, and made patients’ QOL decrease. In all four countries, patients were reluctant to use a G-tube when their families were responsible for its care. Finally, in Australia, Brazil, and the Netherlands in which eating is a symbol of well-being, the G-tube signified powerlessness instead of a tool for prolongation of survival. However, family members and healthcare providers in these countries reminded patients of their eating difficulties, which cost time and fatigued the patients. For patients who received this feedback, the G-tube was more positively perceived. Conclusions: The effects of G-tubes cannot be adequately measured by a single assessment like QOL. Nurses must also understand ALS patients’ values, including their sociocultural influences. KEYWORDS: Amyotrophic Lateral Sclerosis, Quality of Life, Sociological effects
  • Kenji WATANABE 5th International online conference on nursing and midwifery 2020 46 -46 2020年11月 [査読有り][通常論文]
     
    [BACKGROUND] ALS guidelines recognize the importance of establishing a scale for the quality of life (QOL) of amyotrophic lateral sclerosis (ALS) patients: the patient-reported outcome measure (PROM). However, guidelines do not question but rather treat proxies’ answers to the questionnaire in the same manner as an ALS patient’s reply because the literal meaning of proxy suggests that proxy refers to a person who knows the ALS patient well (family member, nurses, or care givers). [AIM] To review all answers obtained from proxies and identify improvements for ALS patient QOL outcomes. [METHODOLOGY] The literature review is conducted through PubMed (2010–2020): based on the keywords “ALS” and “QOL.” [RESULTS] Reviewing 208 studies, 19 met the criteria for this study. However, three issues arise. First, 16 of 19 studies do not describe whether participants included proxies at all. The remaining three studies do not reveal participant details (total number of proxy participants, proxy ages, and health status of proxies, such as back-pain or depression). Second, all 19 studies handle the respondents the same way, which means that responses from ALS patients and responses from proxies are equal, and these respondents answer the following questionnaires: Europol 5 dimensions 5-level (EQ-5D-5L), Swallowing Quality of Life questionnaire (SWAL-QOL), and the original numerical rating scale (eleven-point format, 0–10). These studies conclude a correlation between the ALS functional rating scale-revised (ALSFRS-R), penetration-aspiration scale (PAS) scores, and the wish of patients to discuss suicide with a physician. Third, these studies do not refer to confound variables that proxy responses might include their biases. Patients tend to compare themselves to other patients, whereas proxies make comparisons between the patient’s current and past condition. [CONCLUSION] Regarding ALS patient-reported outcomes, ALS patient answers are never the same as answers from proxies. Re-evaluating the measurement for ALS QOL is a necessity in scaling PROM. Keywords: amyotrophic lateral sclerosis (ALS), quality of life (QOL), proxy, patient-reported outcome measure (PROM)
  • 渡邉 賢治, 春山 早苗 日本難病看護学会誌 25 (1) 105 -105 2020年10月 [査読有り][通常論文]
  • 白木智子, 水野敏子, 坂井志麻, 原沢のぞみ, 佐藤直子, 成澤明, 渡邉賢治, 小池愛弓, 長江弘子, 山田雅子 日本在宅ケア学会学術集会講演集 23rd 177 2018年06月 [査読無し][通常論文]
  • 長江弘子, 谷垣靜子, 乗越千枝, 坂井志麻, 片山陽子, 岡田麻里, 渡邉賢治, 酒井昌子, 川添恵理子, 照井レナ, 仁科祐子, 小池愛美 日本在宅ケア学会学術集会講演集 23rd 53 2018年06月 [査読無し][通常論文]
  • 渡邉 賢治, 小池 愛弓, 坂井 志麻, 原沢 のぞみ, 長江 弘子 訪問看護と介護 22 (4) 326 -331 2017年04月 [査読無し][通常論文]
  • Development of an end of life home care model for elderly persons living alone
    水野敏子, 坂井志麻, 原沢のぞみ, 成澤明, 渡邉賢治, 山田雅子 Barcelona ICN Congress 2017 2017年 [査読無し][通常論文]
  • The training Evaluations of the Continuing Nursing Management (CNM) Educational Program for Nurses that Continuing Care in Japan
    小池愛弓, 渡邉賢治, 長江弘子 Barcelona ICN Congress 2017 2017年 [査読無し][通常論文]
  • ALS患者と援助者のcontrolが入れ替わる支援に関する文献レビュー
    渡邉 賢治 日本難病看護学会誌 21 (1) 99 -99 2016年07月 [査読有り][通常論文]
  • 渡邉賢治, 水野敏子, 坂井志麻, 原沢のぞみ, 成澤明, 山田雅子 日本看護科学学会学術集会講演集 35th 430 2015年11月 [査読無し][通常論文]
  • 延命治療の選択をするMND患者との相互作用を通した病棟看護師の支援
    渡邉 賢治 日本難病看護学会誌 19 (1) 51 -51 2014年07月 [査読有り][通常論文]
  • 正木 治恵, 屋久 裕介, 渡邉 賢治 千葉大学大学院看護学研究科紀要 (35) 31 -36 2013年03月 [査読有り][通常論文]
     
    2012年8月30日~10月7日にスペイン・マドリードで開催された世界規模の学生建築コンペティション「ソーラー・デカスロン・ヨーロッパ2012」 に看護学研究科大学院生2名が派遣された.本大会は生活に必要なエネルギーを全て太陽光でまかなう次世代住宅の建築の評価を競うもので,建物の設計・施工・解体,大会期間中の審査対応,協賛企業の募集等すべてを学生主体で行うものである.学生ソーラー建築の「オリンピック」とも呼ばれるもので,本大会は10年ほど前から開催されていたが日本の出場歴はなく,今回千葉大学が日本代表として大会初出場となった.このプロジェクトの中心は工学研究科であるが,千葉大学の総合大学としての特色を活かし,文学部・教育学部・理学研究科・園芸学研究科なども関わっており,看護学研究科は長期に渡る海外滞在中の健康安全管理を担う目的で参加の運びとなった.本報告では看護学研究科大学院生による看護職としての臨床経験を活かした活動や,大会プロジェクト参加から示唆された学際的・国際的活動の意義について報告する.
  • 多発性硬化症患者のインターフェロン治療に関する文献検討
    亀石 千園, 渡邉 賢治, 田所 良之 日本看護科学学会学術集会講演集 32回 488 -488 2012年11月 [査読有り][通常論文]

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 渡邉 賢治, 春山 早苗
  • 中堅看護師の臨床判断を強化する患者アウトカム評価ツールの作成
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 高橋 良幸, 谷本 真理子, 渡邉 賢治, 坂本 明子
  • 「独り暮らし」高齢者の在宅死を可能にする訪問看護モデルの有効性の検証
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 水野 敏子, 長江 弘子, 原沢 のぞみ, 金原 京子, 山田 雅子, 坂井 志麻, 渡邉 賢治, 成澤 明, 佐藤 直子, 小池 愛弓, 白木 智子
     
    高齢者は自宅で最期を迎えたいと希望するものが多いが、高齢者の独り暮らしが多い現状も加わり、自宅で最期を迎えることは難しい現状にある。今後、高齢者の独り暮らしの増加を鑑み、最期の療養場所として、高齢者が自宅で最期を迎えたいと希望したときには、選択肢の一つになるよう支援を検討したいと考えた。そこで、「独り暮らし」高齢者の在宅での看取りを経験した訪問看護師へのインタビューから「独り暮らし」高齢者の在宅死を可能にする訪問看護モデルを作成し、エキスパートによるフォーカスグループインタビューやデルファイ法による訪問看護モデルの精錬を行ってきた。平成30年度の7月には訪問看護認定看護師や在宅看護専門看護師等に実施したデルファイ法による調査結果を在宅ケア学会に発表した。 平成30年度は訪問看護モデルの検証研究に用いる、研究協力者の条件、データ収集内容と方法、評価項目、分析方法等考案した。その結果、研究協力者である訪問看護師の負担が大きいことが明確になり、実現可能性を考え、縁故法で研究協力の依頼をすることにした。そして、正確な情報を得るためには研究協力看護師に研修が必要と考えた。 平成30年度.令和元年度は、本研究で作成された「独り暮らし」の在宅死を可能にする訪問看護モデルの有効性を検証する。研究分担者を含めた各大学の倫理委員会の研究計画書の承認を待って研究に着手した。人生の最終段階にある「独り暮らし」高齢者を訪問看護しているステーションに依頼し、承諾が得られたステーションに研究の主旨とデータ収集の方法についてシミュレーションを用いた研修を行い、正確なデータ収集ができるようにした。データ収集を令和元年10月まで継続予定である。
  • 市民と専門職で協働する日本型対話促進ACP介入モデルの構築とエビデンスの確立
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    研究期間 : 2015年04月 -2020年03月 
    代表者 : 長江 弘子, 田村 恵子, 宮下 光令, 森田 達也, 原沢 のぞみ, 岩崎 孝子, 竹之内 沙弥香, 坂井 志麻, 片山 陽子, 渡邉 賢治, 乗越 千枝, 足立 智孝, 池田 真理, 谷垣 靜子, 酒井 昌子, 高橋 在也, 仁科 祐子
     
    本研究の目的は、地域で、市民と専門職が自身の問題として自分はどう生きたいか、何を大切にしているのかについて考え、表現し 、誰かに伝えるという体験を通して自己の価値や生き方を表明するための準備能力を高めるプログラムを開発することである。さらに開発したプログラムを実施することにより自己の価値や生き方を表明するための準備能力や行動変容への効果を検証し日本型対話促進アドバンス・ケア・プランニング(ACP)モデルを構築することを目的としている。 本年度は、平成31年度の前向き教育介入による本試験に向けてパイロットスタディを実施する。 その目的は、自己の価値や生き方を表明するための準備能力を高めるプログラムの暫定版を実施し、プログラムの妥当性を評価する。また本研究班が独自に開発している自己の価値や生き方を表明するための準備能力の測定尺度の有用性を検討することである。 その結果、自己の価値や生き方を表明するための準備能力を高めるプログラムの妥当性は概ね確認された。しかしながら、効果測定に用いていた尺度得点や行動変容に関しては、サンプル数の不足や測定時期の適切性を再検討する必要がある。一方、本研究で開発した自己の価値や生き方を表明するための準備能力の測定尺度については、Web調査を活用し、内容妥当性、併存妥当性が確認された。 次年度は、今年度の課題をクリアする研究デザインとサンプル数の確保により、市民と専門職が協働する日本型対話促進アドバンス・ケア・プランニング(ACP)モデルを構築することを目指す予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 長江 弘子, 片山 陽子, 酒井 昌子, 吉江 悟, 岩本 大希, 藤野 泰平, 蒔田 麻友子, 池田 真理, 坂井 志麻, 原沢 のぞみ, 渡邊 賢治, 小池 愛弓
     
    本研究は、訪問看護のサービスプロセスを可視化する記録システムとして日本語版オマハシステム・ユーザーズガイドブック2017.と記録のIT化に向けて入力ソフトウエアを開発した。在宅ケアにかかわる方々へ広く普及するため専門雑誌「訪問看護と介護」に22回の連載、オマハシステム体験セミナーを開催し実践家に周知を図った。その結果、4か所の事業所が記録システムとして活用し研究協力者として実際のデータ収集を開始している。いまだ十分なサンプル数が確保できないが仮の分析では有効な結果があり、今後の実用化への期待が見込まれる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 渡邉 賢治
     
    本研究では、訪問看護師への半構造的面接により、Loss of controlに至るALSの人々への支援を検討した。質的統合法による分析の結果、訪問看護師は、ALSの人々は症状の進行とともに身体機能を失いつつも、日々新しい生活を営む方法を獲得し続けており、ALSの人々はコントロールを発揮し続けていると捉えていた。そして、獲得し続けるALSの人々の姿を彼らの周囲の人々に気付かせ、またALSの人々に自分のケアチームを構築する意義に気付かせることは、彼らにコントロールを実感させる支援となることが示唆された。今後、本研究によって得られた仮説の検証により、支援の構造を明らかにしていきたい。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 水野 敏子, 山田 雅子, 坂井 志麻, 原沢 のぞみ, 成澤 明, 渡邉 賢治, 小山 千加代
     
    3734か所の訪問看護ステーションを対象に郵送調査を実施し、在宅で最期を迎えた「独り暮らし」高齢者は、悪性腫瘍を有し介護度は高いが認知機能が比較的保たれている傾向にあることや、家族がサポートしている事例や重度の認知症であっても自宅で亡くなる事例もあることが明らかになった。 また面接調査および事例検討会を経て、「独り暮らし」高齢者の在宅死を可能にする看護師の援助は【本人が今のままで過ごせるよう工夫しながらケアする】、【生活状況から苦痛の程度を判断し緩和する】ことを柱として、【誰もが納得した最期を迎えられるように専門職/非専門職を含めたチームケアを推進する】3つの中核カテゴリーに集約された。


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